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札幌市内の小学校 土曜運動会、8割超す 雨天でも翌日開催可能(05/14 13:49)
札幌市内で土曜日に運動会を開く小学校が、急増している。今年も間もなくシーズンを迎えるが、市内の二百七校のうち八割を超える百七十五校が土曜開催を決めた。週休二日制の定着に加え、雨天でも翌日の日曜日に延期できるためだが、日曜しか休日がない父母からは不満の声も出ている。 市教委によると、市内の小学校のうち二百五校は二十四日から六月中旬までに、残る二校が九月に運動会を行う。 このうち、土曜開催は三十一日の百二十九校、二十四日の二十七校など全体の85%の百七十五校。日曜開催は六月一日の十六校、五月二十五日の十三校など、残る三十二校にすぎない。 土曜開催の学校は二〇〇六年、初めて過半数の百五校に。昨年は一気に百五十五校になり、今年はさらに二十校増えた。 土曜開催が増えたのは、雨天でも翌日に延期できるのが大きい。翌週に延期となれば「子どもたちの意欲が持続できない」とする学校側の指摘があるほか、翌日に延期なら弁当の食材が無駄にならないという保護者側のメリットもある。 今年から土曜開催に変更する屯田小(北区)は「三、四年前に保護者に諮った時は反対が強く、時期尚早と判断した。今回は反対の声はなかった」と説明する。 昨年、日曜開催の運動会が雨で翌週に延期となり、学校、父母が天候に振り回されたことも、土曜開催の増加に影響しているとみられる。 ただ、長男が通う小学校が今年から土曜開催になった建設会社社員鈴木高広さん(40)=東区=は「回りを見渡しても土曜に休める親は増えていない」と、不満を漏らす。 一方、日曜開催の桑園小(中央区)は「近くの市場や病院で働く保護者に配慮した」と地域性を強調。同じく大倉山小(同)も「土曜に休めない自営業の親も多い。会場設営に保護者の協力が必要なため、変更する予定はない」と説明する。 市教委は「土曜か日曜かは学校の判断。地域の事情に応じて決めている学校が多いようだ」と話している。(石田悦啓) |
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