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【社会】

ヤンバルクイナ交通事故死 愛鳥週間初日に死骸発見

2008年5月12日 20時41分

 交通事故死とみられるヤンバルクイナの死骸=10日(環境省やんばる野生生物保護センター提供)

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 環境省やんばる野生生物保護センターは12日、沖縄県国頭村の県道で国の天然記念物ヤンバルクイナ1羽の死骸が10日に見つかったと発表した。頭の骨が折れており、交通事故死とみられる。10日から愛鳥週間が始まったばかりだった。

 同センターによると、交通事故死とみられるヤンバルクイナの死骸が見つかったのは今年3件目。

 現場は見通しの良い直線道路。10日正午ごろ、車で通り掛かった男性が路上で発見、通報した。新しい血痕や羽毛が残っており、死んで間もなかったとみられる。

 同センターは「注意を呼び掛ける看板がある道路では、減速してほしい」と呼び掛けている。

 ヤンバルクイナは沖縄本島北部のみに生息。生息数は1000羽弱と推測され、絶滅危惧☆A(ごく近い将来に絶滅の危険性が極めて高い)に分類される。昨年は交通事故死とみられる21羽の死骸が確認された。

(注)☆はローマ数字の1

(共同)
 

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