日本書紀
Nihon Syoki
日本書紀 巻第一 神代 全神名表(登場順)
I. 古天地未剖 ( いにしえに あめつち いまだわかれず )
1 國常立 くにのとこたちのみこと ●国の地盤(トコ)がしっかり安定した(タチ)ことを示す神名。
16:天鏡の親(II-2)。
◆《別称》國底立(クニノソコタチノミコト)(I-1)
2 國狹槌 くにのさつちのみこと ●サツチは神稲を植える大切な土の意。
◆《別称》國狹立(クニノサタチノミコト)(I-1)
3 豐斟渟 とよくむぬのみこと ●豐は豊かな様、斟は酒などを注ぐこと、渟は沼の意。
◆《別称》豐國主(トヨクニヌシノミコト)・豐組野(トヨクムノノミコト)・豐香(トヨカブノノミコト)・浮經野豐買(ウカブノトヨカウノミコト)・豐國野(トヨクニノノミコト)・豐齧野(トヨカブノノミコト)・葉木國野(ハコクニノノミコト)・見野(ミノノミコト)(I-1)
  國底立 くにのそこたちのみこと 1:國常立の別称
  國狹立 くにのさたちのみこと 2:國狹槌の別称
  豐國主 とよくにぬしのみこと 3:豐斟渟の別称
  豐組野 とよくむののみこと 3:豐斟渟の別称
  豐香 とよかぶののみこと 3:豐斟渟の別称
  浮經野豐買 うかぶのとよかふのみこと 3:豐斟渟の別称
  豐國野 とよくにののみこと 3:豐斟渟の別称
  豐齧野 とよかぶののみこと 3:豐斟渟の別称
  葉木國野 はこくにののみこと 3:豐斟渟の別称
  見野 みののみこと 3:豐斟渟の別称
4 可美葦牙 うましあしかびひこぢのみこと ●ウマシは美称、アシカビは葦の芽の意。ヒコジは普通夫、男を指す語であるが、この場合はコヒジ(泥の古語)の転訛か。
5 天御中主 あまのみなかぬしのみこと ●天の中央にいる主たる神の意。
6 高皇 たかみむすひのみこと ●ムスヒは生す霊であり、萬物を生み出す霊威。
95:思bの親(VII-1)。
117:少名命の親(VIII-6)。
141:三穗津姫の親(IX-2)。
122幡千千姫の親(IX-6)。
◆《別称》高皇靈(タカミムスヒ)(VII-1)
7 b皇 かむみむすひのみこと ●ムスヒは生す霊であり、萬物を生み出す霊威。
122幡千千姫の親(IX-7)。
II. 次有b ( つぎにかみます )
8 うひぢにのみこと ●ウは不詳。ヒヂ、二は共に泥の意
◆《別称》土根(ウヒヂネノミコト)(II-0)
9 沙土 すひぢにのみこと ●スは不詳。ヒヂ、二は共に泥の意
◆《別称》沙土根(スヒヂネノミコト)(II-0)
  土根 うひぢねのみこと 8の別称
  沙土根 すひぢねのみこと 9:沙土の別称。
10 之道 おほとのぢのみこと ●大きな戸の男性の神の意。11:大苫邊と対。
◆《別称》大之邊(オホトノベ)・大(オホトマヒコニミコト)・大富道(オホトマヂノミコト)(II-0)
  之邊 おほとのべ 10:大之道の別称。
11 大苫邊 おほとまべのみこと ●大きな戸の女性の神の意。10:大之道と対。
◆《別称》大(オホトマヒメノミコト)・大富邊(オホトマベノミコト)(II-0)
  おほとまひこのみこと 10:大之道の別称。
  おほとまひめのみこと 11:大苫邊の別称
  大富道 おほとまぢのみこと 10:大之道の別称
  大富邊 おほとまべのみこと 11:大苫邊の別称
12 面足 おもだるのみこと ●オモダルは容貌が整って美しいことを指す。男神(14:伊弉諾)が女神(15:伊弉冉)に対してかけた言葉を神格化したもの。従って13:惶根と対
13 惶根 かしこねのみこと ●カシコは「かしこまる」の語幹で畏れ多いこと。女神(15:伊弉冉)が男神(14:伊弉諾)に対してかけた言葉を神格化したもの。従って12:面足と対。
14:伊弉諾15:伊弉冉の親(II-1)。
◆《別称》吾屋惶根(アヤカシコネノミコト)・忌橿城(イムカシキノミコト)・ヨ橿城根(アオカシキネノミコト)・吾屋橿城(アヤカシキノミコト)(II-0)
  吾屋惶根 あやかしこねのみこと 13:惶根の別称
  忌橿城 いむかしきのみこと 13:惶根の別称
  ヨ橿城根 あおかしきねのみこと 13:惶根の別称
  吾屋橿城 あやかしきのみこと 13:惶根の別称
14 伊弉諾 いざなきのみこと ●イザは「誘う」の意、ナは助詞、キは男性を示す接尾語。天父神。
13:惶根の子(II-1)。
18:沫蕩の子(II-2)。
15:伊弉冉とともに21:蛭兒の親(IV-1,他)。
15:伊弉冉とともに22:句句廼馳、23:草野姫、24:大貴、25:月弓26:素戔鳴の親(V-0)。
15:伊弉冉とともに27:軻遇突智、28:埴山姫、29:罔象女の親(V-2)。
15:伊弉冉とともに32:級長邊命、33:倉稲魂命、34:少童命、35:山祗、36:速秋津日命、22:句句廼馳、37:埴安b、27:軻遇突智の親(V-6)。
◆投げ捨てた杖(みつゑ)から52:岐bを、帯(みおび)から53:長道磐bを、衣(みそ)から54:煩bを、褌(はかま)から55:開囓bを、履(くつ)から56:道敷bを成す(V-6)。
◆中瀬(なかつせ)で身を洗った時に58:八十枉津日神、59:b直日b、60:大直日bを、海底(うみのそこ)で身を洗った時に61:底津少童命、62:底筒男命を、潮中(しおのなか)で身を洗った時に63:中津少童命、64:中筒男命を、潮上(しおのうへ)で身を洗った時に65:表津少童命、66:表筒男命を成す(V-6)。
◆左の眼を洗った時に24:大貴、右の眼を洗った時に25:月弓、鼻を洗った時に26:素戔鳴を成す(V-6)。
◆唾より81:速玉之男、82:泉津事解之男を成す(V-10)。
◆体を濯いだ時に磐土命(66:表筒男命)、60:大直日b、底土命(62:底筒男命)、84:大綾津日b、赤土命(64:中筒男命)、大地海原諸b(おほつちうなばらのもろもろのかみたち)を成す(V-10)。
◆天明玉(94:u明玉)の親(VII-3)。
133:事勝國勝長狹の親(IX-4)。
15 伊弉冉 いざなみのみこと ●イザは「誘う」の意、ナは助詞、ミは女性を表す。地母神。◆13:惶根の子(II-1)。
◆(子は14:伊弉諾参照)
◆吐(たぐり)より31:金山を、小便(ゆまり)より29:罔象女を、大便(くそ)より28:埴山姫を成す(V-4)。
16 天鏡 あまのかがみのみこと ●名義不詳。宋史日本伝にも名前が見える。
1:國常立の子(II-2)。
17:天萬の親(II-2)。
17 天萬 ●名義不詳。宋史日本伝にも名前が見える。
あめよろずのみこと
16:天鏡の子(II-2)。
18:沫蕩の親(II-2)。
18 沫蕩 あわなぎのみこと ●アワは泡、ナは助詞、ギは男性を示す接尾語。泡から生じた神。
17:天萬の子(II-2)
14:伊弉諾の親(II-2)
III. 凡八b矣 ( すべてやはしらのかみます )
19 角樴 つのくひのみこと ●ツノは芽生えるものの意。樴は杙に同じ。土止めの杭の意か。男神。20:活樴と対。
20 活樴 いくくひのみこと ●イクは生命力あるものの意。樴は杙に同じ。土止めの杭の意か。女神。19:角樴と対。
IV. 伊弉諾 伊弉冉 立於天浮橋之上 ( いざなきのみこと いざなみのみこと、あまのうきはしのうえにたたして )
21 蛭兒 ひるこ ●ヒルは不具を意味する。手足の萎えた、或いは手足のない子の意か。24:大貴のヒルメを「日の女(ヒノメ)」と考えるならば、それに対する男性「日の子」の意か。
14:伊弉諾15:伊弉冉の子(IV-1)。
V. 次生海 ( つぎにうなばらをうむ )
22 句句廼馳 くくのち ●木を司る神。ククは木々の意、ノは助詞、チは霊威、精。
14:伊弉諾15:伊弉冉の子(V-0,V-6)。
23 草野姫 かやのひめ ●草や野を司る神。
14:伊弉諾15:伊弉冉の子(V-0)。
◆《別称》野槌(ノツチ)(V-0)
  野槌 のつち 23:草野姫の別称。
24 大日 おほひるめのむち ●大は美称、ヒルメは「日の妻(メ)」、日に仕える巫女の意か。ムチは貴い人の意。皇祖神であり太陽神。
14:伊弉諾15:伊弉冉の子(V-0)。
26:素戔鳴が大日貴の八坂瓊之五百箇御統(やさかにのいおつのみすまる)を噛み砕き吹いた霧から89:正哉吾勝勝速日天穗耳90:天穗日命、91:天津根命、92:活津根命、93:熊野樟日命が成る(VI-0)。
◆自らの十握剣(とつかのつるぎ)を食べて88:市杵嶋姫を、九握剣(ここのつかのつるぎ)を食べて87:湍津姫を、八握剣(やつかのつるぎ)を食べて86:田心姫を成す(VI-1,VI-3)。
26:素戔鳴の八坂瓊之曲玉(やさかにのまがたま)を噛み砕き、瓊端(たまのはし)を噛み砕き吹いた息吹から88:市杵嶋姫を、瓊中(たまのなか)を噛み砕き吹いた息吹から86:田心姫を、瓊尾(たまのお)を噛み砕き吹いた息吹から87:湍津姫を成す(VI-2)。
◆《別称》天照大b(アマテラスオホミカミ)・天照大日(アマテラスオホヒルメノミコト)(V-0)
  天照大b あまてらすおほみかみ ●天上から照らす大いなる神の意。
24:大日貴の別称。
  天照大日 あまてらすおほひるめのみこと 24:大日貴の別称。
25 月弓 つくゆみのみこと ●月を司る神。ユミは読み(ヨミ)から転化した発音だと考えられ、この場合のヨミは数を数える事。月齢を象徴する神名。
14:伊弉諾15:伊弉冉の子(V-0)。
◆《別称》月夜見(ツクヨミノミコト)・月讀(ツクヨミノミコト)(V-0)
  月夜見 つくよみのみこと 25:月弓の別称。
  月讀 つくよみのみこと 25:月弓の別称。
26 素戔鳴 すさのをのみこと ●スサは「すさまじい」の語幹で手のつけられない様、或いは出雲風土記にも見える地名「須佐」か。荒ぶる男の神。
14:伊弉諾15:伊弉冉の子(V-0)。
24:大日貴が素戔鳴の十握剣(とつかのつるぎ)を噛み砕き吹いた霧から86:田心姫、87:湍津姫、88:市杵嶋姫姫が成る(VI-0)。
◆自らの八坂瓊之五百箇御統(やさかにのいおつのみすまる)を食べて89:正哉吾勝勝速日天穗耳91:天津根命、92:活津根命、90:天穗日命、93:熊野樟日命を成す(VI-1)。
天に昇ろうとした時に94:u明玉を成す(VI-2)。
◆自らの左の髻(もとどり)の五百箇御統(いほつのみすまる)を含み左の手に吐いて89:正哉吾勝勝速日天穗耳を、右の髻の五百箇御統を含み右手に吐いて90:天穗日命を、頚(みくび)の五百箇御統を含み、左の臂(ただむき)に吐いて91:天津根命を、右の臂(ただむき)に吐いて92:活津根命を、左足に吐いて41:熯速日bを、右足に吐いて93:熊野樟日命を成す(VI-3)。
◆自らの左の髻(もとどり)の五百箇御統之瓊(いほつのみすまるのたま)の端を噛んで左の掌(たなごころ)に置いて89 正哉吾勝勝速日天穗耳を、右の瓊を噛んで右の掌に置いて90:天穗日命、91:天津根命、92:活津根命、41:熯速日b、93:熊野樟日命を成す(VII-3)。
109:奇稻田姫の夫(VIII-0)。
109:奇稻田姫とともに111:大己貴bの親(VIII-0)。
109:奇稻田姫とともに112:苳V湯山主三名狹漏八嶋篠の親(VIII-1)。
109:奇稻田姫とともに111:大己貴bの六世の親(VIII-2)。
113:五十猛bの親(VIII-4)。
114:天之葺根bの五世の親(VIII-4)。
113:五十猛b、115:大屋津姫命、116:柧津姫命の親(VIII-5)。
◆《別称》b素戔鳴(カムスサノヲノミコト)・速b素戔鳴(ハヤスサノヲノミコト)(V-0)、武素戔鳴(タケスサノヲノミコト)(VIII-0)
  b素戔鳴 かむすさのをのみこと 26:素戔鳴の別称。
  速素戔鳴 はやすさのをのみこと 26:素戔鳴の別称。
27 軻遇突智 かぐつち ●カグは陽炎(かげろう)のカゲ、篝火(かがりび)のカガ、赫(かがよ)うのカガなどの語根で光輝を示す。ツは助詞、チは霊威、権威あるものの意。火を司る神。
14:伊弉諾15:伊弉冉の子(V-2,V-6)。
28:埴山姫の夫で30:稚靈の親(V-2)。
14:伊弉諾に斬られた時に剣の鐔(つみは=鍔)から滴った血より40:甕速日b、熯速日bが成る、或いはこれに次いで42 武甕槌bも成る。また剣の鋒(さき=剣先)から滴った血より43:磐裂b、44:根裂b、45:磐筒男命が成る、或いは45:磐筒男命、46:磐筒女命が成る。また剣の頭(たかみ=柄)からした経った血より47:闇龗、48:闇山祗、49:闇罔象が成る(V-6)。
27:軻遇突智が14:伊弉諾に剣で三段(みきだ)に斬られたうちの一段(ひときだ)が雷b(いかづちのかみ)に、一段が67:大山祗神に、一段が68:高龗に成る(V-7)。
14:伊弉諾が軻遇突智を斬った時の血が滴った五百箇磐石より、43:磐裂b、44:根裂b、45:磐筒男命、46:磐筒女命、39:經津主bが成る(V-7)。
14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時五段(いつきだ)に分かれ、首(かしら)より大山祗(67:大山祗神)が、身中(むくろ)より69:中山祗が、手より70:麓山祗が、腰より71:正勝山祗が、足より72山祗が成る(V-8)。
◆《別称》火靈(ホムスヒ)(V-3)
28 埴山姫 はにやまひめ ●土を司る女神。ハニは土器や染色に使う粘土。
14:伊弉諾15:伊弉冉の子(V-2)。
15:伊弉冉の大便(くそ)より成る(V-4)。
27:軻遇突智の妻で30:稚靈の親(V-2)。
◆《別称》埴山媛(ハニヤマビメ)(V-4)
29 罔象女 みつはのめ ●水を司る神。ミツは水を指したらしい。ハは未詳。
14:伊弉諾15:伊弉冉の子(V-2)。
15:伊弉冉の小便(ゆまり)より成る(V-4)。
30 わくむすひ ●ワクは若の意、或いは食物を表すウカ(食)の転化したものか。ムスヒは霊妙な生産力。焼畑を起源とする農場の神。
27:軻遇突智と28:埴山姫の子(V-2)。
  ほむすひ ●ムスヒは霊妙な生産力の意。火によって色々なもの(土器など)を生まれることからの神名
27:軻遇突智の別称。
31 金山 かなやまびこ ●鉱物を司る神。
15:伊弉冉の吐(たぐり)より成る(V-4)。
  埴山媛 はにやまびめ 28:埴山姫の別称。
32 級長邊命 しなとべのみこと ●シナトベは息長つ女(シナツメ)の意。風と息を司る女神。
14:伊弉諾15:伊弉冉の子(V-6)。
◆《別称》級長津命(シナツヒコノミコト)(V-6)
  級長津 しなつひこのみこと ●息長つ、つまり男神だが一対となるはずの女神である32:級長邊命の別称として記載されている。
32:級長邊命の別称。
33 倉稻魂命 うかのみたまのみこと ●ウカは食物の意。「倉」なのは「食」と誤ったものが後世に伝わったためか、稲の納屋のことか。穀霊神。
14:伊弉諾15:伊弉冉の子(V-6)。
34 少童命 わたつみのみこと ●ワタは海。朝鮮語で海を意味するパタと関係があると思われる。ツは助詞、ミは精や神のこと。海の精霊たる神。「少童」の字を当てているのは海神、水神を子供が姿をしているとする伝承のためか。
14:伊弉諾15:伊弉冉の子(V-6)。
35 山祗 やまつみ ●山を司る神
14:伊弉諾15:伊弉冉の子(V-6)。
36 速秋津日命 はやあきつひのみこと ●ハヤは敬称、アキは開きの意。ツは喉(のど)の古語「飲み門(ノミト)」は瀬戸のトと同じくものが通過する狭くなっている場所。つまりアキツで港の意。文中に「水門(みなそ)の神」と説明されている。
14:伊弉諾15:伊弉冉の子(V-6)。
37 埴安b はややすのかみ ●土を司る神。28:埴山姫と同神とも考えられるが、古事記で埴山姫に当たる波邇夜須毘売神(はにやすびめのかみ)と対になっている波邇夜須毘古神に当たる、つまり埴山姫と対となる男神か。
14:伊弉諾15:伊弉冉の子(V-6)。
38 啼澤女命 なきさわめのみこと ●水を司る神。サワは多いことを示す。つまり沢山涙を流す神の意。
14:伊弉諾の涙より成る(V-6)。
39 經津主b ふつぬしのかみ ●フツは物が切れる音、あるいは光るものの意か
14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時の血が滴った五百箇磐石(いほついわむら)から生まれる(V-6,V-7)。
45:磐筒男命と46:磐筒女命の子(IX-0)。
40 甕速日b みかはやひのかみ ●ミカはミイカの略でミは御、イカは厳の意。ヒは霊力を示す。神々しく厳しく速い霊力の神の意。雷と刀剣を司る神。
14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時に剣の鐔(つみは=鍔)から滴った血より成る(V-6)。
42:武甕槌bの親(V-6)。
130稜威雄走bの子(IX-0)。
41:熯速日bの親(IX-0)
◆《別称》甕速日命(ミカハヤヒノミコト)(V-6)
41 熯速日b ひはやひのかみ ●熯は乾くこと。乾かすのが速い霊力の神の意。火と熱の神
14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時に剣の鐔(つみは=鍔)から滴った血より成る(V-6)。
26:素戔鳴が自らの頚(みくび)の五百箇御統(いほつのみすまる)を含み、左の足に吐いて成す(VI-3)。
26:素戔鳴が自らの右の五百箇御統之瓊(いほつのみすまるのたま)を噛んで右の掌(たなごころ)に置いて成る(VII-3)。
40:甕速日bの子(IX-0)。
42:武甕槌bの親(IX-0)。
◆《別称》熯速日命(ヒハヤヒノミコト)(V-6)、熯之速日命(ヒノハヤヒノミコト)(VI-3)
42 武甕槌b たけみかづちのかみ ●猛々しい雷の神の意。
40:甕速日bの子、或いは14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時に剣の鐔(つみは=鍔)から滴った血より成る(V-6)。
41:熯速日bの子(IX-0)。
  甕速日命 みかはやひのみこと 40:甕速日bの別称。
  熯速日命 ひはやひのみこと 41:熯速日bの別称。
43 磐裂b いはさくのかみ ●磐を割く雷の神の意。
14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時に剣の鋒(さき=剣先)から滴った血より成る(V-6)。
14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時の血が滴った五百箇磐石より成る(V-7)。
44:根裂bとともに45:磐筒男命、46:磐筒女命の親(IX-0)。
44 根裂b ねさくのかみ ●木の根を割く雷の神の意。
14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時に剣の鋒(さき=剣先)から滴った血より成る(V-6)。
14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時の血が滴った五百箇磐石より成る(V-7)。
43:磐裂bとともに45:磐筒男命、46:磐筒女命の親(IX-0)。
45 磐筒男命 いはつつをのみこと ●ツツは粒(ツブ)の古語。つまり雷に打たれた岩が粒と化すこと。男神。
14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時に剣の鋒(さき=剣先)から滴った血より成る(V-6)。
14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時の血が滴った五百箇磐石より成る(V-7)。
43:磐裂bと44:根裂bの子(IX-0)。
46:磐筒女命とともに39:經津主bの親(IX-0)。
◆《別称》磐筒男b(イワツツヲノカミ)(V-7)
46 磐筒女命 いはつつめのみこと ●ツツは粒(ツブ)の古語。つまり雷に打たれた岩が粒と化すこと。女神。
14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時に剣の鋒(さき=剣先)から滴った血より成る(V-6)。
14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時の血が滴った五百箇磐石より成る(V-7)。
43:磐裂bと44:根裂bの子(IX-0)。
45:磐筒男命とともに39:經津主bの親(IX-0)。
◆《別称》磐筒女b(イワツツメノカミ)(V-7)
47 闇龗 くらおかみ ●クラは谷、オカミは水神の意。つまり水を司る谷間の龍神のこと。
14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時に剣の頭(たかみ=柄)から滴った血より成る(V-6)。
48 闇山祗 くらやまつみ ●クラは谷、ヤマツミは山を司る神の意。谷間に住む山神。
14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時に剣の頭(たかみ=柄)から滴った血より成る(V-6)。
49 闇罔象 くらみつは ●クラは谷、ミツは水を指したらしい。ハは未詳。谷間に住む水神。
14:伊弉諾27:軻遇突智を斬った時に剣の頭(たかみ=柄)から滴った血より成る(V-6)。
50 泉津醜女 よもつしこめ ●黄泉の国の醜い女の意。
51 泉津日狹女 よもつひさめ ●ヨモツは「黄泉の国の」の意。ヒサメは不詳。
50:泉津醜女の別称。
52 岐b ふなとのかみ ●フナトは元々「来名戸(クナド)」が原型。その道を入ってくるな、の意。分岐点(三叉路)に立てられる道祖神。
◆伊弉諾の投げた杖(みつゑ)より成る(V-6,V-9)。
53 長道磐b ながちはのかみ ●長い道を司る岩の神の意か。
◆伊弉諾の投げた帯(みおび)より成る(V-6)。
54 煩b わづらひのかみ ●ワヅラヒとは事がうまくいかない事。
◆伊弉諾の投げた衣(みそ)より成る(V-6)。
55 開囓b あきくひのかみ ●アキクヒは口を開けて食う、の意か。
◆伊弉諾の投げた褌(はかま)より成る(V-6)。
56 道敷b ちしきのかみ ●チは道、シキは一面に力を及ぼすこと。道の神。
◆伊弉諾の投げた履(くつ)より成る(V-6)。
57 泉門塞之大b よみどにふたがりますおほみかみ ●泉津平坂(よもつひらさか)にある黄泉と現世とを隔てる「千人所引磐石(ちびきのいは)」の神名。冥界の穢れが現世に湧き出るのを防ぐ神。
◆《別称》道返b(チガエシノカミ)(V-6)、泉守道者(ヨモツチモリビト)(V-10)
  道返b ちがえしのかみ ●チガエシは引き返らせること。死神を冥界に返す神。
57:泉門塞之大bの別称。
58 八十枉津日神 やそまがつひのかみ ●八十は数が多いこと、マガは穢れ、ツは助詞、ヒは霊力。数多くの穢れの霊力を持つ神。
14:伊弉諾が中瀬(なかつせ)で身を洗った時に成る(V-6)。
59 b直日b かむなほひのかみ ●カムは美称。ナホは枉り(まがり=穢れ)を直すの意
14:伊弉諾が中瀬(なかつせ)で身を洗った時に成る(V-6)。
60 大直日b おほなほひのかみ ●大は美称。ナホは枉り(まがり=穢れ)を直すの意
14:伊弉諾が中瀬(なかつせ)で身を洗った時に成る(V-6)。
61 底津少童命 そこつわたつみのみこと ●海底を司る海の神の意。
14:伊弉諾が海底(うみのそこ)で身を洗った時に成る(V-6)。
62 底筒男命 そこつつをのみこと ●ツツは粒、この場合星粒のことか。海底を司り、航海の指標となる星の神。
14:伊弉諾が海底(うみのそこ)で身を洗った時に成る(V-6)。
14:伊弉諾が体を濯いだ時に成る(V-10)。
◆《別称》底土命(ソコツツノミコト)(V-10)
63 中津少童命 なかつわたつみのみこと ●海中を司る海の神の意。
14:伊弉諾が潮中(しおのなか)で身を洗った時に成る(V-6)。
64 中筒男命 なかつつをのみこと ●ツツは粒、この場合星粒のことか。海中を司り、航海の指標となる星の神。
14:伊弉諾が潮中(しおのなか)で身を洗った時に成る(V-6)。
14:伊弉諾が体を濯いだ時に成る(V-10)。
◆《別称》赤土命(アカツツノミコト)(V-10)
65 表津少童命 うはつわたつみのみこと ●海上を司る海の神の意。
14:伊弉諾が潮上(しおのうへ)で身を洗った時に成る(V-6)。
66 表筒男命 うはつつをのみこと ●ツツは粒、この場合星粒のことか。海上を司り、航海の指標となる星の神。
14:伊弉諾が潮中(しおのうへ)で身を洗った時に成る(V-6)。
14:伊弉諾が体を濯いだ時に成る(V-10)。
◆《別称》磐土命(イハツツノミコト)(V-10)
67 大山祗神 おほやまつみのかみ ●大は美称。山を司る神。
27:軻遇突智が14:伊弉諾に剣で三段(みきだ)に斬られたうちの一段(ひときだ)より成る(V-7)。
27:軻遇突智が14:伊弉諾に剣で五段(いつきだ)に斬られたうちの首(かしら)より成る(V-8)。
134:鹿葦津姫の親(IX-0,IX-2)。
146:磐長姫の親(IX-2)。
◆《別称》大山祗(オホヤマツミ)(V-8)
68 高龗 たかおかみ ●オカミは水神のこと。
27:軻遇突智が14:伊弉諾に剣で三段(みきだ)に斬られたうちの一段(ひときだ)より成る(V-7)。
  磐筒男b いはつつをのかみ 45:磐筒男命の別称。
  磐筒女b いはつつめのかみ 46:磐筒女命の別称。
  大山祗 おほやまつみ ●頭部なので大山を当てた。
67:大山祗神の別称。
69 中山祗 なかやまつみ ●胴体は体の真ん中にあるので中山を当てた。
27:軻遇突智が14:伊弉諾に剣で五段(いつきだ)に斬られたうちの身中(むくろ)より成る(V-8)。
70 麓山祗 はやまつみ ●麓は端のこと。手は体の端にあるので麓山(端山)を当てた。
27:軻遇突智が14:伊弉諾に剣で五段(いつきだ)に斬られたうちの手より成る(V-8)。
71 正勝山祗 まさかやまつみ マサカは真坂の意。腰は斜めに細くなっているので正勝(真坂)を当てた。
27:軻遇突智が14:伊弉諾に剣で五段(いつきだ)に斬られたうちの腰より成る(V-8)。
72 山祗 しぎやまつみ ●シギは鳥の鷸(しぎ)のこと。その長い脚からの連想か。
27:軻遇突智が14:伊弉諾に剣で五段(いつきだ)に斬られたうちの足より成る(V-8)。
73 大雷 おほいかづち ◆腐りただれた15:伊弉冉の首(かしら)の上にいた(V-9)。
74 火雷 ほのいかづち ◆腐りただれた15:伊弉冉の胸の上にいた(V-9)。
75 土雷 つちいかづち ◆腐りただれた15:伊弉冉の腹の上にいた(V-9)。
76 稚雷 わかいかづち ◆腐りただれた15:伊弉冉の背(そびら)の上にいた(V-9)。
77 くろいかづち ◆腐りただれた15:伊弉冉の尻(かくれ)の上にいた(V-9)。
78 山雷 やまつち ◆腐りただれた15:伊弉冉の手の上にいた(V-9)。
79 野雷 のつち ◆腐りただれた15:伊弉冉の足の上にいた(V-9)。
80 裂雷 さくいかづち ◆腐りただれた15:伊弉冉の陰(ほと)の上にいた(V-9)。
81 速玉之男 はやたまのを ●速は美称。玉は唾が玉のように丸く光るところから。14:伊弉諾15:伊弉冉との関係をたつことを宣言し唾した時に生まれた、誓約の神
14:伊弉諾の唾より成る(V-10)。
82 泉津事解之男 よもつことさかのを ●コトサカは関係を断つこと。14:伊弉諾15:伊弉冉との関係をたつことを宣言し唾した時に生まれた、誓約の神。
14:伊弉諾の唾より成る(V-10)。
  泉守道者 よもつちもりびと ●黄泉の入り口を守る人の意。明記されてはいないが57:泉門塞之大bと同神であろう。
57:泉門塞之大bの別称
83 菊理媛b くくりひめのかみ ●話を聞き助言をする神のようだが語義などは不詳。
  磐土命 いはつつのみこと 66:表筒男命の別称。
84 大綾津日b おほあやつひのかみ ●アヤは枉(マガ)の変異か。古事記における大禍津日神に当たると考えられる。
14:伊弉諾が体を濯いだ時に成る(V-10)。
  底土命 そこつつのみこと 62:底筒男命の別称。
  赤土命 あかつつのみこと 64:中筒男命の別称。
85 保食b うけもちのかみ ●ウケはウカ(食料)の転。食料と養蚕を司る神。
VI. 於是 素戔嗚 請日 ( ここにすさおのみこと まうしてまうさく )
86 田心姫 たこりひめ ●コリは霧(キリ)の転訛か。
24:大日貴が26:素戔鳴の十握剣(とつかのつるぎ)を噛み砕き吹いた霧から成る(VI-0)。
24:大日貴が自分の八握剣(やつかのつるぎ)を食べて成る(VI-1,VI-3)。
24:大日貴が26:素戔鳴の八坂瓊之曲玉(やさかにのまがたま)の瓊中(たまのなか)を噛み砕き吹いた霧から成る(VI-2)。
◆《別称》田心姫命(タコリヒメノミコト)(VI-2),田霧姫命(タキリヒメノミコト)(VI-3)
87 湍津姫 たぎつひめ ●タギツとは水が激しく流れる様。
24:大日貴が26:素戔鳴の十握剣(とつかのつるぎ)を噛み砕き吹いた霧から成る(VI-0)。
24:大日貴が自分の九握剣(ここのつかのつるぎ)を食べて成る(VI-1,VI-3)。
24:大日貴が26:素戔鳴の八坂瓊之曲玉(やさかにのまがたま)の瓊尾(たまのお)を噛み砕き吹いた霧から成る(VI-2)。
◆《別称》湍津姫命(タギツヒメノミコト)(VI-2,VI-3)
88 市杵嶋姫 いつきしまひめ ●現厳島神社は元は伊都伎島(イツキシマ)神社といい、この一神のみを祀っていたと考えられる。
24:大日貴が26:素戔鳴の十握剣(とつかのつるぎ)を噛み砕き吹いた霧から成る(VI-0)。
24:大日貴が自分の十握剣(とつかのつるぎ)を食べて成る(VI-1,VI-3)。
24:大日貴が26:素戔鳴の八坂瓊之曲玉(やさかにのまがたま)の瓊端(たまのはし)を噛み砕き吹いた霧から成る(VI-2)。
◆《別称》瀛津嶋姫(オキツシマヒメ)(VI-1)、市杵嶋姫命(イツキシマヒメノミコト)(VI-2,VI-3)、瀛津嶋姫命(オキツシマヒメノミコト)(VI-3)
89 正哉吾勝勝速日天穗耳 まさかあかつかちはやひあまのおしほみみのみこと ●マサカアカツは正に今(哉)我(吾)は勝つの意。カチハヤヒのハヤは美称、ヒは霊威、つまり勝つ素晴らしい霊威の意。アマノは天孫系の神であることを示す。オシは威力があるものの意。ホは稲穂、或いは突出して優れていること、ミミはミ(祗=精霊、神)を重ねた語か。総じてオシホミミは威力ある稲穂を司る神霊の意。
26:素戔鳴24:大日貴の八坂瓊之五百箇御統(やさかにのいおつのみすまる)を噛み砕き吹いた霧から成る(VI-0)。
26:素戔鳴が自分の八坂瓊之五百箇御統(やさかにのいおつのみすまる)を食べて成る(VI-1)。
26:素戔鳴が24:大日貴の剣の末(すゑ)を噛み砕いた吹いた息吹から成る(VI-2)。
26:素戔鳴が自らの左の髻(もとどり)の五百箇御統(いほつのみすまる)を含み、左手に吐いて成す(VI-3)。
26:素戔鳴が自らの左の髻(もとどり)の五百箇御統之瓊(いほつのみすまるのたま)の端を噛んで左の掌(たなごころ)に置いて成る(VII-3)。
122幡千千姫 の夫(IX-0,IX-1,IX-2)。
122幡千千姫とともに123:天津火瓊瓊杵の親(IX-0,IX-1,IX-2)。
153:玉依姫命とともに154:天之杵火火置瀬の親(IX-7)。
155:丹舃姫とともに123:天津火瓊瓊杵の親(IX-7)。
◆《別称》正哉吾勝勝速日天(マサカアカツカチハヤヒアマノオシホネノミコト)(VI-1)、勝速日天穂耳(カチハヤヒアマノオシホミミノミコト)(VI-3)、正哉吾勝勝速日天穗根(マサカアカツカチハヤヒアマノオシホネノミコト)(VII-3)、天穗根(アマノオシホネノミコト)(IX-5)、天骨命(アマノオシホネノミコト)・天大耳(アメノオホシミミノミコト)(IX-7)
90 天穗日命 あまのほひのみこと ●穂は稲穂、ヒは霊(ヒ=神霊)の意。
26:素戔鳴24:大日貴の八坂瓊之五百箇御統(やさかにのいおつのみすまる)を噛み砕き吹いた霧から成る(VI-0)。
26:素戔鳴が自分の八坂瓊之五百箇御統(やさかにのいおつのみすまる)を食べて成る(VI-1)。
26:素戔鳴が24:大日貴の剣の末(すゑ)を噛み砕いた吹いた息吹から成る(VI-2)。
26:素戔鳴が自らの右の髻(もとどり)の五百箇御統(いほつのみすまる)を含み、右手に吐いて成す(VI-3)。
26:素戔鳴が自らの右の五百箇御統之瓊(いほつのみすまるのたま)を噛んで右の掌(たなごころ)に置いて成る(VII-3)。
124:大背レ三熊之大人の親(IX-0)。
91 天津根命 あまつひこねのみこと ●ヒコは日子、つまり太陽の子ないし太陽神の子の意。天に坐す太陽の子の神の意
26:素戔鳴24:大日貴の八坂瓊之五百箇御統(やさかにのいおつのみすまる)を噛み砕き吹いた霧から成る(VI-0)。
26:素戔鳴が自分の八坂瓊之五百箇御統(やさかにのいおつのみすまる)を食べて成る(VI-1)。
26:素戔鳴が24:大日貴の剣の末(すゑ)を噛み砕いた吹いた息吹から成る(VI-2)。
26:素戔鳴が自らの頚(みくび)の五百箇御統(いほつのみすまる)を含み、左の臂(ただむき)に吐いて成す(VI-3)。
26:素戔鳴が自らの右の五百箇御統之瓊(いほつのみすまるのたま)を噛んで右の掌(たなごころ)に置いて成る(VII-3)。
92 活津根命 いくつひこねのみこと ●イクは生、生命力に富んでいること。ヒコは日子、つまり太陽の子ないし太陽神の子の意。生き生きとした太陽の子の神の意
26:素戔鳴24:大日貴の八坂瓊之五百箇御統(やさかにのいおつのみすまる)を噛み砕き吹いた霧から成る(VI-0)。
26:素戔鳴が自分の八坂瓊之五百箇御統(やさかにのいおつのみすまる)を食べて成る(VI-1)。
26:素戔鳴が24:大日貴の剣の末(すゑ)を噛み砕いた吹いた息吹から成る(VI-2)。
26:素戔鳴が自らの頚(みくび)の五百箇御統(いほつのみすまる)を含み、右の臂(ただむき)に吐いて成す(VI-3)。
26:素戔鳴が自らの右の五百箇御統之瓊(いほつのみすまるのたま)を噛んで右の掌(たなごころ)に置いて成る(VII-3)。
◆《別称》活目津根命(イクメツヒコネノミコト)(VII-3)
93 熊野樟日命 くまのくすびのみこと ●熊野は出雲国の地名、クスビは奇し霊(クシヒ=神秘的な霊威)の転訛か。
26:素戔鳴24:大日貴の八坂瓊之五百箇御統(やさかにのいおつのみすまる)を噛み砕き吹いた霧から成る(VI-0)。
26:素戔鳴が自分の八坂瓊之五百箇御統(やさかにのいおつのみすまる)を食べて成る(VI-1)。
26:素戔鳴が24:大日貴の剣の末(すゑ)を噛み砕いた吹いた息吹から成る(VI-2)。
26:素戔鳴が自らの頚(みくび)の五百箇御統(いほつのみすまる)を含み、右の足に吐いて成す(VI-3)。
26:素戔鳴が自らの右の五百箇御統之瓊(いほつのみすまるのたま)を噛んで右の掌(たなごころ)に置いて成る(VII-3)。
◆《別称》熊野蹈命(クマノノオシホミノミコト)(VI-1,VI-3)、熊野隈命(クマノノオシクマノミコト)(VI-3)、熊野大角命(クマノノオオクマノミコト)(VII-3)
  瀛津嶋姫 おきつしまひめ 88:市杵嶋姫の別称。
  正哉吾勝勝速日天 まさかあかつかちはやひあまのおしほねのみこと 89:正哉吾勝勝速日天穗耳の別称。
  熊野蹈命 くまののおしほみのみこと 93:熊野樟日命の別称。
94 u明玉 はかるたま ●ハカルは重さは難しさを推し量るの意。曲玉(まがたま)を造る神。
26:素戔鳴が天に昇ろうとした時に生まれた神(VI-2)。
14:伊弉諾の子(VII-3)。
◆《別称》天明玉(アマノアカルタマ)(VII-3)
  市杵嶋姫命 いつきしまひめのみこと 88:市杵嶋姫の別称。
  田心姫命 たこりひめのみこと 86:田心姫の別称。
  湍津姫命 たぎつひめのみこと 87:湍津姫の別称。
  瀛津嶋姫命 おきつしまひめのみこと 88:市杵嶋姫の別称。
  田霧姫命 たきりひめのみこと 86:田心姫の別称。
  勝速日天穂耳 かちはやひあまのおしほみみのみこと 89:正哉吾勝勝速日天穗耳の別称。
  熯之速日命 ひのはやひのみこと 41:熯速日bの別称。
  熊野隈命 くまのおしくまのみこと 93:熊野樟日命の別称。
VII. 是後 素戔嗚之爲行也 甚無状 ( こののちに すさおのみことのしわざ はなはだあずきなし)
95 b おもいかねのかみ ●多くの人の思うことを一人で兼ねて思う、の意。
6:高皇の子(VII-1)。
122幡千千姫の兄(IX-1)。
96 手力雄b たちからをのかみ ●腕力のある男神の意。
◆《別称》天手力雄b(アマノタチカラヲノカミ)(VII-3)
97 天兒屋根命 あまのこやねのみこと ●祝詞と言葉を司る神。123:天津火瓊瓊杵の天降りに随伴した五部b(いつともをのかみたち)の一柱(IX-1)。
104:興台靈の子(VII-3)。
◆《別称》天兒屋命(アマノコヤネノミコト)(VII-3)
98 太玉命 ふとたまのみこと ●祭祀に用いる曲玉や管玉の玉を司る神。123:天津火瓊瓊杵の天降りに随伴した五部b(いつともをのかみたち)の一柱(IX-1)。
◆《別称》太玉(フトタマ)(VII-2)
99 天鈿女命 あまのうずめのみこと ●鈿はかんざしのこと。神を祀る巫女の神格化、踊りの神。123:天津火瓊瓊杵の天降りに随伴した五部b(いつともをのかみたち)の一柱(IX-1)。
◆《別称》天鈿女(アメノウズメ)(VII-3)
100 稚日女 わかひるめのみこと ●稚は若。おそらく24:大日貴の「大ヒルメ」に対する「若ヒルメ」。
  高皇 たかみむすひ 6:高皇の別称。
101 石凝姥 いしこりどめ ●天香山(あまのかぐやま)の金を採って日矛(ひほこ)を作ったという(VII-1)。コリは木こりのコリと同じでものを打って削り取ること。石を削り取った鋳型で鋳造する老女の意か。或いは元々石器の神か。123:天津火瓊瓊杵の天降りに随伴した五部b(いつともをのかみたち)の一柱(IX-1)。
103:天糠戸者の子(VII-3)。
◆《別称》石凝邊(イシコリトベ)(VII-3)、石凝姥命(イシコリドメノミコト)(IX-1)
102 日前神 ひのくまのかみ ●紀伊国(和歌山県)の神。語義不詳。
103 天糠戸者 あまのあらとのかみ ●アラは粗、トは砥、つまり刃物類の荒砥ぎに使うきめが粗い石、粗砥(あらと)を司る神。
101:石凝姥の親(VII-3)。
◆《別称》天抜戸(アメノヌカト)(VII-3)
  太玉 ふとたま 98:太玉命の別称。
104 興台 こごとむすひ ●語義不詳。
97:天兒屋根命の親(VII-3)。
  天兒屋命 あまのこやねのみこと 97:天兒屋根命の別称。
105 天抜戸 あめのぬかと ●糠をヌカとも呼んだことによる転訛。
103:天糠戸者の別称。
  石凝 いしこりとべ 101:石凝姥の別称。
  天明玉 あまのあかるたま 94:u明玉の別称。
106 天日鷲 あまのひわし ●木綿(ゆう=榊に垂らす糸)を司る神。語義未詳。
◆《別称》天日鷲b(アメノヒワシノカミ)(IX-2)
  天手力雄b あまのたちからをのかみ 96:手力雄bの別称。
  天鈿女 あめのうずめ 99:天鈿女命の別称。
  正哉吾勝勝速日天穗根 まさかあかつかちはやひあまのおしほねのみこと 89:正哉吾勝勝速日天穗耳の別称。
  活目津根命 いくめつひこねのみこと 92:活津根命の別称。
  熊野大角命 くまののおおくまのみこと 93:熊野樟日命の別称。
VIII. 是時 素戔鳴 自天而降到於出雲國簸之川上 ( このときに すさのをのみこと あめよりいずものくにのひのかはかみにいたります )
107 あしなづち ●少女の足を撫でる神の意。
108:手乳とともに109:奇稻田姫の親(VIII-0)。
26:素戔鳴より108:手乳とともに稻田宮主b(いなだみやぬしのかみ)の名を賜う(VIII-0)。
◆《別称》稻田宮主簀狹之八箇耳(イナダノミヤヌシスサノヤツミミ)(VIII-1)、脚(アシナヅテナヅ)(VIII-2)
108 てなづち ●少女の手を撫でる神の意。
107:脚乳とともに109:奇稻田姫の親(VIII-0)。
26:素戔鳴より107:脚乳とともに稻田宮主b(いなだみやぬしのかみ)の名を賜う(VIII-0)。
◆《別称》稻田宮主簀狹之八箇耳(イナダミヤヌシスサノヤツミミ)(VIII-2)
109 奇稻田姫 くしいなだひめ ●奇は霊妙な様。神田を司る女神の意。
107:脚乳と108:手乳の子(VIII-0)。
26:素戔鳴の妻(VIII-0)。
26:素戔鳴とともに111:大己貴bの親(VIII-0)。
26:素戔鳴とともに112:苳V湯山主三名狹漏八嶋篠の親(VIII-1)。
◆《別称》稻田媛(イナダヒメ)(VIII-1)、眞髮觸奇稻媛(マカミフルクシイナダヒメ)(VIII-2)
110 八岐大蛇 やまたのをろち ●八岐は頭と尾が八本ずつあることを示す。ヲは峰、ロは助詞、チは精霊の意。蛇が水の精霊と考えられていたことが分かる。
  武素戔鳴 たけすさのをのみこと 26:素戔鳴の別称。
111 大己貴b おほあなむちのかみ ●ナはアルタイ語系で土地を意味する。大きな国土の主の神、ないし土地の主の神の意。アナを穴と見て洞窟を司る神などと見る説もある。
26:素戔鳴109:奇稻田姫の子(VIII-0)。
112:苳V湯山主三名狹漏八嶋篠の五世の子(つまり26:素戔鳴と109:奇稻田姫の六世の子)(VIII-1)。
26:素戔鳴と109:奇稻田姫の六世の子(VIII-2)。
127:下照姫の親(IX-0)。
119:事代bの親(IX-0)。
141:三穗津姫の夫(IX-2)。
◆《別称》大國主b(オホクニヌシノカミ)(VIII-1)、大物主b(オホモノヌシノカミ)・葦原醜男(アシハラシコヲ)・八千戈b(ヤチホコノカミ)・大國玉b(オホクニタマノカミ)・顯國玉b(ウツシクニタマノカミ)(VIII-6)
  稻田宮主簀狹之八箇耳 いなだのみやぬしすさのやつみみ ●簀狹は出雲の地名須佐(すさ)。八はこの説話に多用されている。
107:脚乳の別称。
  稻田媛 いなだひめ 109:奇稻田姫の別称
112 苳V湯山主三名狹漏八嶋篠 すがのゆやまぬしみなさるひこやしましの ●スガは須賀、湯山は須賀にある地名。ミナを御名と考えれば、全てが名前ではなく、「須賀の湯山の主の御名を狹漏八嶋篠と名づく」の意か。
26:素戔鳴109:奇稻田姫の子(VIII-1)。
111:大己貴bの五世の親(VIII-1)。
◆《別称》苳V繫名坂輕八嶋手命(スガノユヒナサカカルヒコヤシマデノミコト)(VIII-1)
  苳V繫名坂輕八嶋手命 すがのゆひなさかかるひこやしまでのみこと 112:苳V湯山主三名狹漏八嶋篠の別称。
  大國主b おほくにぬしのかみ ●大きな国土の主の神の意。
111:大己貴bの別称。
  あしなづてなづ 107:脚の別称。
  稻田宮主簀狹之八箇耳 いなだのみやぬしすさのやつみみ ●簀狹は出雲の地名須佐(すさ)。八はこの説話に多用されている。
107:手乳の別称。
  眞髮觸奇稻媛 まかみふるくしいなだひめ ●眞髮觸はクシ(櫛)に対する修飾。髪に触れるの意。
109:奇稻田姫の別称。
113 五十猛b いたけるのかみ ●イは斎、忌の意か。植林の神。紀伊国に坐すという。
26:素戔鳴の子(VIII-4,VIII-5)。
114 天之葺根b あまのふきねのかみ ●恐らく古事記に見える天之冬衣神(あめのふゆきぬのかみ)と同神。語義未詳。
26:素戔鳴の五世の子(VIII-4)。
115 大屋津姫命 おほやつひめのみこと ●大きな家屋の女神の意。木によって家を建てることを司ると見られる。
26:素戔鳴の子(VIII-5)。
116 柧津姫命 つまつひめのみこと ●ツマは角、端の意。つまり木によって妻屋(夫婦の寝室)を建てることを司ると見られる。
26:素戔鳴の子(VIII-5)。
  大物主b おほものぬしのかみ ●元々は大三輪の祭神「美和之大物主b(みわのおおものぬしのかみ)」のことで大己貴bとは別の神だったと考えられる。
111:大己貴bの別称。
  葦原醜男 あしはらのしこを ●葦原は日本国土を指す。シコは頑丈で強いこと
111:大己貴bの別称。
  八千戈b やちほこのかみ ●八千は数の多い様を示す。戈が多いことで強い神の意。
111:大己貴bの別称。
  大國玉b おほくにたまのかみ ●国玉は国の御魂の意。
111:大己貴bの別称。
  顯國玉b うつしくにたまのかみ ●ウツシは現しの意。現実の国土(現し国)の神霊たる神の意。
111:大己貴bの別称。
117 名命 すくなびこなのみこと ●スクナヒコは若い男の意。ナはアルタイ語系で土地を意味する。111:大己貴bに対する小さな土地、ないし国土の神の意。
6:高皇の子(VIII-6)。
118 姫蹈鞴五十鈴姫命 ひめたたらいすずひめのみこと ●ヒメ(語頭)は元は女陰(ホト)を忌んだ結果か、タタラとは「立たれ」の古い名詞形つまり「矢を立てられ」、イスズは「イススキキ(ぶるぶる震えた)」の転訛か。総じて「女陰を矢で射抜かれブルブルと震えた姫神」◆大三輪の神、あるいは119:事代主bと120:三嶋溝樴姫の子(VIII-6)。
121:b日本磐余火火出見天皇の妻(VIII-6)。
119 事代主b ことしろぬしのかみ ●神懸(かみがかり)をして託宣を伝える神。コトは「事」であるとともに「言」、シロは「領(し)る」つまり自分の物とする、領すること。◆120:三嶋溝樴姫の夫(VII-6)。
120:三嶋溝樴姫とともに118:姫蹈鞴五十鈴姫命の親(VIII-6)。
111:大己貴bの子(IX-0)。
120 三嶋溝樴姫 みしまのみぞくひひめ ●三嶋は摂津国の群名、ミゾは水の流れ、クヒは杙つまり地面に立てる棒ないし木の切り株。水をせきとめる神か。
119:事代主bの妻(VIII-6)。
119:事代主bとともに118:姫蹈鞴五十鈴姫命の親(VIII-6)。
◆《別称》玉櫛姫(タマクシヒメ)(VIII-6)
  玉櫛姫 たまくしひめ ●タマクシは玉串つまり神の依代(よりしろ)となる小枝。
120:三嶋溝樴姫の別称。
121 b日本磐余火火出見天皇 かむやまといはれびこほほでみのすめらみこと ●神武天皇。
118:姫蹈鞴五十鈴姫命の夫(VIII-6)。
159瀲武草葺不合158:玉依姫の第四子(XI-0,XI-1,XI-2)ないし第三子(XI-3)ないし第二子(XI-4)。
◆《別称》b日本磐余(カムヤマトイハレビコノミコト)(XI-0)、狹野(サノノミコト)(XI-1)、磐余(イハレビコノミコト)・b日本磐余火火出見(カムヤマトイハレビコホホデミノミコト)(XI-2)

日本書紀 巻第二 神代 全神名表(登場順)
IX. 天照大b之子正哉吾勝勝速日天穂耳・・・
( あまてらすおほみかみのみこまさかあかつかちはやひのあまのおしほみみのみこと・・・ )

父神 母神 第一子 第二子 第三子 第四子
本書 天津火瓊瓊杵 鹿葦津姫
(b吾田津姫)
(木花之開耶姫)
火闌降命 火火出見 火明命
一書
(第二)
天津火瓊瓊杵 b吾田鹿葦津姫
(木花開耶姫)
火酢芹命 火明命 火火出見
(火折)
一書
(第三)
b吾田鹿葦津姫 火明命 火進命
(火酢芹命)
火折火火出見
一書
(第五)
天孫 吾田鹿葦津姫 火明命 火進命 火折 火火出見
一書
(第六)
天津根火瓊瓊杵根
(天國饒石火瓊瓊杵)
木花開耶姫
(豐吾田津姫)
火酢芹命 火折
(火火出見)
一書
(第七)
天杵瀬命 吾田津姫 火明命 火夜織命 火火出見
一書
(第八)
天饒石國饒石
天津火瓊瓊杵
木花開耶姫命 火酢芹命 火火出見
これらの天孫の子は各書によって順番や名称が微妙に異なっている。本HPでは名称から、
 1.火闌降命・火酢芹命・火進命
 2.火明命・天火明命・天照國照火明命
 3.火折・火夜織命
 4.火火出見
の4神に同定して整理した。
122 幡千千姫 たくはたちぢひめ は楮(こうぞ)の白い繊維
ハタは機織の道具のこと、チヂは数多いこと。布を数多く織る女神の 意。
89:正哉吾勝勝速日天穗耳の妻(IX-0,IX-1,IX-2,IX-7)。
89:正哉吾勝勝速日天穗耳とともに123:天津火瓊瓊杵の親(IX-0,IX-1,IX-2)。
95:思bの妹(IX-1)。
6:高皇の子(IX-6)。
151:火之幡姫の子(IX-6)。
89:正哉吾勝勝速日天穗耳とともに137:火明命と123:天津火瓊瓊杵の親(IX-6)。
153:玉依姫命の親(IX-7)。
7:b皇の子(IX-7)。
◆《別称》萬幡豐秋津媛命(ヨロズハタトヨアキツヒメノミコト)(IX-1)、萬幡姫(ヨロズハタヒメ)(IX-2,IX-7)、幡千千姫萬幡姫命(タクハタチヂヒメヨロズハタヒメ)・千千姫命(チヂヒメノミコト)(IX-6)、天萬幡千幡姫(アマヨロズタクハタチハタヒメ)・幡千幡姫(タクハタチハタヒメ)(IX-7)
123 天津火瓊瓊杵 あまつひこひこほのににぎのみこと ●ヒコは立派な男子の意、ホは稲穂、ニニギはニギニギの意で、ニギとは賑やかの意。稲穂の賑々しい実りをあらわす神。
89:正哉吾勝勝速日天穗耳122幡千千姫の子(IX-0)。
134:鹿葦津姫の夫(IX-0)。
◆(子は134:鹿葦津姫を参照)
◆(天津根火瓊瓊杵根として)千千姫命(122幡千千姫)と天穗根(89:正哉吾勝勝速日天穗耳)の第二子(IX-6)。
89:正哉吾勝勝速日天穗耳155:丹舃の子(IX-7)。
89:正哉吾勝勝速日天穗耳122幡千千姫の第二子(IX-8)。
◆《別称》天津國光火瓊瓊杵(アマツヒコクニテルヒコホノニニギノミコト)(IX-4)、天津根火瓊瓊杵根(アマツヒコネホノニニギネノミコト)・天國饒石火瓊瓊杵(アメクニニギシホノニニギノミコト)(IX-6)、火瓊瓊杵(ホノニニギノミコト)(IX-7)、天饒石國饒石天津火瓊瓊杵(アメニギシクニニギシアマツヒコホノニニギノミコト)(IX-8)
124 大背レ三熊之大人 おほそびみくまのうし ●オホソビは鳥の名前、ミは御、クマは神奠、つまり神に捧げる米のこと。
90:天穗日命の子(IX-0)。
◆《別称》武三熊之大人(タケミクマノウシ)(IX-0)
  武三熊之大人 たけみくまのうし 124:大背レ三熊之大人の別称。
125 天國玉 あまつくにたま ●天の国(高天原)の御魂の意。
126:天稚の親(IX-0)。
126 天稚 あめわかひこ ●若く立派な神の意。
125:天國玉の子(IX-0)。
127 下照姫 したでるひめ ●シタは赤色。赤く美しく照る神。
111:大己貴bの子(IX-0)。
◆《別称》高姫(タカヒメ)、稚國玉(ワカクニタマ)(IX-0)
  高姫 たかひめ 127:下照姫の別称。
  稚國玉 わかくにたま 127:下照姫の別称。
128 天探女 あまのさぐめ ●サグメは差し出がましい者、おしゃべり好きの意か、あるいは情を探る力を持つ女、心のひねくれた女の意か。
129 味耜高根b あぢすきたかひこねのかみ ●アヂは美称、スキは鋤、タカヒコは高く上る太陽の子、ネは美称。
130 稜威雄走b いつをはしりのかみ ●イツは厳、霊威の盛んなこと、ヲハシリは刀剣の鍛造時に生ずる閃光ないし雷光が走ること。
40:甕速日bの親(IX-0)。
131 香香背男 かかせを ●悪しき星の神。カカは「輝く」の意(昔はカカヤクと清音だった)、セヲは兄男の意か。ただ一人最後まで天津神の日本平定に反抗したが、132:建葉槌命の前に平伏した。
◆《別称》天津甕星(アマツミカホシ)・天香香背男(アマノカカセオ)(IX-1)
132 建葉槌命 たけはつちのみこと ●倭文(しとり)の神。倭文とは古来の文様を使った織物。従って織物と文様の神。
133 事勝國勝長狹 ことかつくにかつながさ ●事に勝り、国に勝る者の意。長狹のサは神稲のことか。
14:伊弉諾の子(IX-4)。
◆《別称》事勝國勝b(コトカツクニカツカミ)・鹽土老翁(シホツツノヲヂ)(IX-4)、鹽筒老翁(シホツツノヲヂ)(X-4)
134 鹿葦津姫 かしつひめ ●カシは加志(九州南部と推定される地名)、ツは助詞か。
67:大山祗神の子(IX-0,IX-2)。
123:天津火瓊瓊杵の妻(IX-0,IX-2)。
123:天津火瓊瓊杵とともに三子を生む。始めに135:火闌降命、次に136火火出見、次に137:火明命(IX-0)。
146:磐長姫の妹(IX-2)。
123:天津火瓊瓊杵とともに火酢芹命(135:火闌降命)、137:火明命、136火火出見の親(IX-2)。
123:天津火瓊瓊杵とともに137:火明命、火進命(135:火闌降命)、火折火火出見(136火火出見)の親(IX-3)。
123:天津火瓊瓊杵とともに137:火明命、火進命(135:火闌降命)、148:火折136火火出見の親(IX-5)。
123:天津火瓊瓊杵とともに火酢芹命(135:火闌降命)と148:火折の親(IX-6)。
154:天之杵火火置瀬とともに137:火明命、火夜織命(148:火折)、136火火出見の親(IX-7)。
154:天之杵火火置瀬とともに137:火明命、火夜織命(148:火折)、136火火出見の親(IX-7)。
◆《別称》b吾田津姫(カムアタツヒメ)・木花之開耶姫(コノハナノサクヤビメ)(IX-0)、b吾田鹿葦津姫(カムアタカシツヒメ)・木花開耶姫(コノハナノサクヤビメ)(IX-2,IX-6)、吾田鹿葦津姫(アタカシツヒメ)(IX-5)、豐吾田津姫(トヨアタツヒメ)(IX-6)、吾田津姫(アタツヒメ)(IX-7)、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)(IX-8)
  b吾田津姫 かむあたつひめ ●カムは美称、アタは「阿多(薩摩国)」。◆134:鹿葦津姫の別称(IX-0)。
  木花之開耶姫 このはなのさくやびめ ●サクヤは「咲く」+「や(感動の助詞)」。
134:鹿葦津姫の別称(IX-0)。
135 火闌降命 ほのすそりのみこと ●ホは火であるとともに「穂」、闌は「たけ-る」、「たけなわ」とも訓み盛んに行われる様子。またスソリは進む様子。総じて火が盛んに燃える様子ないし穂が成長する様。
123:天津火瓊瓊杵134:鹿葦津姫の第一子(IX-0)。
◆(火酢芹命として)123:天津火瓊瓊杵134:鹿葦津姫の第一子(IX-2,IX-6)。
◆(火進命または火酢芹命として)123:天津火瓊瓊杵134:鹿葦津姫の第二子(IX-3)。
◆(火進命として)123:天津火瓊瓊杵134:鹿葦津姫の第二子(IX-5)。
◆《別称》火酢芹命(ホノスセリノミコト)(IX-2)、火進命(ホノススミノミコト)(IX-3)、海幸(ウミノサチビコ)(X-3)
136 火火出見 ひこほほでみのみこと ●ヒコは立派な男子、火火おそらく「炎」が分解されたもので炎が出る様子、なおかつ穂が出る様子。
123:天津火瓊瓊杵134:鹿葦津姫の第二子(IX-0)。
123:天津火瓊瓊杵134:鹿葦津姫の第三子(IX-2)。
◆またの名を148:火折とする(IX-2)。
◆(火折火火出見として)123:天津火瓊瓊杵134:鹿葦津姫の第三子(IX-3)。
123:天津火瓊瓊杵134:鹿葦津姫の第四子(IX-5)。
148:火折の別称とされる(IX-6)。
154:天之杵火火置瀬134:鹿葦津姫の第三子(IX-7)。
157:豐玉姫の夫(X-0)。
157:豐玉姫とともに瀲武草葺不合の親(X-0)。
◆《別称》火折火火出見(ホノヲリヒコホホデミノミコト)(IX-3)、山幸(ヤマノサチビコ)(X-3)
137 火明命 ほのあかりのみこと ●火が明るくなる様子、また穂が色づく様子を表した名か。
123:天津火瓊瓊杵134:鹿葦津姫の第三子(IX-0)。
123:天津火瓊瓊杵134:鹿葦津姫の第二子(IX-2)。
123:天津火瓊瓊杵134:鹿葦津姫の第一子(IX-3,IX-5)。
◆(天火明命として)千千姫命(122幡千千姫)と天穗根(89:正哉吾勝勝速日天穗耳)の第一子(IX-6)。
152:天香山の親(IX-6)。
154:天之杵火火置瀬134:鹿葦津姫の第一子(IX-7)。
◆(天照國照火明命として)89:正哉吾勝勝速日天穗耳122幡千千姫の子(IX-8)。
◆《別称》天火明命(アマノホアカリノミコト)(IX-6)、天照國照火明命(アマテルクニテルヒコホノアカリノミコト)(IX-8)
  萬幡豐秋津媛命 よろづはたとよあきつひめのみこと ●沢山の幡(織物)と豊かな秋(収穫)を表す神名。
122幡千千姫の別称。
  石凝姥命 いしこりどめのみこと 101:石凝姥の別称。
138 玉屋命 たまのやのみこと ●タマノヤは「玉祖(タマノオヤ)」の約。玉作りの神。123:天津火瓊瓊杵の天降りに随伴した五部b(いつともをのかみたち)の一柱(IX-1)。
139 猨田大b さるたひこのおほかみ ●衢(ちまた=三叉路)に立つ道案内の神。サルタはルを助詞とみれば「神稲(サ)の田」の意味か。
  天津甕星 あまつみかほし ●ミカはミイカの略でミは御、イカは厳の意。
131:香香背男の別称。
  天香香背男 あまのかかせお 131:香香背男の別称。
140 齋大人 いわひのうし ●齋主b(いわひのかみ)に名づけられた名前。戦争に際して神を斎い祭る神。
141 三穗津姫 みほつひめ ●ミは神あるいは御(美称)、ホは稲穂、ツは助詞。稲穂を司る女神。
6:高皇の子(IX-2)。
111:大己貴bの妻(IX-2)。
142 手置帆負b たおきほおひのかみ ●名義不詳。笠を作る神。
143 狹知b ひこさちのかみ ●ヒコは優れた男子、サチは不詳。盾を作る神。
144 天目一箇b あめまひとつのかみ ●目が一つだけの神の意。作金者(かなだくみ)、つまり鍛冶の神。鍛冶は片目で火を見つづけるため、片目が萎えたり失明することがままあった。
  天日鷲b あめのひわしのかみ 106:天日鷲の別称。
145 櫛明玉b くしあかるたまのかみ ●玉を作る神。94:u明玉(天明玉)と同一神か。
  萬幡姫 よろずはたひめ 122幡千千姫の別称。
  b吾田鹿葦津姫 かむあたかしつひめ 134:鹿葦津姫の別称。
  木花開耶姫 このはなのさくやびめ 134:鹿葦津姫の別称。
146 磐長姫 いはながひめ ●石がその形を長く保つこと、ひいては長久な寿命を表す女神。
67:大山祗神の子で134:鹿葦津姫の姉(IX-2)。
  火酢芹命 ほのすせりのみこと 135:火闌降命の別称。
148 火折 ほのをりのみこと ●火の勢いが折れて弱まること。或いは稲の穂がたわわになり垂れることを表した神名。
◆(136火火出見として)123:天津火瓊瓊杵134:鹿葦津姫の第三子(IX-2)。
123:天津火瓊瓊杵134:鹿葦津姫の第三子(IX-5)。
136火火出見の別称とされる(IX-2)。
123:天津火瓊瓊杵134:鹿葦津姫の第二子(IX-6)。
136火火出見を別称とする(IX-6)。
◆(火夜織命として)A HREF="#123">123:天津火瓊瓊杵134:鹿葦津姫の第二子(IX-7)。
◆《別称》火夜織命(ホノヨリノミコト)(IX-7)
  火進命 ほのすすみのみこと 135:火闌降命の別称。
  火折火火出見 ほのおりひこほほでみのみこと 136火火出見の別称。
  天津國光火瓊瓊杵 あまつひこくにてるひこほのににぎのみこと 123:天津火瓊瓊杵の別称。
149 日命 あめのおしひのみこと ●オシは力を持って制圧すること、ヒは霊威(ムスヒのヒ)か。
150 天槵津大來目 あめくしつのおほくめ ●クシツは「奇し(霊妙である)稜威(神聖で強い力)」か。
  事勝國勝b ことかつくにかつかみ 133:事勝國勝長狹の別称。
  鹽土老翁 しほつつのをぢ ●(特に航海の)先導や道案内をする神。訓を「シホツチノヲヂ」ともする。シホは潮、ツツであれば筒(火花や星粒のこと)、ツチであれば助詞「ツ(津)」+「チ(霊)」。つまり潮流の霊威を持つ神、あるいは潮と星の神。
133:事勝國勝長狹の別称。
  吾田鹿葦津姫 あたかしつひめ 134:鹿葦津姫の別称。
  穗根 あまのおしほねのみこと 89:正哉吾勝勝速日天穗耳の別称。
  幡千千姫萬幡姫命 たくはたちぢひめよろずはたひめのみこと ●「幡千千姫"兒(のこ)"萬幡姫命」が脱落したとみる説あり。
122幡千千姫の別称。
151 火之幡姫 ほのとはたひめ ●原文には「火之幡姫兒千千姫命」とあり、「ほのとはたひめこちぢひめのみこと」と読み一柱とする説もある。または「万」を誤写したものとする説もある。
6:高皇の子(IX-6)。
  千千姫命 ちぢひめのみこと ●原文には「火之幡姫兒千千姫命」とあり、「ほのとはたひめこちぢひめのみこと」と読み一柱とする説もある。
122幡千千姫の別称。
  天火明命 あまのほあかりのみこと 137:火明命の別称。
152 天香山 あまのかぐやま ◆天火明命(137:火明命)の子。
  天津根火瓊瓊杵根 あまつひこねほのににぎねのみこと 123:天津火瓊瓊杵の別称。
  天國饒石火瓊瓊杵 あめくににぎしほのににぎのみこと 123:天津火瓊瓊杵の別称。
  豐吾田津姫 とよあたつひめ 134:鹿葦津姫の別称。
  天萬幡千幡姫 あまよろずたくはたちはたひめ 122幡千千姫の別称。
153 玉依姫命 たまよりびめのみこと 122幡千千姫の子(IX-7)。
89:正哉吾勝勝速日天穗耳とともに154:天之杵火火置瀬の親(IX-7)。
  骨命 あまのおしほねのみこと 89:正哉吾勝勝速日天穗耳の別称。
154 天之杵火火置瀬 あまのぎほほおきせのみこと ●ノギは饒(ニギ)、オキは奥、セはシ(神稲の意)の転か。
89:正哉吾勝勝速日天穗耳153:玉依姫命の子(IX-7)。
134:鹿葦津姫とともに137:火明命、火夜織命(148:火折)、136火火出見の親(IX-7)。
◆《別称》天杵瀬命(アマノキセノミコト)(IX-7)
  天大耳 あまのおほしみみのみこと 89:正哉吾勝勝速日天穗耳の別称。
  火瓊瓊杵 ほのににぎのみこと 123:天津火瓊瓊杵の別称。
155 丹舃姫 にくつひめ 89:正哉吾勝勝速日天穗耳とともに123:天津火瓊瓊杵の親(IX-7)。
  幡千幡姫 たくはたちはたひめ 122幡千千姫の別称。
  天杵瀬命 あまのきせのみこと 154:天之杵火火置瀬の別称。
  吾田津姫 あたつひめ 134:鹿葦津姫の別称。
  火夜織命 ほのよりのみこと 148:火折の別称。
  天照國照火明命 あまてるくにてるひこほのあかりのみこと 137:火明命の別称。
  天饒石國饒石天津火瓊瓊杵 あめにぎしくににぎしあまつひこほのににぎのみこと 123:天津火瓊瓊杵の別称。
  木花開耶姫命 このはなさくやひめのみこと 134:鹿葦津姫の別称。
X. 兄火闌降命 自有海幸
( あにほのすそりみこと、おのずからにうみさちまします )
156 海b わたつみ ●海を主宰する神。
157:豐玉姫、158:玉依姫の親(X-0)。
◆《別称》豐玉(トヨタマビコ)(X-1)
157 豐玉姫 とよたまびめ ●豊かな生命力を表す女神。
156:海bの子(X-0)。
136火火出見の妻(X-0)。
158:玉依姫の姉(X-0)。◆136火火出見とともに159瀲武草葺不合の親(X-0)。
◆《別称》豐玉姫命(トヨタマビメノミコト)
158 玉依姫 たまよりびめ 153:玉依姫命とは別神。
156:海bの子(X-0)。
157:豐玉姫の妹(X-0)。
159瀲武草葺不合の妻(XI-0)。
159瀲武草葺不合とともに160五瀬命、161:稻レ命、162:三毛入野命、121:b日本磐余火火出見天皇の親(XI-0,XI-1)。
159瀲武草葺不合とともに160五瀬命、162:三毛入野命、161:稻レ命、121:b日本磐余火火出見天皇の親(XI-2)。
159瀲武草葺不合とともに160五瀬命、161:稻レ命、121:b日本磐余火火出見天皇、163:稚三毛野命の親(XI-3)。
159瀲武草葺不合とともに160五瀬命、121:b日本磐余火火出見天皇、161:稻レ命、162:三毛入野命の親(XI-4)。
159 瀲武草葺不合 ひこなぎさたけうがやふきあへずのみこと ●ヒコは立派な男子、ナギサは渚、タケは尊称、ウガヤは鵜(う)の萱(かや)の意。鵜の羽で屋根を葺いた産屋が葺き終わらないうちに生まれた子の意。
136火火出見157:豐玉姫の子(X-0)。
158:玉依姫の夫(XI-0)。
◆(子は158:玉依姫を参照)
  豐玉 とよたまびこ 156:海bの別称
  海幸 うみのさちびこ 135:火闌降命の別称。
  山幸 やまのさちびこ 136火火出見の別称。
  鹽筒老翁 しほつつのをぢ 133:事勝國勝長狹の別称。
  豐玉姫命 とよたまびめのみこと 157:豊玉姫の別称。
XI. 瀲武草葺不合 以其姨玉依姫爲妃
( ひこなぎさたけうがやふきあへずのみこと、そのをばたまよりひめをもってみめとしたまふ )
160 五瀬命 ひこいつせのみこと ●ヒコは立派な男子の意。イツは齋(いつ)くのイツ、セは神稲の意か。
159瀲武草葺不合158:玉依姫の第一子(XI-0,XI-1,XI-2,XI-3,XI-4)。
◆《別称》五瀬命(イツセノミコト)(XI-2)
161 稻レ命 いなひのみこと ●イナは稲穂、ヒは霊の意。つまり稲玉であり穀霊神。
159瀲武草葺不合158:玉依姫の第二子(XI-0,XI-1,XI-3)ないし第三子(IX-2,IX-4)。
◆《別称》稻レ命(ヒコイナヒノミコト)(IX-4)
162 三毛入野命 みけいりののみこと ●ミケは御食(みけ)の意か。イリノは不明。
159瀲武草葺不合158:玉依姫の第三子(XI-0,XI-1)ないし第二子(XI-3)ないし第四子(IX-4)。
  b日本磐余 かむやまといはれびこのみこと 121:b日本磐余火火出見天皇の別称。
  狹野 さののみこと 121:b日本磐余火火出見天皇の別称。
  五瀬命 いつせのみこと 160五瀬命の別称。
  磐余 いはれびこのみこと 121:b日本磐余火火出見天皇の別称。
  b日本磐余火火出見 かむやまといはれびこほほでみのみこと 121:b日本磐余火火出見天皇の別称。
163 稚三毛野命 わかみけののみこと 159瀲武草葺不合158:玉依姫の第四子(XI-3)。
  稻レ命 ひこいなひのみこと 161:稻レ命の別称。
※読みと漢字は底本を「卜部兼方本日本書紀」とする「日本書紀(一) 岩波書店刊」に倣った。
※読みは旧仮名遣いで表記した。
※漢字はなるべく旧漢字を使用した。

《フォントで表示できるもの》
神→b(神) 売→賣(賣) 狭→狹() 豊→豐(豐) 国→國(國)
霊→靈(靈) 杙→樴(樴) 経→經(經) 稲→稻(稻) 黒→(黑)
穂→穗(穗) 児→兒(兓) 清→(淸) 繋→繫(繫) 軽→輕(輕)
真→眞(眞) 髪→髮(髮) 触→觸(觸) 顕→顯(顯) 猿→猨(猨)

《フォントで表示できないもの》

《現代漢字に該当する漢字がないもの》
熯(熯):火によってものを乾かすことを示す。
龗(龗):龍神・水神を示す。
(今+酉を偏、隹を旁とする字):鳥のシギを示す。
(木偏に豫)

※以前に登場した神が以降に別称で登場した場合、番号を空欄にして示した。
※古事記と異なり国産みを含めなかった(人格化されていないため)。
※一書の内容を含んだ。同じ本書に追記される一書に順に番号を振り示してある。
 (例) 項目中:「本」=本書 「一」=一書(第一) 「二」=一書(第二)
     備考欄中:(III-0)=第三段落本書 (V-6)=第五段落一書(第六)
※神格化されていない人物や動物は除いた。
※神が産んだとしても神でない(海や山、植物など)ものは含めなかった。
※複数の神を括って注した呼び名は原則的に除いた。
※段落を改める一書が追記されてる本書を段落と見なし、本書の文頭の文を見出しとした。段落は巻を渡る通し番号(第二巻第一段=第九段(IX))とした
※語義や神格の説明には古事記の記述も参考にしたが、出自(生まれ)に関しては混同を避けるため日本書紀の表記のみに依った。