米沢市立病院で心臓動脈手術を受けた際に血管を傷つけられ後遺症が残ったとして、高畠町の男性(60)が、米沢市を相手取り慰謝料など約7250万円の損害賠償を求めた訴訟は13日に和解が成立した。市が男性に500万円を支払う。
訴状などによると、男性は04年9月に心臓動脈にカテーテルを入れる手術をしたが、医師がカテーテルを挿入する際に血管を傷つけ、男性は心臓機能に障害が残った。
病院医事課は「過失がなかったと主張してきたが、訴訟が長引くのを避けるため裁判所からの和解案を受け入れた」と説明している。【細田元彰】
毎日新聞 2008年5月14日 地方版