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マングローブ伐採で大被害 ミャンマー 国連機関報告
国連食糧農業機関(FAO)は15日、ミャンマーのイラワジ川流域の大デルタ地帯でのマングローブ伐採と乱開発が、同国を襲った大型サイクロンの被害を拡大したとの報告を発表した。
大デルタ地帯は今回のサイクロンで最大の被害が出た地域。FAOによると、同地帯のマングローブは近年、農地や魚の養殖池、住民の居住地を開発するため大規模に伐採され、植生面積は1975年時から半分以下となった。
マングローブがあれば高波の衝撃や強風を緩和したはずだと指摘。またマングローブがないため河岸が浸食されていたことも被害を拡大したとした。
マングローブは熱帯や亜熱帯地域の河口域の湿地帯に植生する森林。(共同)