少しネガティブな現世の話題に入るので要注意です。 最近ニュースでよく見かける税金のお話について。
つい先日まで(今も時々)、朝のニュースで 「政治家の人達が税金をムダ遣いしまくって〜」という話を よく耳にしましたが、私はこの手のニュースを見るたびに 1つ疑問に思えてならない事があります。
それは、「(まぁムダ遣いをしないのは当然の事として) ムダ遣いをなくせば具体的にどれだけ財政が改善されるのか?」 という点です。これを客観的な数字できちんと示したニュースを 未だに一度も見た事がないんですよね;
国民の大切な税金が誰かさんの私的な趣味によって 5億だか6億だかパーッと使われている事実は 確かに許されるものではありません。しかしそれがきちんと 正しい場所に賄われたからといって、税金問題が解決する 保証はどこにもないな〜という点も無視できないのです。
仕方のない事ではありますが、日本の税金は明らかに 『作る人』より『食べるの専門の人』の方が凄い勢いで増えてます。 上で言ったような計算をメディアの誰もがやってない事を考えると、 もしや……、という不安も感じてみたり(汗)
だから「誰かさんのムダ遣い」という問題だけがやたらと 強調されているのを見ると、どうにも根本的(絶望的?)な問題から どんどん焦点をずらされているような気がしてならないんですよね;
「罪を憎んで人を憎まず」という言葉がありますが、 人ばかりを憎むと合理的に物事を考えられなくなるのは事実です。 口を動かす前に手を動かせって奴ですね。もっとも上記の計算を 自分でやらずに人任せにしている時点で私も同罪ですけど!(汗)
現在各所でよく流行っている「罪のなすりつけ」もまた 『擬人化』の1つではないかと考えます。日頃の鬱憤を擬人化して、 それを誰かさんに宛がう事によって自分は安心感を得るんですね。 やっぱり人間は喜怒哀楽どれにしても感情を ぶつけられるのは人間相手だけって事なのかな…?
「なまじ自分に近いもんだから可愛さ余って憎さ百倍」 とはよく言ったものですね!ちなみに『恐怖』は 感情というより防衛本能に近いものだと思ってます。
No(707)
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