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【四川大地震】約100時間のサバイバル 生死を分けた飲尿 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:四川大地震
しかし、北川県では、発生から約119時間ぶりに救出された69歳の男性もいた。什●(=方ヘンにおおざと)(じゅうほう)市で救助された会社員、劉徳雲さん(51)は救助隊に発見された際、コンクリート片にはさまれた左足を抜き出そうと何度も試みたがうまくいかなかった。太ももを切断して救出された。劉さんの娘は「100時間埋められたが父は強い意志を持ち続けた」と話す。
中国の通信社、中国新聞社(電子版)によると、中国減災防御学会の金磊(らい)副秘書長は「外傷がない状況ならば、被災から72時間後の死亡率と生存率はともに50%で、100時間後でも生存率は40%。7日目になって初めて17%に落ちるが、国際的には12日後でも生存していた例がかなりある」と指摘する。
尿を飲んで生き延びた彭さんは、左腕を骨折し、大腿(だいたい)部に軽傷を負ったものの、精神的にタフだった。
「自分の信念を貫く限り、さらに1分生きながらえるし、救出されるチャンスが増える」。