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フラメンコ:ラテン音楽との融合をテーマに 小島章司が公演

 ラテン音楽がいかにフラメンコに融合してきたかを示す舞台公演「小島章司フラメンコ2008・越境者」が9~11日、東京・六本木の俳優座で行われる。

 小島は半世紀を超える公演生活の中で、初めてラテン音楽をテーマにした舞台を企画した。キューバ、アルゼンチンなど19~20世紀のラテン音楽とスペインのフラメンコが相互に影響を及ぼしてきた、と考えるからだ。

 「音楽は国を超えて影響し合い、行ってきたものがまた帰ってくることもある。そういう意味で芸術は越境者だ」と小島。

 「スペインに渡り、フラメンコに一生をささげてきた私も越境者の一人。今や国境だけではなく、民族や男女の壁を乗り越えていこうという表現が進行中だ。フラメンコという大樹が茂って、新たな創造に向かっている姿を示したい」

 深い精神性を追求する小島らしい舞台になりそう。スペインからバイレ(踊り)のダビ・ロメーロ、エバ・サンティアゴ、ルベン・カスターニョ、カンテ(歌)のエル・ピクーオらが客演。音楽監督はチクエロ。問い合わせは公演事務局(03・3498・0923)へ。【網谷隆司郎】

毎日新聞 2008年5月8日 東京夕刊

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