「ヤングジャンプ」(集英社)「週刊モーニング」(講談社)など出版社を超えた青年マンガ7誌で、「専務 島耕作」の島耕作や「サラリーマン金太郎」の矢島金太郎、「働きマン」の松方弘子ら12作品の人気キャラクターを使ったユニークな広告が展開され、話題を呼んでいる。
企画は、サントリーの缶コーヒー「ボス」のイメージ広告の一環。缶コーヒーの愛飲者が青年誌に多いことから昨春、青年マンガ誌でマンガ風のタイアップ広告を実施し、簡単なストーリーの中に缶コーヒーを登場させた。今回は、違う形でみせようと、缶コーヒーをよりクローズアップし、人気キャラクターがボスを応援している。
12作品のうち10作品は雑誌の見開き2ページを使ったカラー広告で、「専務 島耕作」では、島耕作が1ページ全段ぶちぬきで登場。「『世界の初芝』か 俺自身にとっても大きな挑戦だな」と決意を語り、隣のページの下半分には缶コーヒーが置かれている。商品の宣伝とともに、挑戦する人へのエールにもなっている。
広告は4月7日の「空手小公子小日向海流」(ヤングマガジン、講談社)から5月15日の「タフ」(ヤングジャンプ、集英社)まで5週間、毎週1~4誌に掲載していた。【河村成浩】
2008年5月16日