【橋下知事、あなたの意見は？】（４０）霧の御堂筋はいかが？ (1/2ページ)

　大阪府の橋下徹知事直轄の重要政策プロジェクトチーム（ＰＴ）が、大阪市のメーンストリート「御堂筋」をイルミネーションで彩る計画を明らかにしたことに反対意見が相次いでいる。

　夜の街より昼間の環境整備を進めるべきだという男性は《昼間に活動する人たちが憩いを感じられるようにすることを第一にすべきで、イルミネーションは厚化粧。不夜城とするのは一部の歓楽街だけにすべきではないか》。

　教育予算削減に反対している母親という方からのメールでは《御堂筋パレードでも見直しをしているのに、なぜ、新たにイルミネーションに予算を計上するという考えになるのか。ぜひ、教育や福祉など生活のために必要なところに回していただきたい》としていた。

　また、男性会社員（３２）は《面白い案だと思うが、周辺店舗や交通機関の客足が伸びるだけ。府が特定の商店をバックアップするのならば、それなりの根拠や財源を示す必要があるのでは》と記していた。

　削減対象のひとつになっている府内の小学１・２年生の３５人学級編成の費用は平成１９年度予算でみると、約２０億円。こうした削減案がセンセーショナルだっただけに、みな、イルミネーションにかかる１０〜２０億円という出費にひっかかりを感じているようだ。