時事通信社の調べによると、追加型株式投資信託(ETFを除く)のうち、
2008年4月の月間純資産残高増加額が最も多かったのは、ピクテ投信投資
顧問が運用する「ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配型)」で、
前月末に比べ1527億3500万円増えた。
増加額上位のファンドを見ると、世界の高配当の株式や高金利の債券などに
投資するグローバル型の大型投信が多い。また、長期運用でサラリーマン家庭
の財産づくりを応援するという独自のコンセプトが人気の「さわかみファンド」
が上位に食い込んだのも目立った。
4月は、欧米金融機関の決算発表を機に、過度の米金融不安が後退し、世界の
主要株式相場が回復基調をたどったことなどが支援した。前月大幅に減らした
ファンドの反動増の面もあるようだ。
月間純資産残高増加額上位ファンド(2008年4月末)
運用会社 |
ファンド名 |
増減額 |
増減率 |
月末残高 |
|
|
(百万円) |
(%) |
(百万円) |
1 ピクテ |
ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配) |
152,735 |
7.7 |
2,122,889 |
2 野村 |
マイストーリー分配型(年6回)Bコース |
98,598 |
5.5 |
1,875,620 |
3 国際 |
グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型) |
92,899 |
1.7 |
5,490,205 |
4 野村 |
野村新世界高金利通貨投信 |
60,071 |
17.4 |
403,636 |
5 大和 |
ダイワ世界債券ファンド(毎月分配型) |
56,409 |
9.1 |
671,323 |
6 大和住銀 |
グローバル好配当株オープン |
42,120 |
7.9 |
571,791 |
7 日興 |
財産3分法ファンド毎月分配型 |
37,106 |
3.5 |
1,095,145 |
8 JPモルガン |
JPM新興国好利回り債投信 |
36,175 |
25.7 |
176,784 |
9 大和 |
ハイグレード・オセアニア・ボンドオープン |
35,827 |
7.3 |
524,635 |
10 フィデリティ |
フィデリティ・日本成長株・ファンド |
34,537 |
10.5 |
361,562 |
11 大和 |
ダイワ・グローバル債券ファンド(毎月分配) |
33,123 |
2.2 |
1,532,616 |
12 野村 |
グローバルREITオープン |
32,836 |
8.3 |
427,478 |
13 DIAM |
DIAM高格付インカム・オープン |
30,704 |
3.6 |
879,964 |
14 DIAM |
DIAMワールド・リート・インカム(毎月決算) |
29,117 |
9.1 |
347,985 |
15 大和 |
りそな・世界資産分散ファンド |
26,407 |
5.1 |
536,202 |
16 日興 |
世界のサイフ |
24,488 |
14.4 |
193,511 |
17 ニッセイ |
ニッセイ高金利国債券ファンド |
23,835 |
9.8 |
266,718 |
18 大和住銀 |
短期豪ドル債オープン(毎月分配型) |
23,431 |
26.3 |
112,411 |
19 さわかみ |
さわかみファンド |
22,360 |
10.4 |
236,394 |
20 野村 |
ノムラ日本株戦略ファンド |
21,051 |
10.6 |
218,280 |
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(八木隆志) |
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