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アナログ映像、見た目「高画質」に NECエレが新技術

2008年05月14日06時51分

 NECエレクトロニクスは、ビデオテープやDVDなどに録画したアナログ映像を、くっきり映し出せる電子部品を開発した。過去に撮りためた映画などを大型テレビで見たときに映像が鮮明に見えるようになる。年内の商品化を目指す。

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画像を処理する前の状態=NECエレクトロニクス提供

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画像を処理した後の状態=同社提供

 画質をよく見せるには、ソフトウエアを使って事前に映像に手を加える方法はあったが、NECエレの開発した電子部品を搭載すれば、映像のなかの人物や物体の粗い輪郭部分が自動的に調整される。画素が一定の法則にそって増え鮮明に見える。色合いも自動調整される。本来より画素数が7倍多い映像と、ほぼ同等に見えるという。

 また、高画質で録画するには大容量の記憶媒体が必要だが、この技術を使うと容量が少なく済み節約ができる。同社は、ワンセグを受信できる携帯電話やカーナビにも利用することを想定し、10年度には年間100億円の売上高を目指す。

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