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ページ更新時間:2008年05月17日(土) 01時26分

徳陽で倒壊校舎に700人生き埋めか

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 震源地に近い徳陽市では学校が倒壊し、多くの生徒が生き埋めになっています。
 震源から東におよそ15キロの漢旺という地区では建物のほとんどが被害を受け、その7割以上が倒壊するという非常に大きな被害を受けました。

 その中心部にあるトウキ中学校では地震が発生した当時、生徒や職員がおよそ1000人いましたが、およそ300人が逃げ出しました。しかし、校舎の倒壊で700人以上が生き埋めとなりました。

 救助作業は難航していて、発生から4日目を迎えた現在も、消防のレスキュー隊ら500人以上が作業を続けています。

 そして、その作業を生徒の親や関係者が見守っていて、リュウ・エイさんの一人息子も行方がわからないままです。

 「とにかく、ひと目会いたい。わたしの最愛の息子だから。とにかく救出されるのを待っている」(リュウ・エイさん)

 16日午後、中学校の倒壊現場からは生徒や職員の遺体が次々と搬出され、これまでに20体以上が見つかりました。

 遺体は収容する建物もないため、学校のグラウンドに野ざらしの状態で安置されています。そして身元が確認されると引き取られていきますが、16日夜は30体以上がグラウンドで夜を明かすことになるということです。

 16日は余震も数回ありました。この漢旺地区では食料や医薬品の不足もさることながら、地震から4日目を迎え、依然救助作業が続いています。(16日23:41)

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