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高級車・ススキノ豪遊…介護タクシー不正起訴事実認める

2008年05月16日12時25分

 生活保護を受けていた北海道滝川市の夫婦が2億円超の介護タクシー代金を不正受給したとされる事件で、詐欺罪に問われた暴力団組員片倉勝彦(42)、妻ひとみ(37)両被告の初公判が16日、札幌地裁であった。両被告は起訴事実を認めた。

 起訴状などによると、両被告は06年10月〜07年11月、約85キロ離れた札幌市の病院に通ったとして、1往復で30万円前後、計2億215万円のタクシー代金をだまし取ったとされる。

 検察側の冒頭陳述によると、勝彦被告はタクシー会社側に「病院に行ったことにして申請書類を出しておけばいい」などと持ちかけ、下りた金を分け合うようになった。通院のアリバイをつくるため、社員に診察券を渡して薬だけを取りに行かせたこともあったという。

 「重い疾患がある」としていたが、実際には札幌市の歓楽街・ススキノに頻繁に通って酒食を繰り返し、水上バイクや海水浴といったレジャーにも繰り出していた。覚せい剤を購入したほか、愛人用の別宅も用意。札幌市内に温泉プール付きの高級マンションを構え、ベンツのオープンカーなどを次々と購入していたという。暴力団にも金を上納したとされる。

 勝彦被告は捜査段階で「病院に行くことが仕事だった」「滝川市から出た金を思う存分酒と女に使った」と供述したという。

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