アメリカ政府は16日、北朝鮮に対し50万トンに上る食糧支援を行うと発表しました。打ち切り以来2年半ぶりの支援再開です。
この食糧支援は来月からむこう1年間続けられるもので、40万トンがWFP=世界食糧計画、10万トンがアメリカのNGOを通じて実施されます。
アメリカは「支援物資の配給方法に不適切な点がある」などとして、2005年に食糧支援をいったん打ち切りましたが、今回、配給監視体制について北朝鮮側と大枠で合意したとして支援を決定しました。
米朝間では現在、6か国協議に基づく北朝鮮の核申告をめぐる協議が大詰めを迎えており、この時期の食糧支援の決定はこの合意に向けた環境づくりの狙いもあるとみられています。(17日03:20)