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早大社学が昼間部に 勤労学生おらず…
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早稲田大は14日、現行は昼夜開講制の社会科学部を来年度から昼間部に移行すると発表した。夜間や土曜日の授業を受講する勤労学生がほとんどいなかったため、他学部と同様、午前中の授業を開設する。当面の間は移行措置として一部の夜間授業を残す。早大は昨年、第二文学部を廃止しており、夜間部は文化構想学部の特別枠のみとなる。
早大の社会科学部は昭和41年、第二政治経済学部、第二法学部、第二商学部を統合して夜間部として設立。授業は午後4時20分から始まっていた。
定職を持ちながら学ぶ勤労学生の減少に伴い平成10年、原則午後1時〜午後9時10分までを授業時間とする「昼夜開講制」に移行した。近年は、勤労学生のために夜間に開設した必修科目の受講者がおらず、今春は3人だけだったという。
文部科学省の学校基本調査によると、大学生のうち夜間部に通う学生の割合は昭和52年は7・2%を占めたが、平成9年には4・9%、19年には2・6%にまで減った。
夜間部廃止の動きは全国的にも広がっており、過去5年間で神戸大経済・経営学部、千葉大工学部、明治大、法政大、青山学院大の経済・経営学部、立命館大産業社会学部も募集を停止している。