米ゼネラル・エレクトリック(GE)が家電部門の売却を計画している。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が14日に報じた。同紙によると、GEは競争入札を行うために米ゴールドマン・サックスと契約しており、売却額は50-80億ドルになる見通しという。 GEは、先月発表した第1四半期決算が予想に反して6%の減益だったことから、ジェフ・イメルト最高経営責任者(CEO)が事業再編を求める圧力にさらされている。しかし決算発表の際には、GEが既に500-600億ドルの事業を売却したとして、イメルトCEOは事業売却の可能性を否定していた。同社は昨年、プラスチック部門を116億ドルで売却している。 GEは1907年に家電事業に進出した。家電事業の2007年の売上高は約177億3千万ドルで、2006年の177億4千万ドルから減少している。GE全体の昨年の売上高は1,727億ドルだった。