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移植学会等の見解に反論する(2)

2008/04/20 21:00

 



移植学会等の見解に反論する(2)
米フロリダ大学移植外科医・藤田士朗准教授から


第3回「修復腎移植を考える超党派の会」
会合報告



(続きです)



(中谷)日本泌尿器科学会から参りました大阪市立大学の中谷と申します。私は尿管癌と腎移植について・・・主に癌患者の立場から御話しさせて頂きます。尿管癌と申しますのは、尿管とは腎臓と膀胱をつなぐ間の管で腎臓で出来た尿を膀胱へ運ぶのですが尿管癌の場合は腎?癌と併発する事が多ございますので臨床的に腎?尿管癌と取り扱います。わが国で年間1,000例、60歳以上の男性に多いと。特徴としては、こちらに示しますように一つだけではなくて複数の・・・これ我々、多発性病変と多発性腫瘍が約3割から5割みられるのが特徴です。ですから治療後に関しましては尿管と腎腫瘍が併発して多いとことも理由としてありまして腎臓と腎、オシッコの通り道、尿管、そして尿管の・・・固まりとして取り腎尿管摘出術として行なわれます。これは30年以上前からこの尿管癌の標準治療です。

 

(本当か。このことに関しては、資料なし。 詳しくは万波誠、簾介、光畑、西先生よりの説明を求めたい。)

 

 

最近でも我々の学会で最も権威のある雑誌ですけれども腎尿管全摘出術が最も適していると。

 

30年前から標準術式であるのならば、いまさら雑誌に載せることはない。それが、崩れていることに対する警告としてだされたと考えるのが一般医学上の常識である。)

 

それは何が優れているかと言うと他の術式と比べて再発率が低い。他の術式では70%、腎尿管摘出では???・???生存率も有意でるとしています。尿管癌の生存率では、最も軽い尿管癌であれば殆んどありません。5年生存率、いま手術して5年度生きているか?殆んど生きています。ところがある程度進んでくると、いま手術すると5年後に100人中の60人の方が亡くなっている。ですから尿管癌は進み具合よって生きるも死ぬもかなり大きく変わってくる事が言えます。それでは今回、問題となっている尿管癌8名、その後の経過を見てみますと術後5年経って生きている方が3名で37.5%になります。不明の方も2名あられます。この2名がもし生存していたとしても62.5%です。こちらに8名の方のステージ分類書いております、(PTA)殆んど死ぬ事がない方が3名、(PT2)生存率が72%期待できる方が3名、ですから調べてみますと70%以上のところで8分の1と7名の方がきている。1名は40%。これは低く見積もっても生存率が80%以上の生存率が期待できるじゃないかと・・・これは万波先生が発表なさっている今年の?月に発表なさっていて???いました。どうして生存率が低いか?もう一度???振りかってみました。

 

(たった8例の症例での生存率を問題にすること自体、科学的でない。むしろ、たった8例なので、それぞれの死因がなにであったかが重要。1例は確かに尿管がんの転移で無くなっているが、これは、残念ながら、術前の転移性病変の見落としであり、摘出術をすべき症例では無かったと思われる(一般外科医としての意見。泌尿器科疾患なので、詳しくは万波誠、簾介、光畑、西先生よりの説明を求めたい)。その他の症例で、尿管癌の再発と確認された症例はない。この点の方が、むしろ重要である。)

 

これは尿管癌の治療についての根本的な治療、腎尿管癌摘出術について書かれて物です。ここで書いているのは腎臓と尿管は全部切ると傷が術者によっては一つになったり、二つに分けたりする方がいます。二つに分けると言っても腎臓と尿管を切る訳ではありません。身体の中、二つの傷の中で体内でつながっているわけですね。ですから傷が一つか二つかは問題じゃないと書いてあります。問題なのは尿管を切るトランゼクションを抑えるレーター???避けなければならない。どうしてか?これは何なのか?・・・。これは腎尿管癌で私共が摘出したものですけれども、ここの腫瘍は外から触れるので判ります。ここで切ったとします。ここに腫瘍が隠れています。これは???・???ですよ。ここで切ったら???ですよ・・・。これは今回、実際に尿管癌になった8例の1名の方の手術録を写しまいりました。平成9年、60歳代の男性です。これは先ほど寺岡先生が言われ方と別です。先程は女性ですから。尿管は交差部???動脈付近で2重にけっさくして???して切断した。その後に左の腎臓を摘出した。その後に左の尿管をまた剥離した。つまり腎臓を摘出してから剥離した。つまり尿管は残っているわけです。一つの結論として尿管は多発性に???が発生しますので最善の治療は昔も今も腎尿管全摘出術で一塊としてとると。ですから腎尿管全摘出術の中で???は???であります。したがって尿管癌の患者から移植目的で腎臓を摘出する事が物理的に不可能に近いと・・・。今年の1月に万波先生が発表された英文紙で御座います。ここでは8例の尿管癌から移植をしたと、はっきり明記されています。5名の男性3名の女性と・・・。注目はここで腫瘍は切除された除去された。バックテル?どう言う事か?バックテルで癌を取り除くという事は???海外で別のテーブルで腎尿管の腎を取り除いたと言う事です。如何してか?それは標準術式をしていない事をアクセプトされた。(注)

 

(病変部分の尿管の取り方に関しては、万波簾介先生に聴く事このことに関しては、資料なし。 詳しくは万波誠、簾介、光畑、西先生よりの説明を求めたい。)

 

人権上問題があるわけですよね。そういう事を十分説明したのか?手術前に癌を残して腎臓を取り出して先に洗う事を説明したのか・・・問題になってきます。又、別の方の手術記録を持ってきました。ここに書いてございますが尿管はかたん癌が存在するところは残し、その上で左の腎臓と尿管と一部を取り出した。その後に残存尿管を剥離していった事がはっきり記載されています。この患者はステージPT2で術後???でリンパ節や肝臓への転移で亡くなっておられます。

 

(術前の胸部エックス線で転移があったのが見逃されていた症例と思われる。術後の転移では無いであろう。)

 

以上、客観的な事実だけを患者の???として述べさせて頂きました。

 

(注:万波簾介医師が行った尿管癌の症例(症例2)の事を参照していると思われる

 

「尿管下端に腫瘍のある患者がいますが、先生一緒に手術していただけませんか」と後輩の泌尿器科医から電話がありました。

現在もそうですが、当時尿管腫瘍に対する基本的な手術適応は腎尿管全摘手術であったので、私はすぐに「いいです。腎尿管全摘をしましょう」と答えました。さらに私は「先生、最近のアメリカの論文に下端腫瘍は上部尿路に全くといっていいほど再発しないというのがありましたが読まれましたか」とたずねました。「読みました。アメリカでは教科書も腎尿管全摘一本槍ではなくなっています。」などかえって教えられました。彼は勉強家であることは知っていましたが、さすがだなと思いました。私は「上部を移植に使用させて欲しいのですが、先生も了承して下さるなら、関係者に了解をとって下さればよいのですが…」と頼みました。

   2~3日後、彼から「全てOKです」と返事がきました。当時私は、以前自分が夫婦間移植した患者さんでダメになって透析に戻っている人をかかえていました。頭が重く、仕事が出来ない、毎日ふさぎ込んでいる、などなど奥さんより訴えられ、何とかしたいと考えていました。彼にはもう腎をくれる家族はおらず、死体腎もなく絶望していたのです。

  私はすぐ何のためらいもなく患者さんと奥さんに全てを話しました。尿管癌の腎でもしかして再発するかもしれん、などなど「ぜひ、やってほしい」と即答されましたので手配して移植しました。

  全てはうまくいき、10年近く経ちますが、全く問題なく活躍しておられます。  )




(高原)私は大阪大学の高原といいます。泌尿器科医です。
   腎臓移植の経験はだいたい1,000例ほど有りますけれども

 

(ネットで経歴を見ると、大阪大学1985年から在籍、大阪大学は年間15例前後しか腎臓移植をおこなっていないのに、どうやって1000例の移植ができるのか。もしも、他の病院での症例をふくめているのであれば、それらすべての日付と大学への届け出、報酬や税金の支払い等を文章で報告していただきたい。)

 

今日は癌のところをまとめて・・・特に腎癌について話します。小さな腎癌・・・来週ハワードさんいらっしゃるんですよね?その時に是非聞いて頂きたいと思いますが小さな腎癌がこの辺が話しになると思いますので・・・基本的には先ほども話しがありましたが原則部分切除術でちょっと大きければ取り出して自分でうえる場合もあります。私が調べた一番新しい発表が去年なんですけれどもアメリカ泌尿器科学会の発表で、これはニコルさんの発表と同じ時に出されていますけれども???・???・????は部分切除術より生存率が低いと。要するに基本的には泌尿器科の中では、当たり前の事なんですけれども小さいのは成るべく部分切除する事が基本なんですけれども・・・これもハワードさんに聞いてもらえるといいと思うんですけれども、だいたい病腎を肯定している方は外科の先生です。泌尿器科の先生で病腎を肯定している先生は殆んどいないと思います。


ニコール先生は泌尿器科の先生、他にも個人的に尋ねたところ、詳しい事情を話すと、賛成される泌尿器科の先生も多くいる。)

 

病腎或いは健腎移植での担癌状態、癌をもった状態について色々な報告がありが良いとき悪い時もあります。時間が無いのでエッセンスにいきます。これ悪い方なんですけど次いってください。これ例のニコルさんの発表なんですけども小さな腎を切除して腎移植して使ったと。世界で何故か彼だけが系統的に行なっています。結果、恐ろしく良いです。死亡例はありません。追跡期間は3年ちょっとなんですけれども腎臓も働いていると・・・問題はですね泌尿器科医として問題があるんです。ここなんです!提供者へのインフォームドコンセントをどの様に取っているか?まともに御話しすれば部分切除になりますよね・・・何故か彼のところは全摘出して提供するのが多いですよね。だから今は調べようが無いですけれども、オーストラリアの泌尿器科学会に問い合わせ中なんですけれども私は主任研究員なので・・・『何で?もしかして誘導しているんじゃないのと?』疑いがあります。通常の全摘出はリスクが高くなる事を説明したのかと。『ちょっと彼の悪口も言います』非常にフレバーなやり方なんで彼のやり方は・・・自分の病院では、あまりドナーしない。5から6病院でやっています。そこで(病院)それぞれインフォームドコンセントと取っています。私の経験から言いますと田植えの前に4月の終わりに腎臓取ったら1週間ちょっとで退院して田植え出来ますよ僕の患者さん。でも部分切除なら2週間いなければならない。そうすると田植え出来ない。先生!全部とって下さいと言われたのね・・・僕はどう言ったかと言うと・・・10年以上前の事ですけれども・・・小さいからひと月待とうよ。田植えの終わってからやろうよと言いました。それが!まともな泌尿器科医だと思いますよ。  

 

非常に恣意的な誘導的な意見。実際我々が去年8月にオーストラリアを訪れたときには、Princes Alexandria Hospital でドナー手術が行われ、そのドナーのインフォームドコンセントにも立ち会ったが、誘導的な事は行われていなかった。同行した産経、東京新聞社の記者もそれに立ち会っており、新聞記事にもなっている。まず、直接、ニコール先生に尋ねるのが筋なのに、裏から手を回すとは、とても失礼で、卑怯なやり方としか思えない。)

 

それが・・・ハワード先生に是非聞いてほしいのですが問題は成績じゃないです。取られた方なんです。本来なら、スライド少し戻って・・・たまたま学会発表なんですけれども泌尿器科の常識の世界なんです。別に法律になっていませんけれども問題はドナー側なんですよ。だからオーストラリア側に移植学会から本当に誘導していないか問い合わせをしています。

 

(本当か、本当ならば、非常に失礼なやり方ではないか。)

 

ニコル以外の世界の???。病腎移植って歴史40年から有るんですよ!何故、彼しか系統的にやっていない。これは不思議な???なんですよ。

 

(腎臓移植をするのは移植外科医の場合と泌尿器科医の場合があり、移植外科のトレーニングの仕組みが整っている欧米諸国では移植外科医が行う事がおおい。その場合、泌尿器科でこれほどまでに、使えそうな腎臓が捨てられていたとを移植外科医は知らなかったわけで、それが、今回、全米移植外科学会でも注目を集めた理由である。つまり、移植外科医はこのような、新たな腎臓のソースがあり得る事をこれまで知らなかったのが大きな理由。もう一点は、最近の画像診断の進歩で、以前に比べて、小さな癌がより多く見つかるようになったことがあり、腎臓癌症例、また、全摘出症例が増えてきたことによる。)

 

癌をまとめますが後2分だけ・・・見過ごす事が出来ない事があるんですよね徳洲会の健康診断。何故かと言いますと、これ市立宇和島病院データなんですけれども正嫡率悪いですよね。これはしょうがない・・・これ酷いですけれども半分以上の人が4年で死んでいるですよ!もらった人が!はっきり言いますけど僕ら???ですよ。何でこのデータ???100も200も論文ありますけれども世界で始めて10年目まで長期フォローしたデータ・・・カルテが無かったので宇和島市の職員が一生懸命走りまわって生きているから確認した殆んどの人を。それで半分以上の方が4年で死んでるんですよ。

 

(癌からの移植も、良性疾患からの移植も一緒にして、述べている。実際に何が死因だったかが大切であり、個々に判断すべきであり、詳しい死因がAmerican Journal of Transplantation に掲載される万波誠しの論文に包み隠さず示されている。それをもとに議論すべき。)

 

この次が大切なんで!・・・市立宇和島病院では生き残った患者に健康診断で癌検診を行なっています。呉共済病院もちゃんと行なっています。宇和島徳洲会病院は今2年から3年の方が多いんです。今みつかれば助かるかもしれない・・・今みつかれば。それで去年の4月に宇和島徳洲会病院の学会推薦委員の先生方が癌の検診をしてくださいと彼等に要望したんですよ文書で、未だに回答ありません。さっき言った尿管癌が入っています。非常にこれが心配なんです。第2の薬害肝炎・HIVにしないために長期間フォロー???・???腎癌はですが、皆さん胃癌とか肺癌だったら死ぬ人は死んで2~3年して生存して残るでしょ。腎癌は10年(生存率)落ちるんですよ!腎癌はそんな癌なんですよ!しかもハワードさんがどうしているか判りませんけど10年までのフォローは今回が始めてなんです!第2の薬害肝炎・HIVにしないんです。これ私たちお願いです。以上です。

 

(あらかじめリスクをレシピエントに話し、その上で承諾をえてから行う手技なので、薬害肝炎、HIVとは、全く次元の違うものと考える。間違いをおかさないために何もしないのではなく、むしろ、政府、厚生労働省は積極的に、腎移植に取り組まないと、今後も日本は世界一の腎不全、透析国家の汚名を返上できない。ひるかえって、無作為の罪で、腎臓移植を受けれなかったために死亡したと考えられる多くの患者さんから、告訴を受けても仕方が無い事にもなるであろう。)




(以上、仲谷達也(日本泌尿器科学会)、高原史郎(日本移植学会)各氏の意見とそれに対する反論でした。続きます)





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