メタボリックシンドロームは、内臓に脂肪がたまってさまざまな病気が引き起こされやすくなった状態のことで、心臓病や脳卒中の原因である「動脈硬化」になりやすいといわれています。会場となった玉野市民病院玄関ロビーでは、入院・外来患者や市民などおよそ70人が集まり、看護師によるメタボリックシンドロームをテーマにしたユニークな寸劇が披露されました。寸劇のなかでは、栄養士や院長による説明も行われ、大豆や魚料理をしっかり取ることや、毎日の軽い運動がメタボ予防につながるとアドバイスを受けました。また、イスに座ったままできるストレッチなど脱メタボに効果的な体操も紹介され訪れた人たちは、メタボリックシンドローム対策に理解を深めていました。このほか頚動脈エコーで皮下脂肪を測定したり、血糖値の測定コーナーが設けられ、市民らが自分の健康チェックを行っていました。
講習会には栽培を希望する農家などから25人が参加しました。講習会では研究会のメンバーで岡山農業普及指導センターの土橋徹さんが去年の経験をもとに栽培にあたっての注意点などを話しました。去年はハトムギ・キビ・アワ・タカキビの4種類を5月下旬に種まきしましたが、雑草の影響や台風による雨により生育が抑制され、収穫目標を下回りました。今年は雑草対策としてハトムギ以外の3種類を梅雨明けに種まきし、玉野市にあった栽培方法を模索していきます。雑穀栽培には3年かかると言われており、研究会では今後、先進地などを視察するほか、収穫後には報告会を行い、栽培マニュアルを確立していく予定です。
倉敷市長杯は、倉敷市内で活動する各グラウンドゴルフ団体の垣根を飛び越え、愛好者が一堂に集う大きな大会です。年に2回、春と秋に開かれ、今回で5回目を迎えた大会には、878人ものグラウンドゴルフ愛好者が参加しました。競技は、8ホールを3ラウンドする24ホールのストロークプレーで優勝を争いました。ホールは、50mのロングホールから15mのショートホールまで4種類からなり、参加者はホールインワンを目指してスティックを振っていました。また、10人一組で初めて一緒にラウンドする人が多い中でも、互いのプレーに声援を送るともに一球一打に一喜一憂しながらプレーを楽しんでいました。
麦や麻、木のパルプなど天然素材で作られた帽子およそ300点が並んでいます。鴨方町の襟立製帽所が昔ながらの縫製技術や加工技術を活かして帽子が作られていることを知ってもらおうと3年前から作品展を開いています。今回は初めて、倉敷市児島のジーンズ染色工場に依頼して素材を染めて作った帽子も並べています。また、1ミリ単位で縫い上げる帽子職人の技術の高さや日本人の持つ細やかさを見て取れる作品も多く展示されています。天然素材の帽子というと、カジュアルなイメージがある中で、デザイナーの桂由美さんのブライダルファッションショーで依頼を受けて製作した新郎用の帽子もあり、場面にあわせて帽子を選べることがわかります。23秒会場では30年以上使われている木型やミシンなど、帽子を作るときに今でも使われる大切な道具も紹介されています。岡山県は麦わら帽子の出荷日本一で、昔から地元で栽培した麦を帯状に加工して帽子を作ってきました。しかし、現在は国内で材料を確保することが難しく、中国や東南アジアからの輸入に頼りながら、日本国内で加工し、帽子に仕上げています。天然素材の帽子展は6月17日まで開かれています。
井上さんが一貫してテーマにしてきたのが「生命の色」です。心を自由な状態にして描き出される色と形は、時に命の輝きや鼓動を思わせます。また絵の中に宇宙や自然の形が浮かんでくるなど、見る人のイマジネーションを刺激し、一つ一つの作品との対話が楽しめるようです。井上さんは戦後日本を代表する抽象画家津高和一さんに師事、20年前に倉敷に帰り、個展を中心に創作活動を続けています。ここ2年の新作30点を展示した井上さんの個展「生命の色2008」は、今月25日(日)まで開かれています。
躍動感溢れる人やきれいな景色など、会場にはメンバーの力作50点が並べられています。フォト・マービーは真備地区を中心とした30代から70代の写真愛好家22人が月に1回の例会でそれぞれが撮った写真を持ち寄って意見を言いあったり、撮影旅行に出かけるなどして技術を磨いています。この写真展は年1回の発表の場で、メンバーが最近撮った作品の中からこれぞと思う2、3点を選んで展示しています。会場には初日から多くの人が訪れ、それぞれの作品を講評しあったりするなどして熱心に一つひとつの作品を見入っていました。フォト・マービー写真展は今月20日(火)まで開かれています。
細川さんは、障害者の支援活動などを行っている一人です。今日は、倉敷市立自然史博物館で昆虫の水槽を掃除する職業体験をしている倉敷市立第一中学校2年、小林秀章くんの様子を見学しました。今回、細川さんが、倉敷を訪れたのは「ぷれジョブ」の発案者である倉敷市立東中学校の教諭、西幸代さんと出会い、取り組みを視察したいと申し出たのがきっかけです。細川さんは、小林くんをサポートする宮原公恵さんからも「ぷれジョブ」を始めてから不登校だった小林くんが学校へ行き始めたことや自分に自信を持ち始めたことなどの説明を受けました。この「ぷれジョブ」は平成15年から準備が進められ平成17年からは倉敷市の市民提案事業として行われています。今では倉敷市内でおよそ60人が「ぷれジョブ」に参加しています。