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ページ更新時間:2008年05月14日(水) 19時09分

都江堰では「ゴーストタウン」も

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 震源地・ブンセンへ続く道路は、現在、救援車両だけが通行できるようになってきていますが、現地との通信状況が悪く、救援活動が難航しています。ブンセンに近い都江堰市から岩井記者の報告です。
 この都江堰の建物が倒壊した現場では、地震発生から2日目、軍隊や警察が出動して生き埋めになった人々の懸命の救出活動が今も行われています。

 900人が生き埋めになった中学校、そして14日に全壊が明らかになった病院でも、生き埋めの犠牲者の数はわかりませんが、家族が祈る中、必死の作業が続いています。

 全壊した建物には学校や公共施設が多く、地元の人々の間では「豆腐のカラの工事、手抜きのオカラ工事ではないか」という指摘が出ています。

 私がいる街をざっと見ても、給水車が出ていたり、食料の支給、臨時の避難所があるわけではありません。人々は平らな場所にビニールシートでテントを自らつくり、茫然としています。

 日本は数々の大地震を経験し、ライフラインや被災者のケアのシステムができていますが、今回の地震、中国側には何の備えもなかったのか、時間だけが過ぎているように見えます。

 ゴーストタウンになっているような場所もありました。一方では被災者の多くが街をさまよっている現状があります。さらなる余震での二次災害、これからたまったストレスがどんな影響を与えるのか、非常に心配です。(14日17:56)

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