遊星より愛をこめて




第12話「遊星より愛をこめて」は、本放送は昭和42年12月で
その時はなんの問題も無く、しばらくは放送されてました。

昭和45年10月1日に小学館の「小学二年生」11月号の中での
「怪獣決戦カード」によって、事態は社会問題へと発展したそうです。

スペル星人のカードの肩書きにひばく星人とあったのを
所有者の姉が観て
(当時中一)
それを被爆者団体協議会に属する親に見せたのが発端。
小学館に抗議文を送り、また朝日などマスコミでも取り上げられた。

結局45年以降、再放送はできなくなり、欠番扱いとなった
早い話が円谷サイドではなく、小学館に問題があるようです。

内容的には被爆者を侮辱するような性質は無く、
早苗が佐竹(スペル星人)に恋をするストーリーに加え、平和への
強い願いが感じます。

スペル星人の描写にもそんな問題は無いような気がします
円谷さんが決めた以上は仕方がないですが、釈然とこないと
いうのが観た感想です。

ちなみに2000年の1月、アメリカTNTにて放送されてます
いつの日か日本でも放送される時が来ることを願います


ストーリー
若い女性が次々と倒れる、それらは皆時計をしていた(血を採る時計)
彼女らは原爆病(本編より)であることが判明。

アンヌが同級生の早苗に会いに行くと、恋人の佐竹がいた
しかし佐竹は早苗を騙していた、その正体はスペル星人であった

スペル星人は地球人の血を必要としていた
なぜならスペル星はスペリウム爆弾の実験で汚染されて
新しい血液を必要としていたのである


初代ウルトラマンのフジ隊員が、アンヌ隊員と同級生という
設定でゲスト出演
してます
 




    

レストランにてアンヌ隊員、同級生の早苗(桜井浩子)より恋人佐竹を紹介される。


         

アンヌに早苗の時計の事を聞かれて、当惑する佐竹(スペル星人) 
 人の血液を結晶化する機能がある時計の
 金属は地球外のスペリウム製と推測される
                

                        
      

         子供達に時計を配ろうとするチラシ        佐竹の正体を知って驚く早苗           

           


ビームを出すスペル星人               攻撃をうけるスペル星人


    


                


最後はアイスラッガーで退治する


「現実だったわ。私忘れない決して、地球人も 他の星の人も同じように信じあえる日が来るまで」  



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