大野病院の裁判 弁護側最終弁論結審へ
2008年05月16日 18:34
2004年に大熊町の県立大野病院で帝王切開の手術を受けた女性が死亡し、産婦人科の医師が逮捕・起訴された事件の公判が、福島地方裁判所で開かれています。
きょうは、弁護側が最終弁論を行い、さきほど結審しました。
業務上過失致死と医師法違反の罪に問われているのは、県立大野病院の産婦人科医、加藤克彦被告です。
加藤被告は、2004年に、当時29歳の女性の帝王切開の手術をした際、無理にゆ着した胎盤を引き剥がして死亡させたとされています。
裁判は、被告・弁護側が一貫して無罪を主張し、検察側と真っ向から対立する構図となっていて、前回、3月の公判で、検察は、被告に禁固1年、罰金10万円を求刑していました。
この裁判は全国からも注目を集めていて、きょうも地裁前には、傍聴券を求める長い列ができました。
きょうの公判では、弁護側が最終弁論を行い、「検察側の主張は合理性がなく、あいまいで立証責任を果たしていない」と非難した上、「被告人の医療行為は現在の医療水準を満たしたもので、判断に誤りはなかった」として改めて無罪を主張しました。
また、この後、加藤被告本人も最後の意見陳述に立ち、こちらも無罪を主張しました。
裁判は、きょうで結審し、判決は8月20日に言い渡されます。
観光客減に歯止めを! 天栄村ユニーク誘客作戦
2008年05月16日 18:33
行楽シーズンを迎えて、どの自治体も観光客の呼び込みに必死ですが、天栄村では、ちょっと変わった誘客作戦を始めました。
今月11日の朝、天栄村の二岐山で行われた山開き。
集まった登山者に配られたのは…?
*役場職員インタビュー
「ただいまマイレージキャンペーンをやっておりまして、15回天栄村にきますと1万円分の記念品がもらえます」
こちらは、「天栄ぐるっとマイレージカード」。
天栄村で今月から8月までに開かれるウォーキング大会や夏祭りなどのイベントに参加したり、村が指定する直売所での買い物や温泉施設などへの宿泊、それにゴルフをすることでポイントが貯まります。
そして、ポイントがすべて貯まると、地元の米やヤーコン、地酒など総額1万円分の天栄村特産品がもらえます。
また、すべて貯めることができなくても、ポイントに応じて、抽選で特産品が当たるシステムです。
なぜ、このカードを作ったのかというと…。
*常松課長インタビュー
「村に多くの方に何回も来て頂きたいというのがひとつと、村の特産品をPRしたいというのが2つ目です」
マイレージカードには、一度限りの観光ではなく、何度も村に足を運んでもらうリピーターを生み出す狙いがあります。
村がポイント制でイベントや施設へ観光客を誘導しようという取り組みの影には、村の厳しい現状があります。
天栄村への観光客は、ここ数年で20万人も減っていました。
*常松課長インタビュー
「20万人というのは、羽鳥湖スキー場のスキー客がかなり減ったんですね。観光客に来てもらえれば、村の特産品、それから農産物が売れるということなんで、伸び悩んでいるのを今回もう一度見直して多くの方に来ていただきたいというのが、我々、宿泊施設の願い」
キャンペーンの最初のイベント、「山開き」が行われたこの日、ポイント獲得に挑戦してみました。
道の駅で3千円分の買いものをして1ポイント。
レジーナの森で6月まで開催中の芝桜フェスティバルへ行って1ポイント。
そして、ことしオープンした羽鳥湖のボートに乗って「施設利用」の欄に1ポイント。
この日だけで4ポイントためる事ができました。
さて、山開きでカードを手にした観光客の反応は?
*お客さんは
「ぜひ来ます」
「(天栄まで)近いんですけど、あまり来ないかもしれないので、まだわかりません。来てみたい」
「まぁ今までそんなに来たことないからな、これから来るようにしたい」
*村長インタビュー
「観光・交流人口を増やすのはどこの市町村でも課題ですからリピーターの確保には威力を発揮するのではないか」
カードが観光客増加につながるか?結果は、ひとまずこのカードの終了する9月にわかります。
たこ焼きに金属片とウソ “注目されたかった”
2008年05月16日 18:32
「たこ焼きに金属片が入っていた」とウソの申告をし、コンビニエンスストアから代金を騙し取ったとして逮捕された男が送検されました。
男は、「注目されたかった」などと供述しています。
詐欺の疑いで送検されたのは、伊達市の会社員、佐藤康広容疑者36歳です。
佐藤容疑者は、今月3日、「たこ焼きの中に金属片が入っていた」と、伊達市のコンビニエンスストアにウソの申告をし、代金350円を騙し取った疑いがもたれていて、容疑を認めています。
佐藤容疑者は、「異物混入問題が相次いでいて、被害を申し出れば慰謝料がもらえると思った」「被害者として注目されたかった」などと供述しています。
また、被害にあったコンビニエンスストアは、佐藤容疑者がよく利用していた店で、「店や家族に申し訳ない」などと、反省した様子を見せているということです。
病院にある人物が… 子どもたちに笑顔を!
2008年05月16日 18:31
入院生活を送る子どもたちを元気づけようと、福島市の病院に、こんな人物が現れました。
福島市にある県立医大附属病院の小児科病棟に現れたのは、なんとピエロです。
ピエロを演じる大棟耕介さんは、患者を楽しませて心のケアをする「ホスピタルクラウン」という活動を続けていて、全国各地の病院をまわっています。
そして、たくさんのテレビカメラを前に、子どもたちに、いきなり「ハリウッド映画に出演しよう」などともちかけ、演技指導を始める場面も。
辛い病院生活を送る子どもたちの表情も笑顔であふれ、病棟全体が明るい雰囲気に包まれました。
大棟さんたちは、この「ホスピタルクラウン」の活動を広めたいと、あすとあさって、福島市内で、体験イベントを予定しています。
郡山市の百貨店 総額40億円『大黄金展』
2008年05月16日 18:30
郡山市の百貨店では、総額40億円という純金製品を展示・販売する『大黄金展』が開かれています。
郡山市のうすい百貨店です。
『大黄金展』には、純金で作られた仏具や美術工芸品をはじめ、食器などの日用品など800点、総額40億円もの商品が展示・販売されています。
直径30センチの「黄金鋤焼鍋」の値段は3,700万円です。
訪れた人たちは、純金の輝きに目を奪われながら、商品を見て回っていました。
『大黄金展』は、来週の月曜日、19日まで開かれていて、あすは、先着20人に「黄金鋤焼鍋」で福島牛がふるまわれるということです。
郡山市で強盗 女性の現金奪う
2008年05月16日 11:49
きょう未明、郡山市の路上で、男が女性の現金を奪う強盗事件があり、警察は男の行方を追っています。
事件があったのは郡山市開成の路上で、きょう午前3時35分ごろ、知人のアパートを訪ねようとした本宮市の22歳の女性が、後ろからきた男に突然口をふさがれ、肩から提げていたバッグを奪われそうになりました。
男はバッグから落ちた、現金2千円から3千円ほどが入った財布を奪って逃走し、女性にケガはありませんでした。
男は、身長170センチほどのやや痩せ型で、警察は、逃げた男の行方を追っています。
罪に問われた医師 最終弁論、結審へ
2008年05月16日 11:48
県立大野病院で帝王切開の手術を受けた女性が死亡し、産婦人科の医師が逮捕・起訴された事件の公判が、福島地方裁判所で開かれ、弁護側が最終弁論を行っています。
業務上過失致死などの罪に問われているのは、県立大野病院の産婦人科医、加藤克彦被告です。
加藤被告は、2004年に、当時29歳の女性の帝王切開の手術をした際、無理にゆ着した胎盤を引き剥がして死亡させたとされています。
裁判は、被告・弁護側が無罪を主張していて、3月の公判で検察は、被告に禁固1年、罰金10万円を求刑していました。
きょうは弁護側が最終弁論を行っていて、「被告人の医療行為は現在の医療水準を満たしたもので、判断に誤りはなかった」などと改めて無罪を主張しました。
裁判はきょうで結審し、判決は、夏ごろに言い渡されると見られています。
初夏の味覚 サクランボの収穫
2008年05月16日 11:45
福島市の果樹地帯では、ハウスもののサクランボの収穫が始まりました。
福島市飯坂町の金子多美雄さんのハウスでは、きょうが初めてのサクランボの収穫です。
ハウスの中には、緑色の葉のあいだに赤く色づいた佐藤錦が実り、朝の太陽の光に照らされつややかに輝いています。
金子さんのハウスでは、気温が低く実が引き締まっている早朝5時ごろから収穫が行われていて、一粒一粒丁寧に摘み取られたサクランボは首都圏に出荷され、明日の朝、セリにかけられるということです。
四川大地震 県が見舞金贈る
2008年05月15日 18:21
中国・四川省の大地震は、これまでの死者がおよそ1万5,000人に達するなど、日を追うごとに被害の深刻さが増しています。
県も、見舞い金を贈るなど、支援に乗り出しています。
四川大地震による死者の数は、およそ1万5,000人。
がれきの下などに埋もれているのは、まだ2万6,000人もいるとされています。
福島県は、中国の湖北省と交流を続けているほか、10の市町村も中国の各都市と姉妹都市の関係にあることから、県は、きのう緊急の会議を開いて、支援に乗り出すことを決めました。
きょうの午後には、内堀副知事が中国大使館に100万円の見舞金を届け、今後も、様々な形で支援することにしています。
地震後初めての上海便 中国国内の様子は…
2008年05月15日 18:20
きょうは、地震が起きてから初めて、上海からの便が福島空港に到着しました。
乗客に、中国国内の様子などを聞きました。
上海からの乗客24人は、出迎えた家族などにホッとしたような表情を見せ、到着ロビーから出てきました。
*乗客インタビュー
「私は武漢(ウーハン)であいましたけれど、それほどではなかった、武漢ではそれほどではなかった。揺れは横揺れのような感じで、揺れていました」
「(地震は)感じなかった。上海だから、(上海は全然わからなかった?)全然わからなかった」
「レンガの積みっぱなしや石の積みっぱなしの家が多い。グラグラと来ると、全部が根こそぎ崩れる。テレビで見ていますと、街全体が8割も9割も倒壊したという映像がどんどん流れていました」
日本政府も、きょう、中国に国際緊急援助隊を送ることを決めました。