(08/05/12)
ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配型)がトップ
=4月の月間純資産残高増加額【投信情報】=

 時事通信社の調べによると、追加型株式投資信託(ETFを除く)のうち、 2008年4月の月間純資産残高増加額が最も多かったのは、ピクテ投信投資 顧問が運用する「ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配型)」で、 前月末に比べ1527億3500万円増えた。

 増加額上位のファンドを見ると、世界の高配当の株式や高金利の債券などに 投資するグローバル型の大型投信が多い。また、長期運用でサラリーマン家庭 の財産づくりを応援するという独自のコンセプトが人気の「さわかみファンド」 が上位に食い込んだのも目立った。

 4月は、欧米金融機関の決算発表を機に、過度の米金融不安が後退し、世界の 主要株式相場が回復基調をたどったことなどが支援した。前月大幅に減らした ファンドの反動増の面もあるようだ。


 月間純資産残高増加額上位ファンド(2008年4月末)
運用会社 ファンド名 増減額 増減率 月末残高
    (百万円) (%) (百万円)
1 ピクテ ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配) 152,735 7.7 2,122,889
2 野村 マイストーリー分配型(年6回)Bコース 98,598 5.5 1,875,620
3 国際 グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型) 92,899 1.7 5,490,205
4 野村 野村新世界高金利通貨投信 60,071 17.4 403,636
5 大和 ダイワ世界債券ファンド(毎月分配型) 56,409 9.1 671,323
6 大和住銀 グローバル好配当株オープン 42,120 7.9 571,791
7 日興 財産3分法ファンド毎月分配型 37,106 3.5 1,095,145
8 JPモルガン JPM新興国好利回り債投信 36,175 25.7 176,784
9 大和 ハイグレード・オセアニア・ボンドオープン 35,827 7.3 524,635
10 フィデリティ フィデリティ・日本成長株・ファンド 34,537 10.5 361,562
11 大和 ダイワ・グローバル債券ファンド(毎月分配) 33,123 2.2 1,532,616
12 野村 グローバルREITオープン 32,836 8.3 427,478
13 DIAM DIAM高格付インカム・オープン 30,704 3.6 879,964
14 DIAM DIAMワールド・リート・インカム(毎月決算) 29,117 9.1 347,985
15 大和 りそな・世界資産分散ファンド 26,407 5.1 536,202
16 日興 世界のサイフ 24,488 14.4 193,511
17 ニッセイ ニッセイ高金利国債券ファンド 23,835 9.8 266,718
18 大和住銀 短期豪ドル債オープン(毎月分配型) 23,431 26.3 112,411
19 さわかみ さわかみファンド 22,360 10.4 236,394
20 野村 ノムラ日本株戦略ファンド 21,051 10.6 218,280

(八木隆志)

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