12日(月) | 13日(火)  14日(水) 
 
5月12日(月)放送
闇の密漁組織

今、全国各地の海で悪質な密漁事件が相次いでいる。その数はこの3年で1.5倍に急増。今年1月にも、島根と宮城で大規模な密漁グループが摘発された。漁業者によって保護されてきたアワビやナマコといった高級海産物を根こそぎにしようとする犯行の背後には、若いフリーターなどを操る暴力団の存在が浮かび上がっている。国は、今年4月に改正漁業法を施行し罰則を強化したが、人員や予算が限られる中で対応し切れていないのが実情である。相次ぐ密漁事件を手がかりに、高齢化し疲弊する地方の漁村で今、何が起きているのかを明らかにする。
(NO.2578)

スタジオゲスト 足立 倫行さん
    (ノンフィクション作家)
スタジオ出演 太田 雅志
    (NHK松江局・記者)
 
 
 

5月13日(火)放送

事故多発!
 老朽家電が火を噴く

一家団らんで見ていたテレビが突然火を噴く。冷蔵庫、洗濯機、湯沸かし器・・・・今、経年劣化した家電製品やガス機器の事故が相次いでいる。愛知県岡崎市では30年前に買った扇風機が発火し、63歳の男性が亡くなった。背景には高度成長期からバブル期に販売された機器が一斉に老朽化している実態がある。高齢者世帯を中心に、メーカーが予想もしなかったほどの長期に渡って製品が使われた結果、絶縁体にひびが入り引火する「トラッキング現象」などが引き起こされる。メーカーは、製品が安全に寿命を迎えるようにする「死に際実験」などを行い対策を急いでいるが、販売済みの製品にどう対応するかなど課題も多い。「壊れにくい」ことが評価され、それ故に長く使われている日本製品。老朽化事故の実態と対策に迫る。
(NO.2579)

スタジオゲスト 宮村 鐵夫さん
    (中央大学理工学部教授)
 

 
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5月14日(水)放送

緊急報告 中国大地震

中国内陸部を、阪神淡路大震災を大きく上回るマグニチュード7.8の大地震が襲った。中国政府の発表によると、これまでに死者は1万人を超え、被害はさらに拡大すると見られている。震源地は四川省の中心都市・成都の西北西90キロ付近で、震源に近い地域では通信や交通が寸断され、救助活動も難航している。震源近くは、ユーラシアプレートとインド・オーストラリアプレートがぶつかる、中国でも有数の地震多発地帯として知られてきた。なぜ被害はここまで拡大したのか。現地からの最新映像と報告をもとに、被害と救助活動の詳細と、甚大な被害をもたらした大地震のメカニズムに迫る。
(NO.2580)

スタジオゲスト 北村 春幸さん
    (東京理科大学教授)
スタジオ出演 奥谷 龍太
    (NHK国際部・記者)
 
 
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