あの素晴らしい愛を(本村さんに)もう一度

村崎 次は光市の母子殺人、結局死刑判決で人権派の弁護士どもザマーミロだな(★3)。なんかしらんけど、オレはこの事件は犯人よりも弁護団の方がはるかに憎いぞぉおおおお〜(怒)

唐沢 テレビでオイオイ泣いてた今枝仁弁護士、ウザかったよねえ。

村崎 あのデブ、ホントにムカつくよな〜。泣くんなら、ヤセてから泣けよ! もう何度でも言ってやるけど、デブが泣きながら自己主張したって、厚苦しいだけで悲壮感ゼロ。デブはいくら正しいことや精神性の高いことを言っても、視覚的に醜いから説得力も信憑性もゼロにしか見えねーの! これは何よりデブのオレが言うんだから間違いのない客観的な事実な。そもそも弁護士の分際でデブだなんて、(文字通り)ふてえ野郎だ! 人様の弁護をするなら痩せてからやりやがれ、このいかさまデブデブデブデブデブデブ!

唐沢 デブってだけでそこまで言いますか(笑)。

村崎 同じデブとして、一人だけ勝手に善人面する奴がいるのは許せねえ(怒)。デブはデブらしく、相撲か悪党キャラやってりゃいいんだよ! おまけに弁護団を解任されてストレスでやせるかと思ったら、全然ヤセてねえじゃねえかよ! ちったあ悩んで食細りするような繊細な神経を持ちやがれっての! それにしても、こいつもアレだね、チベットの旗ふってるバカどもと一緒で、犯人のガキの擁護をあえて買って出る自分のエセ正義感に酔ってるだけだね。正義を貫いてる「じぶん大好き」で、自分に悪酔いしてるただの迷惑な酔っ払い。吐き気がするほど見苦しいぜ!

唐沢 『なぜ僕は「悪魔」と呼ばれた少年を助けようとしたのか』なんて本まで出しやがって、腹立だしいよねえ。法律って心をどうこう問題にするものじゃない。逆に、法律が人間の心の中にまで踏み込んでくるのは非常にヤバい。思想信条まで法律で縛られるような国家を、たぶんこの今枝弁護士は拒否する考えの持ち主なんだろう。だったら、ベクトルこそ違え、人間の“心”を救うために弁護活動をする、ということも、やはり法律がやってはいけないことだと認識すべきなんだ。法律というものは、放っておくとわがままいっぱい、自分のことしか考えなくなる人間を、社会という、集団のルールの中で縛って暴走させないためのルールで、法律家というのは、そのルールが社会常識に照らして正当なのか、きちんと運用されているかということに目を光らせる職業だ。心の問題ひとつで法律を曲げられては、ルールがルールとして機能しなくなる。本当に悪魔と呼ばれた少年の心を矯正したいのなら、教師か宗教家になるべきだろ。

村崎 解任された理由だって、どうせ「デブで泣き虫だから」だろ? だいたい弁護士のくせにあんなに涙もろくてどーすんだよ!? 弁護人が泣けば無罪になるのか?

唐沢 司法の職に就いている人間なら、常に冷静な判断を下せるくらいのクールさが必要なもんなんだけどね。西欧じゃあんなの、「弁護士のくせに情緒不安定」ってことで、どこも雇ってもらえないよ。

村崎 男のくせに人前で臆面もなく大泣きしやがって、泣きたいのは本村さんのほうだっての! 本村さんがあんなに頑張って涙をこらえているのに、オメエが泣いてどうする!

唐沢 まあ、この裁判については何度も言ってきたけど、弁護士がバカだった、それに尽きるね。

村崎 被告人本人もまったく無反省なんだから、妥当な判決だよな。「殺意なんか全然ありませんでした」とか、発言もコロコロ変わるし。

唐沢 本人はそら、必死さね。命がかかってんだから、発言だってなんだってコロコロ変わるだろう、苦しい言い訳もするだろう。そりゃわかる。そういう発言が被告のためになるかどうか判断して、そのブレを修正しようともしない、この弁護士どもっていったい何なのかね。被告が変なこと言い出したら「心証が悪くなるよ」って止めるのが担当弁護士の仕事だろうに。それを『ドラえもん』だの『魔界転生』だの、被告の妄想事をそのまんま持ち上げやがってさ。

村崎 あれじゃ裁判官どころか、報道を聞いてる日本国民全員の心証まで悪くしたぞ。裁判に勝てさえすれば、世間がどう思おうが構わねえよっていう根性なのかね?

唐沢 いや、勝てさえすればって、勝てさえしないよあれじゃ。前も言ったけど、これで日本における死刑制度廃止運動は確実に後退したね。死刑反対しているのが、こんなにどうしようもない奴らばっかりなんだって事実が、白日の下にさらされてしまったわけだから。大衆を動かさない限り運動が進展することなんてありえないのに、単に自分たち弁護士のようなエリートの言うことには大衆は盲目的についてくるはずなのだ、なんていう思い込みだけで動いているからこういうことになる。

村崎 真実はどうあれ、現に死体が二つ転がっていたのは動かしようがないから殺人罪に問われるべきなのに、奴らの言い分だと、「たとえ殺人行為でも殺意がなければ、それは殺人ではない」とでも言いたげな感じなんだよ。おまけに「死んでから犯したんだから強姦ではない」なんて、これから強姦をやってみようと思っている奴らに「殺してから犯せば強姦罪は無罪になるよ」「犯すのは殺してからにしておけ」って殺人を推奨してるとしか思えない弁護だし、もうムチャクチャだな。

唐沢 そもそもこういう場に『ドラえもん』なんて持ち出されて、みんながバカにされてと思わないか、そういう疑いの目すら持ってないっていうのはね。これはマジで藤子プロは作品の価値を侵害されたってことで、訴えていいと思うよ。

村崎 それに冷静に考えればこりゃどう見ても後出しの「記憶の捏造」であって、事件が起こったあとなら、何とでもいえるんだよ。それをどうしてあの弁護団は疑いもなしに信じ込んじまうんだか。

唐沢 まあ、確かに弁護を引き受けたからには、どんな凶悪犯であれその権利は守ってやらないといけないという前提はあるんだよ。日本人の悪い癖で「凶悪犯を弁護する人間=凶悪犯と同等の極悪人」と思い込みがちだけど、法治国家である以上、犯罪者だって人権はあるんでね。むしろこういう制度によって、たとえ無実の罪で起訴されるようなトラブルに巻き込まれても法は守ってくれるんだ、という安堵感を国民に植え付けることができる。だけど、今回のこの弁護団は、そういう事情さえ空虚に思えてくるほどの大バカ集団なんだよね。「バカは隣の火事より怖い」っていうけど、ああいう弁護士はマジで火事より怖いよ(笑)。

村崎 弁護団は判決が下りたあとも被告以上に反省の色なく「不当判決だ」とか言ってるし、判決後の本村さんの立派な会見とは対照的で、ますますバカに見えるよな。本村さんも大したもんだと思ったけど、この後どうやって生きていくかと訊かれて「日本の国民として法を守って真面目に生きていきたいと思います」ってちゃんとまともなことを冷静に答えているんだよ。あれを聞いて、少なくとも被害者の遺族に「自分は法を守って真面目に生きていきます」と言わせる判決ってのは、まっとうな判決なんだろうなって思ったよ。

唐沢 その答え方を「単なるきれいごと」と言って嘲笑うことはできるけど、判決にブーブー文句言うことと判決を冷静に受け止めること、どちらが大衆を動かすことができるのかって問題だよね。少なくとも大衆を味方につける術は、バカ弁護団より本村さんの方が百倍長けていたってことだよ。また、バカなのは弁護団だけじゃなくて、会見で本村さんに「死刑のハードルが下がったことについてどう思うのか」とか訊いてた朝日新聞の記者がいたでしょ。

村崎 “ハードル”って何だよ? もう死刑をハードルに例えること自体がアタマおかしいと思うんだけど。

唐沢 「とにかく人命は尊い」というお題目に振り回されて、いまの十代の少年がいかに世間から危険視されているかという現実が見えていないんだよ。これじゃまた「バカ日」とか「アカ日」とか言われるよ。一般人の発言をこまめにチェックしていれば、この事件に対する世間の目がどういうものかは分かるはずだし、それでもなお、死刑反対の論を展開したいというなら、まずその世間をうまく誘導するテクニックを身につけないといけないはずでしょ。

村崎 そういや、青山大学の瀬尾とかいう准教授が「光市事件の被害者は1・5人」とかブログに書いて、総スカンくらったってニュースもあったよな。

唐沢 それも一つの考え方ではあるんだけど、どうもこの人、「無学な大衆とは違った考え方ができる自分はエライ」的なエリート志向が強すぎて、その勘違いっぷりが見ていて笑えるんだよね(笑)。大衆と違った考え方をすると、俺たちみたいに鬼畜扱いされて人間の方に居れてもらえなくなるんだぞ(笑)。そもそも、毒舌を売りにしているつもりなら、ブログのコメント欄にどんなこと書かれるか分かりそうなものなのに、コメント欄を閉鎖することなく放置しっぱなしだったりね。それでコイツの専攻はいったいなんだと思って調べたら、「リスク・マネージメント」(笑)。全然「リスク」の「マネージメント」なんかできてないじゃないか!

村崎 オレもちらっと見たけど、「これじゃ司法は単なる復讐代行みたいじゃないの」みたなこと書いていてさ、法治国家の司法が「復讐代行」じゃなかったら、いったい何だってんだよ?

唐沢 確かに今回は本村さん自身の復讐心を国が代行したみたいに見えるかもしれないけど、こんなのは今さらとやかく言われなくても昔から行われてきたものなんだよね。『子連れ狼』でも読んで、「公儀介錯人」という職業の存在意義をよく考えてみるといい。

村崎 司法は秩序維持のためにも「普通に生きてる人たちが、マジメにやっていくのがバカバカしくなるような判決」を易々と下しちゃいけないわけよ。これで殺人は無罪だとか懲役数年程度の判決が下されていたら、「なんだ、この世は上手いことやったもん勝ちか」「じゃあ、真面目に生きる意味なんてないじゃん」「反省なんかしなくても裁判で勝てさえすればいいんだ」って嫌な雰囲気が国全体を包み、「自分さえよければそれでいい」という風潮が蔓延して、日本人も心を持たない中国人みたいになっちまう。そう考えると、あの裁判を通して日本人の倫理感を根底から腐らせて、国を崩壊さるきっかけを作ろうというのが、あの弁護団の本当の目的という気がしてくるよな。なんか死刑反対の集団じゃなくて単なる反日集団みたいね。

唐沢 いまだに中東では「窃盗に遭うのは、盗まれる方がマヌケなんだ」っていう認識がまかり通っているけど、ああいうのは国が貧しいからこそ成り立つものでね、ある程度豊かな国で国民も育ってきているような場所では、最低限のモラルは守られないといけないんだ。豊かな国で窃盗や殺人が平気で横行するっていうのは、ホントに冗談じゃすまない事態だから。

村崎 そう考えると命の価値っていうのも相対的なもので、おそらく中国とかアラブでは人間一人の価値なんて、それこそ「0.5」人分どころか、日本の13分の1くらいの価値しかないんだよ。

唐沢 この青山の准教授も中国人をサンプルとして挙げるのなら、そんなに叩かれなかったかもしれない(笑)。ただ、これに対して「私にも子供がいる。それを0・5人とは何事だ」って怒ってる連中にもね、じゃあお前はバスに乗るとき、子供料金があることを侮辱だと怒って、ちゃんとオトナ分、支払うか? 中絶だって立派な殺人行為なのに、それが罪に問われないのは、胎児が人間扱いされてないからだろ。そういう問題には何にも発言しないで、この准教授にだけ怒るのは筋が通ってないぞ。この件で騒いでいる連中も瀬尾と同じ、感情でしかモノを言っていないってことだよな。

村崎 やっぱり赤ちゃんの娘を殺したのはまずかったっていうか、これがもっと時を経てこの子が元気でヤマンバな女子高生になって、本村さんに「汚物オヤジ、オレのそばに寄んな」「黙って金よこせよ、オラ」とか言い出すくらいにいい感じにグレた頃に殺してたら、世論は叩くどころか、「よくやってくれた」ってオヤジ世代に感謝されるくらいだったと思うんだよ(笑)。やっぱ、子供が生まれたばかりのハッピーな新婚家庭を襲っちゃ、そりゃ嫌われるだろー。これは完全に被害者選びを誤った例だって。

唐沢 ネットで犬を殺す奴より、猫を殺す奴のほうが叩かれるのと一緒だね。とにかく、「かわいい」ものをイジメる人間は嫌われる。フラジャイルといって、ひ弱さ=可愛さってのは生存のために必要な武器なんだな。

村崎 それにしても本村さんはこれからどうするのかね? 日常の仕事に戻って、普通に毎日暮らしていきます、みたいなこと言ってるけど、そんなに簡単に戻れるのかなあ?

唐沢 それが最も今回の件で心痛む問題だね。まあ、自分でその道を選択したわけなんだが……人間が悲しみで死なないのは、“忘却”というシステムが脳にあるからなんだな。どんなに愛していた人を失った悲しみが強くても、人間はある程度時間が経てば新しい愛をはぐくむことが出来る。本当にこの人の心の傷が癒されるためには、まず事件のことを忘れて新しい愛に出会うことが必要なんだろうけどね。でも、マスコミはこの事件を美談にしたてあげるために、それを認めないだろうね。これからも執拗に彼を追い続けるだろうし、再婚は難しいだろうなあ。

村崎 再婚どころか、女とも付き合えないし、風俗にも行けねえよ! 風俗嬢だって、カワイソすぎてボッタクれないし、あんまり簡単にシャブれないよな〜(泣)。

唐沢 「あたしにも子供がいたのよ…」とか同情して身の上話が始まっちゃって、とてもナニする気になれないよね(笑)。

村崎 「週刊大衆」か「アサヒ芸能」あたりで、「本村さんがお客で来たらどうしますか?」っていう風俗嬢アンケートでもとってもらいたいくらいだよなあ。オレならそれ読んで、とびきり優しい回答してる風俗嬢の店に行きたいもんだぞ〜。

★3 光市母子殺害事件死刑判決

 山口県光市の母子殺害事件で、殺人や強姦致死などの罪に問われ、最高裁が無期懲役の2審・広島高裁判決を破棄した元会社員の男性被告(27)=事件当時(18)=の差し戻し控訴審判決公判で、広島高裁の楢崎康英裁判長は無期懲役(求刑・死刑)とした1審・山口地裁判決を破棄、被告に死刑を言い渡した。
 事件発生から9年を経て4度目となる判決で、初めての死刑宣告。犯行時18歳だった被告に高裁レベルで死刑が言い渡されるのは、最高裁に記録が残る昭和41年以降3人目で、近年の厳罰化の流れを反映した司法判断となった。
 楢崎裁判長は主文の言い渡しを後回しにし、理由を朗読。まず被告の供述が差し戻し前の1、2審と現在とで変遷した理由について検討。「起訴から現在の弁護人が選任されるまでの6年半以上もの間、それまでの弁護人に一度も現在と同様の供述をしていないのは不自然」と指摘した。
 次いで現在の新供述の具体的な信用性について検討を進め、本村洋さんの妻、弥生さん=当時(23)=が死亡した状況をめぐり「右手の逆手で首を押さえつけた」とする新供述は、遺体の所見と整合しないと判断。弥生さんを死後に乱暴したことを「生き返ってほしいという思いからの『復活の儀式』だった」とした新供述も、到底信用できないとした。
 さらに長女の夕夏(ゆうか)ちゃん=同11カ月=の死亡状況をめぐる新供述についても信用性を否定。1審判決が認定した犯罪事実に誤りはないと結論づけた。
 差し戻し控訴審で弁護側は、新たに実施した法医学鑑定などを根拠に、被告には殺意も強姦目的もなかったと主張。これに対し検察側は「死刑を回避するための荒唐無稽な弁解」と反論し、死刑をもって臨むほかないとしていた。
 差し戻し前の1、2審はいずれも「刑事責任は極めて重大」としながらも、被告が事件当時、死刑を科すことのできる18歳になってから30日だったことを重視し、無期懲役を選択した。しかし最高裁は平成18年6月、「18歳になって間もないことは死刑を回避すべき決定的な事情とまではいえない」と判示。「無期懲役の量刑は甚だしく不当で、破棄しなければ著しく正義に反する」などとして審理を差し戻していた。
 上告審判決によると、被告は11年4月14日、光市の会社員、本村洋さん(32)方を排水検査を装って訪問。乱暴目的で妻の弥生さん=当時(23)=の首を両手で絞めて殺害し、長女の夕夏ちゃん=同11カ月=も首に巻いたひもを引っ張って殺害するなどした。
(産経新聞4月22日の記事より引用)

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