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独断と偏見によるあやしい人の見分け方

代表取締役総裁
村上福之
2007年08月10日 12時26分

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ぼくのように、経営があまり詳しくないバカボンな技術系超小規模ベンチャー社長には なぜか起業直後にあやしい人がよってきます。ぼくも起業してたいしたことは、していませんが、怪しい人に会う経験だけは多いような気がします。今後、起業する方々のために、怪しい人を見分ける個人的経験則をメモしておきます。


初対面でやたら有名企業家とのコネがあるようにふるまう人。

「三木谷はなぁ、ワシが育てたんや。」とか「C社が潰れそうになったとき、ワ シが出資して助けたんや。だから、もう社長とはツーカーなんや。」などなど と、初対面で有名企業家とのコネを強調する人はだいたい怪しいです。こういう人は一度、飲み会や交流会に同席しただけで「ツーカーの仲」だったりするので、話半分で聞いておくといいかと思います。


やたらカネを持っていることを強調する人

ブランド物に身を包み、「あんなぁ、ワシ、カネならいっくらでもあるねん。」 とかなんとか何度も何度も何度も言ってくる人は、怖いです。仕事で関わることになったら、帝国 データバンクを調べて、商業登記簿調べて、社長の不動産の登記謄本調べるくらいの ことはしたほうがいいと思います。「いっくらでもある」カネは借金だったりす ることもあったりなかったりです。 出来れば、取引先・出資先を調べてトラブルがなかったか調べた方がいいこともあります。


やたら自社技術を褒めてくる人

自社技術の営業をしていると、「これはすばらしい!ぜひとも使いたい!」とか なんとか両手離しで褒めちぎる人は、ぼくはあまり信用してないです。個人的な ケースでは、なんだかよくわからない契約書を持ってきて、よーく読むとこっそ り、「独占的使用」とか「著作権の譲渡」とか「特許の無償利用」とか書いて あったりします。その割にイニシャル無しの低いリベニューシェア契約で終る ケースも多いです。褒めるだけほめて、とりあえず技術を囲っておいておこうと いうケースですね。


やたら急いでハンコをつけと言ってくる人。

あやしい訪問販売と同じで、たいした理由もないのに、早くハンコをつくことをやたらせっついてくる人ほど、ぼくは慎重になります。あまり明確なメリットがなければのらりくらいとしている方がいいように思ってます。


特に、ぼくのような地方の起業家は、情報がないので食い物にされやすいみたいです。たぶん。

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独断と偏見によるあやしい人の見分け方

あいのりワゴン1号 2007年08月10日 16時50分

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プロフィール

1975年生まれ。PC、MacOS、組み込み系ドライバー開発を精力的に行った後、デジカメ開発やSDカード規格の普及に従事する。現在、株式会社クレイジーワークス代表取締役総裁。

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