不良債務168億円に 青森県内自治体病院

 青森県は14日、2007年度の自治体病院決算見込みをまとめた。県立病院を除く29自治体病院の不良債務総額は168億7800万円(前年度比7.8%増)で、前年度に続いて過去最悪を更新。医師不足による医業収益の減少が響き、累積欠損金総額も前年度比8.0%増の626億2300万円に拡大した。

 収支が赤字となったのは19病院で前年度より3病院減ったが、純損失は約62億円で0.7%増えた。約7割に当たる20病院(前年度19病院)が不良債務を抱え、起債制限の対象となる資金不足比率10%以上の病院は13(14)あった。

 国が08年度限定で創設した公立病院特例債は25事業者のうち7事業者が起債を要望しているという。

 総収益は約864億9000万円(前年度比0.7%減)。このうち入院と外来を合計した医業収益は約779億円(1.2%減)で、病院の経営指標となる医業収支比率は90.7%(0.2ポイント減)だった。

 病院数は前年度より1病院減り、07年6月に診療所化した旧国保平川病院の決算見込みについては4、5月分だけ計上している。
2008年05月14日水曜日

青森

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