社会 : 昭和伊南病院の夜間救急に医師会南部地区が協力
更新:2008-5-15 6:02
伊南行政組合は14日開いた同組合議会全員協議会で、同組合が運営する昭和伊南総合病院(駒ケ根市)の夜間一次救急について、上伊那医師会の南部地区が協力していくことになったと報告した。週3日間、午後7時から同10時まで、同医師会に所属する伊南地域の開業医が同病院で一次救急外来の診察に当たる計画で、7月半ばをめどに開始する。
医師確保が緊急的な課題となる中で、勤務医の当直負担を軽減し、同病院の勤務環境を改善するのが狙い。組合では協力を求めて同地区と協議を重ねてきたが、同地区でも「地域の基幹病院を支えていこう」と、大筋で合意に達した。同様の取り組みは伊那中央病院(伊那市)でも行われている。
同組合の説明だと、開業医は当番制で、非常勤医師として救急車で搬送された以外の患者に対応する。医師報酬は同組合一般会計から負担。看護師、検査技師、薬剤師や投薬する薬剤などは病院側で対応する。
今後、詳細を煮詰め、同組合長と同医師会とで協定を結び、スタートさせる。同地区では、隔日を原則に曜日などを決めていきたいとしている。