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「阪神大震災上回る」両地震に遭った日本人がいた……中国・四川大地震

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 中国・四川大地震による死者は、14日までに1万4866人に上り、2万人を超える可能性が出てきた。震源地の四川省アバ・チベット族チャン族自治州★川(ぶんせん)県には同日、人民解放軍兵士約1000人が入り救援活動を本格化させたが、不十分な医療態勢に被災者からは「遺体の横に寝かされた」との悲痛な声も。日系企業の工場で500人の従業員が生き埋めになった所もあり、日本人従業員は「大阪で経験した阪神大震災を超える揺れだった。今度こそ死ぬと思った」と振り返った。

 阪神大震災に続き、四川大地震も被災した日本人がいた。恐怖の体験をしたのは日本の大手機械メーカー社員・伊原圭祐さん(31)。伊原さんは、震源地に近い四川省徳陽市にある中国国営企業の中にある工場で、ガスタービンの生産技術を教えるため短期の出張に来ていたという。

 1995年に約6400人の犠牲者を出した阪神大震災(マグニチュード7・2)を経験していた伊原さんに、突然の揺れが襲ったのは12日の午後2時半ごろ。中国人従業員と会議中だった。だが、今回の大地震(マグニチュード7・8)にも、最初は大丈夫だと思ったという。

 しかし、中国人従業員が悲鳴を上げて部屋を飛び出し始めた直後、工場の部屋や天井が落ち始め、慌てて外に出た。立ち上がる土ぼこり。視界がふさがれ、息もできない。気が付くと5棟あった建物のうち、2棟が跡形もなく倒壊。飛び散ったガラス片で頭や腕を切った従業員らが血を流して立ち尽くしていた。

 「大阪で経験した阪神大震災を超える揺れだった。今度こそ死ぬと思った」

 約2500人の中国人従業員が働いていたが、約60人が死亡、約500人が生き埋めになったままだ。一瞬の判断の差だったのか、伊原さんは無傷だった。「地震には慣れているので油断があった。怖かった」

 12日夜は工場駐車場で野宿。いすとテーブルを並べてベッド代わりにし、水とビスケットで一晩をしのいだ。寒かったが寝袋もなく作業服姿で震えながら寝たという。崩落した工場には生き埋めになった従業員の家族らが詰め掛け、徹夜で救出を待っている。

 【注】★はサンズイに文



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