実用性はそのままに、脚部の重量1キロを実現。

「スリックUltra1(ウルトラワン)シリーズ」の発表について

主な仕様/主な特長

スリック株式会社(代表取締役 山中 徹)では、2008年3月19日より東京ビッグサイトにて開催されるフォトイメージングエキスポ2008(PIE2008)にて、新製品「ULTRA1(ウルトラ ワン)シリーズ」を展示、好評を得ました。
製品の発売開始は5月24日です。

>製品発売遅延のお詫び


1990年代半ばから、各社が「カーボン三脚」の製造を開始いたしましたがこれまで、アルミ製三脚と比較し、3割程度の軽量化にとどまっております。スリックでは、一眼レフ+望遠レンズの使用において十分な安定性が得られる「中型クラス」のパイプ径27.2mmクラスの脚部の重量を1kgとすべく研究開発を行って参りましたが、このほど「エレベーターをなくし、さらなる軽量化を追求する」ことで実現いたしました。
カーボン製の3段、4段モデルに合わせて、スリック独自のAMT(アルミ・マグネシウム・チタン合金)による5段モデルもラインナップ。新型自由雲台とセットし、製品化いたしました。

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画像 UL-104カーボン 960KB
画像 UL-105AMT 892KB
画像 SBH-200DQ 984KB

2008年2月29日

UL-103カーボン

UL-104カーボン

UL-105AMT

SBH−200 DQ
■発売概要
商品名 スリック UL-103カーボン
発売予定日 2008年 5月24日
5月20日から変更となりました
希望小売価格 77,300円(税別) 付属品:ケース、ストラップ、ストーンバッグ
商品名 スリック UL-104カーボン
発売予定日 2008年 5月24日
5月20日から変更となりました
希望小売価格 82,100円(税別) 付属品:ケース、ストラップ、ストーンバッグ
商品名 スリック UL-105AMT
発売予定日 2008年 5月24日
5月20日から変更となりました
希望小売価格 40,500円(税別) 付属品:ケース、ストラップ
商品名 スリック SBH-200 DQ
発売予定日 2008年 7月20日
5月20日から変更となりました
希望小売価格 9,800円(税別)

■主な仕様

製品名 UL-103カーボン UL-104カーボン UL-105AMT
希望小売価格(税別) \77,300 \82,100 \40,500
JANコード
4906752-
105511 105528 101421
全高 1,405mm 1,385mm 1,360mm
地上最低高 173mm 165mm 160mm
縮長 670mm 565mm 522mm
最大パイプ径 27.2mm 27.2mm 26.8mm
段数 3段 4段 5段
重さ 1,340g 1,360g 1,450g
付属品 ケース
ストラップ
ストーンバッグ
ケース
ストラップ
ストーンバッグ
ケース
ストラップ
脚のみ製品名 UL-103カーボン脚 UL-104カーボン脚 UL-105AMT脚
脚のみ価格(税別) \67,500
\72,300
\30,700
脚のみJAN
4906752-
105535 105542 101438
脚のみ重さ 990g 1,010g 1,100g

SBH-200 DQ仕様

製品名 SBH-200 DQ
希望小売価格(税別) \9,800
JANコード
4906752-
206195
高さ 87mm
重さ 350g
最大搭載重量 5kg
装備 クイックシュー
(対応スペアクイックシュー:
スプリントPRO3WAY BK用、税別\1,700)

2軸水準器

■主な特長
今までにない、画期的な「軽さ」を実現。
しかも、デジタル一眼レフ+望遠レンズをしっかりサポート。
スリック ULTRA 1(ウルトラ ワン)シリーズ

かつて三脚は「重ければ、重いほど安定する」とされていました。
三脚は軽いとブレの原因となる、とも。
しかしそれは、三脚の素材が「アルミニウム」に限られていたから、軽ければ三脚は細く、安定しないものとなる、という常識がありました。その常識を破ったのが「カーボン三脚」。アルミのパイプをカーボンファイバー製のパイプに置き換えることで「剛性を保ったまま軽く」することができました。
以来、三脚の安定性を確認するには「最も太いパイプのパイプ径を見る」ことが重要となりました。アルミの三脚で2kg程度(脚部のみ)のものが、カーボン三脚では1.6kgとなりました。

しかし、プロ用三脚メーカーとして、50年以上にわたり三脚を作り続けている日本の三脚ブランド「スリック」として、さらなる軽量化を追求することが、写真を愛する人々に大きなメリットになると考えました。
今までのカーボン三脚をより軽く。パイプ径の細い「旅行用」のもので軽くした製品はありましたが、デジタル一眼レフ+望遠レンズを安定して立てるには、27mm程度のパイプ径のままでの軽量化が重要です。
そこで、スリックは今までの三脚の考え方を大きく改め、「エレベーター(三脚の中央部でカメラの高さを調整する部分)」をなくすことでの軽量化にチャレンジしました。目標は1kg。3割以上のさらなるダイエットは、簡単ではありませんでした。しかし、設計陣の懸命な努力で、剛性やパイプの太さ、十分な高さを犠牲にすることなく、目標を達成しました。
脚部のみの重量が約1kg、新型自由雲台を含めて約1,35kg。
デジタル一眼レフ+望遠レンズを載せて安定する三脚としては破格の軽さです。

スリックUltra1(ウルトラワン)シリーズ。2008年5月にデビューです。
自由雲台「SBH-200DQ」とのセットモデルの他、お持ちの雲台やお好みの雲台と組み合わせて使える「脚のみ」の販売もいたします。(脚のみの販売は7月20日からスタートします)

エレベーターレス本体の採用

徹底した軽量化のため、エレベーターをなくしました。さらに、通常の製品よりも精密加工により、徹底した軽量化を図っています。雲台は、本体上面の取付部分に直接取り付けます。U1/4インチの雲台取付ネジを装備しています。

脚は段数に合わせ、「カーボン仕様」と「AMT仕様」を用意。

3段モデル、4段も出るには、軽量化を追求した「多層巻カーボンファイバー」パイプを採用。
折りたたみ時の「短さ」を追求した5段モデルには、スリック独自の軽量素材「AMT(アルミ・マグネシウム・チタン合金)パイプを採用。 レバー式脚ロックとすることで、伸縮を素早くすることができます。
また、カーボンモデルと比較しお手ごろ価格を実現しました。

ゴムレスナットの採用

カーボン仕様のモデルの脚部は、確実さにおいてプロに人気の「ナット」による伸縮方式です。 脚の伸縮部のナットは「ゴム巻き」とするのが一般的ですが、ゴムをなくすことにより、 ナット一つあたり20gの軽量化が可能です。3段モデルでは120g、4段モデルでは180gの軽量化となりました。

従来よりも低いローポジション設定

Ultra1シリーズは、他のプロシリーズやカーボンシリーズ三脚同様、3段階の「開脚角度調整機構」を装備。 エレベーターをなくすことにより、従来モデルよりも低くカメラをセットすることが可能です。 (UL-103の場合、地上最低高173mm)花などのマクロ撮影に大変便利です。


新開発自由雲台「SBH-200DQ」を標準装備

Ultra1シリーズには、新開発の中型自由雲台「SBH-200DQ」を標準装備。従来のスリック自由雲台(バル自由雲台)よりも高さを低く、安定感のあるデザインとしました。縦位置にセットする「ボール溝」が2ヶ所となり、構図の調整がより便利になりました。 ボールを固定する「レバー」を大きく、力が掛かりやすいものとしました。また、レバーの固定位置を調整可能とし、使い勝手に合わせた設定ができます。
SBH-200DQは、カメラの取り付けがクイックシュー式。あらかじめクイックシューをカメラにセットしておくことにより、撮影現場での素早いセッティングが可能です。さらに2軸の水準器を装備、フィールドでの撮影時に水平出しの目安とすることができます。

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スリック製品国内発売元:株式会社ケンコー