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ムツゴロウさん書類送検…「動物王国」スタッフ給料遅配

 「給料遅いよ、ムツゴロウさん!」―。作家の畑正憲氏(73)の個人事務所が、昨年閉園した「東京ムツゴロウ動物王国」(東京都あきる野市)を運営していた際、同園スタッフに賃金を支払わなかったとして、青梅労働基準監督署は16日、労働基準法違反の疑いで同事務所と畑氏らを書類送検した。突然浮上したシビアな経営トラブルにムツゴロウさん本人も衝撃を受けているという。

 青梅労働基準監督署が労働基準法違反の疑いで東京地検八王子支部に書類送検したのは、畑氏の個人事務所「ムツプロ」(北海道中標津町)と事務所社長を務める畑氏と労務管理責任者(38)の2人。

 調べによると、ムツプロは動物王国の従業員18人の昨年6~8月分の賃金計約925万円を所定の日に支払わなかった疑いが持たれている。

 昨年5月末の時点で600万円以上の不払い賃金があり、青梅労基署が文書で是正勧告した。再三の指導にも改善されなかったという。不払い分は、閉園後の同年12月までに全額が支払われた。

 ムツプロの代理人弁護士は「従業員への賃金を既に支払い終えており、労基署の見解とは相違がある。畑さんが有名人だから見せしめ的に書類送検されたのではないか」とコメント。青梅労基署は「給与が支払い済みでも給与遅配が慢性化していたことが労基法違反と認められるため、送検に踏み切った」と説明している。

 動物王国は、1972年に畑氏が一家で移住した北海道浜中町に100万坪の敷地を借りて建国。多くの動物たちに囲まれながら文筆を進める拠点としていた。しかし2002年に移転話が浮上。千葉県流山市が移転先に挙がったが、住民の反対などにあって頓挫(とんざ)。曲折の末、04年7月に東京・あきる野市に開園した。

 犬や馬などの動物と触れ合う場として、年間30万人と見込んだ入場者数だったが、実際は10万人程度に低迷。そのため、当時の運営会社「グローカル二十一」は06年7月に事実上倒産していた。その後はムツプロが従業員の給与支払いなど運営を継承。この際も、青梅労基署は昨年10月、グローカル二十一も労基法違反の疑いで書類送検している。

 “国王”の畑氏も月1回のペースで王国で講演を行うなど懸命にテコ入れしたが、経営難は変わらず昨年11月に閉園。数頭いた馬などは北海道中標津町などの牧場に引っ越した。

 過去にはライオンに手をかまれても笑顔を絶やさなかったムツゴロウさんだが、さすがに今回の事態には「大変落ち込んでいた様子だった」(関係者)という。

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(2008年5月17日06時01分  スポーツ報知)

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