中国・四川大地震の被災地で救援活動の陣頭指揮を執る温家宝首相が13日、転んで手に軽いけがを負った。14日付の香港各紙が伝えた。
各紙によると、温首相は四川省都江堰の被災現場で転倒し、手から出血。しかし、手当てしようと近づいた医療要員を払いのけ、そのまま陣頭指揮に当たったという。
各紙は、温首相が進まない救援活動にいら立ったのか、部下に電話で「君たちがどうであろうと民衆を救わなければならない。これは命令だ」と怒鳴り、電話を投げた様子も伝えた。(共同)