スーパー最大手のイオンは16日、プライベートブランド「トップバリュ」の白熱電球の販売を8月をめどに停止することを明らかにした。経済産業省が打ち出した「12年までに白熱電球をすべて消費電力が小さい蛍光ランプに切り替える」との方針を受けたもの。今年4月には大手の東芝ライテックが、10年をめどに白熱電球の製造を全面中止すると発表しており、製造と小売りで同様の動きが広がりそうだ。
販売を打ち切るのは白熱球の「シリカ電球」。08年2月期には全国のスーパーなど約1600店で約70万個を販売した。既に昨年12月に生産を停止しており、在庫がなくなる8月ごろをめどに販売をやめる方針。ただ、一部で需要もあることから、トップバリュ以外の一部商品は販売を続ける。
イオンは「(温室効果ガス削減を進める)政府の方針に協力することにした」(広報担当)としている。
毎日新聞 2008年5月17日 0時13分