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<J1サポーター>浦和側がガンバ側を3時間閉じ込める

5月17日21時4分配信 毎日新聞


<J1サポーター>浦和側がガンバ側を3時間閉じ込める

試合終了後、スタジアム周辺を取り囲んだレッズサポーター=さいたまスタジアム、2008年5月17日午後5時59分、飼手勇介撮影

 埼玉スタジアム(さいたま市)で17日あったサッカーJ1、浦和レッズ対ガンバ大阪の試合終了後、興奮した双方のサポーターが険悪な雰囲気となり、約2万人(埼玉県警調べ)の浦和サポーターがスタジアムを包囲、約1500人(同)のガンバサポーターを閉じ込める騒ぎになった。約3時間後、浦和レッズが用意したバス約20台で脱出した。

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 試合はガンバが3対2で勝ったが、試合中からの騒然とした雰囲気が爆発。双方が物を投げ合うなどした。約2時間後の午後6時になっても、スタジアムの周囲に浦和サポーターが居座り、罵声(ばせい)を浴びせ続け、ガンバサポーターは出られないまま。このため浦和レッズは急きょ臨時バスを用意。ガンバサポーターは約40分後、ユニホームなどを脱ぎ、応援旗を隠して県警機動隊員らに誘導され、バスに乗り込んだ。千葉県流山市から家族3人で来た会社員男性(30)は「3歳の長女がいるのに水も買えなかった。怖かった。どっちのサポーターも悪い」と疲れ切った様子。埼玉県川口市の主婦(49)は「ピッチ外でこんなことになるなんて」と声を落とした。

 一方、同時刻ごろ、「ガンバサポーターの代表者がレッズサポーターの代表者に謝罪した」との浦和レッズ幹部の呼びかけを機に浦和サポーターは帰宅を始めた。同県春日部市の会社員男性(41)は「試合中からガンバ側は浦和側にペットボトルを投げ込み、子供に当たったりしていた。試合後は浦和サポーターが警備員の制止を振り切ってガンバ側になだれ込み、仲間からもブーイングが起きた」と話した。

 17日夜、取材に応じた浦和レッズの藤口光紀社長によると、騒ぎの発端は試合前にガンバサポーターが投げた水風船が浦和サポーターの子供に当たったことだった。藤口社長は「その仕返しから物を投げ合うのは良くない。こんな事態になって残念」と苦渋の表情。また、試合後、ガンバの選手がアウェー(相手の本拠地)にもかかわらず、ピッチ内で円陣を組み、跳びはねたことに触れ、「挑発に取られかねない行為は避けるべきだとガンバ側と話をした」と述べた。

 浦和東署によると、午後4時半ごろ、ガンバサポーターの男性(35)が押されてスタンドからグラウンドに落ちて右足を骨折し、搬送された。【山崎征克、飼手勇介、江連能弘】

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最終更新:5月17日23時23分

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