EACの設定

ここではリッピングとエンコードに関する設定を行います。
ドライブの基本的な設定はこちらを。
リッピングに「Exact Audio Copy」を、エンコードに「Lame」を使います。(「Exact Audio Copy」は今後「EAC」と記します。)
EACはこちらからダウンロードします。
http://www.exactaudiocopy.org/
EAC - Exact Audio Copy (左のメニューから「Download」をクリックして、右のフレームを下のほうにスクロールしてまん中あたりです)
Installer」と「ZIP」が有りますが、どちらでも構いません。

「Installer」はダウンロードしたファイルをダブルクリックで実行します。インストールには特に気をつけることは有りません。
「ZIP」はダウンロードしたものを解凍するだけで使用できます。

或いは、ダウンロードサイト
http://www.exactaudiocopy.de/eac6b.html

EAC日本語化パッチ
Exact Audio Copy 日本語化パッチ
http://homepage3.nifty.com/eacj/

日本語化パッチはデスクトップにでも解凍して、そのまま実行するだけで良いです。
詳細はこちらの日本語化のページを見てインストールして下さい。

ここではEACでMP3への変換には、エンコーダにLameを使用します。Lameは下記からダウンロードします。

Lame MP3 Encoder Binaries
http://lame.bakerweb.biz/

Lameは解凍して、その中の「lame.exe」だけを「EAC.exe」と同じ場所にコピーしてください。
本来は何処でも良いのですが、そのほうが間違いが無くて良いと思います。
他のソフトから「Lame.exe」使う予定が有る場合は、適当なフォルダを作成して「lame_enc.dll」と共にそこにコピーしておいてください。
使用している解凍ソフトが「7z」形式に対応していない場合は、こちらを参考にして下さい
EAC V0.95 pb5のインストールと日本語化

1.EACを起動します。最初の起動時に下記のようなウインドウが出たらCDドライブの性能評価等をしますのでそのまま「次へ」で進みます。
  「lame.exe」がコピーされていればそれも検索して使えるように登録してくれます。
  又、後でも触れますがフリーのCDデータベースを使うためにメールアドレスを入力する必要があります。
  「@」の入ったメールアドレスらしき文字列で良いです。
もしこのようなウインドウが出ない場合には、「EAC」を起動してからメニューバーの「EAC」−「設定ウイザ−ド」で起動してください。
「設定ウイザ−ド」はこちらを参考に。

「EAC」が起動したらエンコードのための設定をします。
2.メニューバーの「EAC」−「EACオプション」で「ディレクトリ」タブを開きます。
ここでエンコードされたファイルを保存する場所を設定します。
ここでは「D:」ドライブに「MP3」というフォルダを作成して、そこを保存場所に指定しています。
3.「ファイル名」タブを開きます。ここで保存されるファイル名の設定をします。
「D」 アーティスト名。  「C」 アルバム名。 「N」 トラックナンバー。 「T」 曲名。
%D\%C\%N-%T   \アーティスト\アルバム\01-A NEW STYLE WAR.mp3  (トラックナンバーと曲名の間に「-」)
%D\%C\%N %T  \アーティスト\アルバム\01 A NEW STYLE WAR.mp3  (トラックナンバーと曲名の間に「スペース」)
%D\%C\%T     \アーティスト\アルバム\A NEW STYLE WAR.mp3
「¥」を入れることで、アーティスト名等のフォルダが作られます。「スペース」「-」等もそのまま反映されます。
「%D\%C\%N-%T」と設定すると、「2.」の「ディレクトリ」タブでの保存するディレクトリの設定と合わせて、「D:\MP3\アーティス\アルバム\トラック番号-曲名」というフォルダ構造とファイル名で保存されます。
4.ファイルメニュの「EAC」−「エンコードオプション」です。
エンコードに外部プログラムを使用する」にチェックを付けて下さい。
エンコーダ別パラメータ」は「ユーザー定義のエンコーダ」を指定します。
使用する拡張子」は「.mp3」とします。
エンコードに使用するプログラムをパスを含めて指定」に「参照」を使って「LAME.EXE」を指定して下さい。
「LAME.EXE」はどこに有っても良いですが、EACと同じフォルダにコピーしておいたほうが判り易くて良いと思います。
追加のコマンドラインオプション」は例えば、下記のように記述します。
%l-b 192%l%h-V 0%h %s %d
上記は一例です。他のコマンドラインオプションでも、後ろに「 %s %d 」を付加してください。 「 %s %d 」について。
エンコードが終了したらWAVファイルを削除」のチェックは任意で。
ID3タグを追加」にチェックを付けて下さい。作成されたMP3ファイルにタグ情報が付加されます。
追加のコマンドラインオプション」では様々なコマンドラインオプションで音質を設定できます。
ここにコマンドラインオプションを書き込むと、その下のプルダウンで「ビットレート」を指定してもコマンドラインオプションが優先されます。
その下の「高品質」「低品質」は二種類のコマンドラインオプションを書き込んで、ラジオボタンで選択するようになっています。
上図のように「%l-b 192%l%h-V 0%h %s %d 」と書き込んで「低品質」を選択すると、「%l 」「%l 」ではさまれた「-b 192」でエンコードされ、「高品質」を選択すると「%h」「%h」ではさまれた「-V 0」でエンコードされます。
-b 192 %s %d 」「 -V 0 %s %d 」のように、単独のコマンドラインオプションを指定することも出来ます。
-b」は固定ビットレートを指定します。固定ビットレートの場合は「192」の部分を、次の数字の中から選択します。
数字が大きいほど高品質で、ファイルサイズが大きくなります。
32 40 48 56 64 80 96 112 128 160 192 224 256 320」。
-V」は可変ビットレートを指定します。可変ビットレートの場合は「 -V 0 」の数字の部分を「0〜9」で指定します。
数字が小さいほど高品質で、ファイルサイズが大きくなります。
(「-V」の「V」は必ず「半角大文字」で記述します)
固定ビットレートは常に一定のビットレートで変換されますが、可変ビットレートは曲の中の情報量に応じて、部分ごとにビットレートを変化させていきます。
LAMEの可変ビットレートについてはこちらも参考にしてみてください。
LAMEの可変ビットレートをEncSpotで解析
ビットレートとファイルサイズ
「 -b 192 -q 2 %s %d 」等と「-q 」を追加することで、エンコードの精度を指定することも出来ます。
数値は「0〜9」の間で指定します。
数値の小さいほうが高品質ですが変換に時間が掛かります。
数値を指定しない場合はデフォルトで「-q 3」になります。
WAVEファイルとMP3の相互変換へ。

エンコーダ別パラメータ」に「Lame MP3 Encoder」を指定した場合「追加のコマンドラインオプション」は空白にします。
「ビットレート」のプルダウンメニューからMP3ファイルの音質を設定します。
「高品質」「低品質」を選択します。
この選択は「追加のコマンドラインオプション」にオプションを記述して選択するのとは違って、プルダウンで選択したビットレートに対して変換の精度を指定します。
「高品質」は精度が高くなりますが変換に時間が掛かります。「-q 2」相当。
「低品質」は精度は劣りますが変換に掛かる時間は短縮できます。「-q 7」相当。

エンコードに「午後のこ〜だ」を使用する場合は。
エンコーダ別パラメータ」は「ユーザー定義のエンコーダ」を指定。
エンコードに使用するプログラムをパスを含めて指定」で「午後のこ〜だ」のインストールフォルダに有る「gogo_8hz.exe」指定。
※「wingogo.exe」では有りません。
「EAC」のフォルダに「gogo_8hz.exe」をおきたい場合は、「gogo.dll」も一緒にコピーします。
「EAC」のフォルダに「gogo.dll」を置くと、「EAC」の「エンコードオプション」に「午後のこ〜だDLL 」というタブが出ますが特に設定の必要はありません。
追加のコマンドラインオプション」は「-b 192 %s %d」等、固定ビットレートで指定します。
「gogo_8hz.exe」のヘルプです。
下の図はエンコード中のダイアログです。EACのウインドウに隠れて、見えないかもしれません。

5.「エンコードオプション」の「ID3 タグ」の設定。
上図のように三箇所にチェックをしておきます。
ID3V2タグに xx/xx形式のトラックフォーマットを使用する」は好みで選択してください。
チェックをするとID3V2のトラックナンバーが、例にも有るように「トラックナンバー/トラック数」になります。(01/16、02/16等)
チェックオフでID3V2のトラックナンバーが「01、02」等となります。
6.ファイルメニューの「EAC」−「freedb / データベースオプション」です。
E-Mailアドレス」には最初の「セットアップウイザード」でアドレスを入力していると、それがここに反映されていると思います。
もし空白でしたら「@」の入ったメールアドレスらしき文字列を入力して下さい。
Freedb サーバ」の欄には下記のように入力します。
http://freedbtest.dyndns.org:80/~cddb/cddb.cgi
これをコピー&ペーストしても良いですが、前後にスペースを入れないように注意して下さい。
EACにはデフォルトで複数のデータベースサーバが登録されていますが、日本語に対応していない為に日本語が文字化けします。
その為、日本語に対応している前記のサーバのアドレスを登録します。
もし「Freedb」でCD情報が取得できない場合は、「player」を使ってCD情報を取得することも出来ます。
メニューバーの「EAC」−「EACオプション」―「一般設定」タブを開いて。
「不明なCDが挿入されたとき」―「自動的にオンラインfreedbデータベースにアクセスする」
設定しておくと音楽CDを認識したらすぐに、データベースから情報を取得します。
曲ごとにアーティストが異なるアルバムの場合のタグについて。

CDのデータベースでは「CDDB」とか「AMG」等が知られていますが、これらは私たちユーザーが利用するのは無料ですが
アプリケーションソフトを作って配布している立場の人が、ライセンス料のようなものを負担しているそうです。
ですから「CDDB」とか「AMG」のデータベ−スは、フリーのソフトでは使え無いことが多いです。
そこで、有志の人たちが運営しているフリーのデータベースである「freedb」を使うために、前記のサーバアドレスを使います。
日本語のタイトル数は「CDDB」とか「AMG」に比べて、少ないようですがもし日本語のデータベースが取得できなかったらご自分で曲のタイトルなどを入力してデータベースに登録する、という方法でこのデータベースの運営に協力してください。
Index