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舛添厚労相 医師数増へ数値目標設定

 舛添要一厚生労働相は14日夜、産婦人科や小児科などの深刻な医師不足を受け、医師の増員に関する政府の具体的な数値目標を6月中にも設定する考えを表明した。

 医師不足対策などを検討している厚労省の「安心と希望の医療確保ビジョン」の会合で「医者の数は増やす方向だ。具体的な数字は最終的に福田康夫首相と相談し、政府全体の政策という形で結実させたい」と言明した。

 今月末にもまとまる医療確保ビジョンの提言を踏まえ、政府で必要な予算措置などを検討し、早急に数値目標を提示する方針。舛添氏は「10年後に(医師不足の)状況がどうなっているか、リスクはある。高度な政治的判断が必要だ」と述べた。

 医療確保ビジョンには、女性医師が結婚後や子育て中も働きやすい環境整備や、地域や診療科による医師偏在の是正、看護師ら関係職種間の業務分担の見直しなどが盛り込まれる見通しだ。

[ 2008年05月14日 21:11 ]

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