近畿直下型地震なら15万人生き埋め
国の中央防災会議は、近畿で直下型地震が起きたときの被害想定を発表しました。15万人が生き埋めなどになり、被害総額は74兆円にのぼるというショッキングな内容です。 これは被害が最も大きい場合の想定で、大阪市内を通る上町断層による地震が起きれば、死者は最大で4万2000人にのぼると去年11月に公表されました。 その後、阪神大震災の被害などをもとに計算した結果、生き埋めなど自力で脱出することが困難な人が15万人にのぼり、徒歩で帰宅できなくなる「帰宅困難者」が200万人発生するとの想定を明らかにしました。 さらに経済損失は74兆円にのぼり、国家予算の1年分の被害が出るとみられています。 「日本が東西に分断されるということになり、物流・人の流れ、動きが途絶える」(中央防災会議専門調査会、土岐憲三 座長) (14日21:54)
|