ブンセンへは徒歩で、道路は進入禁止
中国・四川省で起きた大地震の震源地・ブンセン近くで取材した川上記者の報告です。 今、私は震源地のブンセンからおよそ100キロの成都に戻りましたが、先ほども体に感じられるほどの余震がありました。 きょう(14日)、私はここから車で1時間半ほど走った都江堰に行き、そこからブンセンの人たちと村を目指しました。しかし、ブンセンの人でも20分ほど走ると車は進入禁止となり、そこから歩きになりました。 ブンセンから出稼ぎで他の町に出ていた人もいて、「残している家族がとても心配だ」と話していました。 結局、歩きになった場所からブンセンまでは直線で50キロ、道のりを普通に歩くと倍近くの距離になります。がけ崩れの恐れのある中を12時間近く、彼らは徒歩で、荷物を持って、ということになります。 さらに道が寸断されていて、彼らは回り道を強いられますから、今も確実に歩いている最中だと思われます。(14日23:10)
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