不審な人物が目撃されています。福岡市の中学校で１６日未明に、校舎の一部が燃える火事がありました。放火の疑いが出ています。午前４時２０分ごろ、福岡市南区の曰佐中学校で、鉄筋コンクリート４階建ての校舎１階の職員室付近から火が出て、１時間以上にわたって燃え続けました。近くの住民は「もう僕らじゃどうしようもないくらい燃えている状態でしたね」「２階の高さくらいまで炎が上がっていました」「ちっちゃな缶が破裂するような『ボン、ボン』という音はしていた」と出火当時の状況を話していました。校内には誰もいなかったためけが人はいませんでした。「校舎が真っ黒に焼け焦げています。火事の起きた中学校では１６日は臨時休校にして、実況見分が行われています」。その後の調べで、発生の直前、校舎に侵入などの異常があったことを知らせる警備システムが作動していたことがわかりました。さらに、走り去る人物も目撃されていることなどから、警察は放火の疑いもあるとみて調べています。なお、中学校は１８日まで、すべての部活動を中止にしています。