世界のニセ薬の8割近くを生産している国

新華社ニューデリー(インド):インドの英字紙「タイムズ・オブ・インディア」14日付の報道によると、インドの医薬市場では、医薬品5種類のなかに1種類の「全くのニセ薬」が出回っているという。
インドは法律で、服用しても何の薬用効果もない「全くのニセ薬」と、使用期限切れの薬を新たに包装しなおした「使いまわし薬」の2種類のニセ薬の販売を禁止している。
「タイムズ・オブ・インディア」は専門家の話を引用し、次のように報じている。「インドのニセ薬市場は、年間25%のスピードで成長している。OECD(経済協力開発機構)の最新の統計データによると、世界の76%の『全くのニセ薬』が、インドで生産されたものだ」。
報道によると、インドの医薬産業の生産額は600億ドル(約6兆3000億円)。年間10%のスピードで増加している。インドに26ある薬品検査ステーションでは1ヶ所当たり年間2500件の薬品サンプルを検査しているが、これは市場に出回っている薬の1%にも満たっていない。
【翻訳編集:JCBB(H.A)/G-SEARCH】