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世界競争力:韓国、大学進学率4位もレベルは53位=IMD

55カ国を対象に調査

 韓国の大学進学率は世界でも最高レベルだが、大学教育の質的レベルは最下位の圏内にあることが明らかになった。

 スイスの国際経営開発院(IMD)が発表した2008年度の「世界競争力年次報告書」によると、大学教育の質的レベルを評価する指標の一つである「競争社会の要求に対する大学教育の適合度」で、韓国は55カ国中53位だった。一方高等教育(大学)の履修率は4位と上位を占めた。

 IMDは毎年、経済協力開発機構(OECD)の資料などを基に国別の教育・科学における競争力のランキングを発表している。最も最近のOECD資料は2007年にまとめられた統計で、05年の国別の教育・科学の状況を反映しているものだ。

 韓国全体の教育における競争力のレベルは55カ国中35位で、昨年の29位から6ランクもダウンした。04年には60カ国中44位、05年40位、06年42位(61カ国中)を記録し、昨年は55カ国中29位と一旦は上昇していたが、再び順位が落ち込んでしまったのだ。

 各国の教育における競争力は、教育制度が競争社会の要求に適合しているか、また一定レベル以上のエンジニアをどれだけ輩出しているか、さらに企業と大学との知的財産の共有の度合いなどにより評価が行われている。

安晳培(アン・ソクベ)記者

チョ・ホジン記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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