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院長挨拶
不妊症治療、癌検診を中心として思春期から結婚、妊娠、産後そして更年期まで
お産以外のあらゆるウイメンズライフをハートフルにサポートする
ホームドクターでありたいと考えています。
院長
井手 宏
S60年、佐賀医科大学医学部卒。
東北大学産婦人科にて不妊治療研修の後、
久留米大学産婦人科、新古賀病院産婦人科医長を経て
H13年6月にウイメンズクリニック開院。
※医学博士
※日本産婦人科学会認定医
※日本不妊学会会員
※日本更年期学会会員
tel.0942-33-1114
fax.0942-33-1124
体外受精成功率100%を目指して
胚盤胞移植で妊娠率上昇
2001年に開院し、不妊治療を中心に診療を行っています。
開院当初は、体外受精までしか出来なかったのですが、
現在では、顕微授精や受精卵の凍結などもできる
最先端不妊治療施設の一つとなっています。
我が国の体外受精は、1983年に、杜の都仙台の東北大学でその産声を上げました。
その当時は妊娠率20%弱で、
また費用は1回100万円(妊娠しなくても)という大変厳しいものでした。
あれから約25年、体外受精は飛躍的に進歩しました。
特にここ数年の進歩はめざましく、
胚移植あたりの妊娠率は60%を超えつつあります。
全国的な傾向であり、当院でも過去半年間の
胚盤胞移植での妊娠率
は58〜62%です。
未だに体外受精の成功率20〜30%と思われている方が多いのですが、
実際は急速に進化しています。
その最大の理由は
胚盤胞での移植
にあると考えています。
25年前に4分割の受精卵で成功したため、
数年前まで4〜8分割で戻す事が一般的で、
その為なかなか妊娠率40%を超える事が出来ませんでした。
胚盤胞
とは着床直前の受精卵のことで、
この状態で戻す事により子宮内膜に着床しやすくなり、
妊娠率60%を可能にしていると思います。
このように着実に進歩しているのですが、まだまだ100%ではありません。
25年前には危険な手術だった心臓バイパス手術が、
現代では失敗したらニュースになるほどの安全で確実な手術になったことを考えれば、
体外受精の成功率を100%にする事も決して夢ではないと思えてきます。
助成金制度による負担軽減
助成金制度が始まり少しずつ治療に伴う経済的負担が軽減しつつあります。
本来であれば、この少子化の時代にあって、
国が先頭に立って保険適応にするべきであると思っていますが、
それが難しい現状では、この助成金制度が大きな助けになっています。
経済的な負担の他に、精神的な負担や身体的な負担が不妊治療にはつきまといます。
当院では、それらの負担がより少なくなるような治療を心がけています。
待ち時間は短く、治療に伴う痛みは少なく、などです。
しかし、一番の負担軽減は、何といっても早く成功する、
出来れば1回で成功することにつきるように思います。
無論、体外受精をしないで妊娠できることがベストですが、
ひとたび体外受精が必要となったら、伝家の宝刀のごとく
1回のトライで成功する、そういう時代が早く来ることを信じて、
一戦必勝の気持ちで日々の診療にあたっています。
4分割
胚盤胞
【2007.6】
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