スプライト観測衛星を公開 東北大、H2Aで打ち上げ東北大は15日、最終的な組み立て段階に入った、高層大気の発光現象などを調べる「スプライト観測衛星」を報道陣に公開した。本年度中にH2Aロケットで、東大阪宇宙開発協同組合(大阪府東大阪市)が開発した衛星、愛称「まいど1号」などと打ち上げられる予定。 衛星は約50センチの立方体で重さ約50キロ。高橋幸弘・同大大学院理学研究科講師と吉田和哉・同工学研究科教授のグループが開発した。地上から約650キロを1日約15周する予定。観測用カメラ3台を搭載し、近年発見された「スプライト現象」などを観測、発光のメカニズムや分布状況、雷との関係を調べる。同現象の真上からの観測は世界初という。 学内協力などで製作費を約1億円に抑え、開発に要する時間も短縮できた。吉田教授は「打ち上げが成功し成果があげられるよう幸運が続いてほしい」と話している。 |
【共同通信】 |
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