聖火リレー、地震に配慮して規模縮小
北京オリンピックの組織委員会は、四川省で起きた大地震に配慮して、14日に行われる聖火リレーから規模を縮小して簡素に行うことを決めました。 中国国内での聖火リレーは、四川省で大地震が起きた12日以降も予定通りに行われたため、盛大なイベントなどに対する批判の声が上がっていました。このため、北京オリンピック組織委員会は大地震の救助活動が行われていることに配慮して、14日の江西省で行われる聖火リレーから規模を縮小し、簡素に行うことを決めました。 また、被災者に哀悼の意を示すため、聖火リレー開始前に参加者全員で1分間の黙祷をささげるほか、スタートやゴール地点などに募金箱を設けるとしています。 しかし、聖火リレーのルート自体の縮小は地震の被害を受けた四川省や重慶なども含めて、今のところ考えていないということです。被災地でのリレーについては、中国外務省の報道官も「関係部門が被災状況などを見ながら適切な時期に決める」とコメントしていました。(13日22:07)
|