日系企業にも激震 トヨタ工場生産停止・富士通休業2008年05月13日11時19分 中国の四川大地震で現地に進出する日系企業にも影響が及んだ。トヨタ自動車は設備の点検などのため、四川省成都市内の工場の生産を13日も中止。富士通も休業する。イトーヨーカ堂などは営業を再開したが、今回の大地震による被害規模の詳細は明らかになっておらず、今後の活動に支障が出る可能性もある。 成都市で小型バスなどを生産しているトヨタ自動車の合弁工場は13日の昼間も生産ラインの稼働を停止、機械の点検作業を行う予定。同市内で自動車のシートや内装を製造しているトヨタ紡織の工場も13日は終日操業を停止する。生産設備に大きな支障は出ていないが、改めて設備の稼働検査をしたり、仕入れ先の状況を調べたりするという。稼働再開は14日からの予定だ。 富士通は成都市にある半導体の開発合弁会社を、13日から2日間の臨時休業とした。事務所が入る建物にヒビが入り、安全を確認する。日本人の出向者1人は無事だったが、現地の中国人従業員約40人のうち1人が軽いけがを負ったという。 成都市内にあるコベルコ建機の2工場も設備の点検作業中で、操業を停止しており、再開時期は未定という。 一方、成都市で3店舗を展開するイトーヨーカ堂はエレベーターやエスカレーターを中心に安全を確認し、営業を再開。「水や野菜が買えるのか」という顧客からの問い合わせが多く入っている。伊勢丹も通常通りに営業する。 重慶市内にあるスズキの四輪車工場も地震直後から一時操業を停止したが、13日は通常通り操業している。同市内のマツダ、いすゞ自動車の四輪車工場も13日は通常通り操業している。 PR情報ビジネス
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