岡山放送局

2008年5月16日 18時35分更新

鳥インフルで緊急消毒始まる


先月、秋田県で死んだ白鳥などから強い毒性を持つ鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて県内の養鶏場で感染を予防する緊急消毒が16日から始まりました。

この緊急消毒は、秋田県の十和田湖で死んだ白鳥などから毒性の強い鳥インフルエンザウイルスが検出されたため、国が、養鶏場の衛生管理を徹底するよう通達を出したのを受けて岡山県が行うものです。

緊急消毒に使われる消石灰は、全農岡山県本部を通じて県内に203あるすべての養鶏場に配布されることになり、16日は、新見市の石灰製造工場で、全農のトラックに20キロ入りの消石灰の袋、およそ570袋が次々と運び込まれました。

そして早速、このうち30袋の消石灰が運ばれた高梁市内の養鶏場では、責任者がシャベルを使って鶏舎の回りを囲うように消石灰をまいていました。

岡山県は各養鶏場に対して、配布する消石灰を鶏舎の周辺1メートルの範囲と、養鶏場の敷地の外周に散布するよう指導していて、今月末までにすべての養鶏場で消毒を終えたいとしています。