17
「んあっ、あ、ああ、あぁぁ……」
制服を着たままX字に拘束された私のアソコに、“ご主人様”が後ろからアレを擦りつけてくれた。
それはビックリするくらいに熱くって。けれどもそれには、もっともっと触れていたくって。もっともっと、身体の奥にまで欲しくって。
なのにご主人様は、アソコにゆっくりと擦り付けてくるだけで。
スカートは捲り上げられたままなので、私の前にある鏡に、その様子はバッチリ映し出されている。
すごく大きくなったアレが、私の股間から飛び出すように出てきて、そしてまた引っ込んでいく。そしてまた、ゆっくりと顔を覗かせてくる。
それはもう、ひたすら卑猥な光景だ。
それに、ソコを擦られるのは擦られるので、とても気持ちがいい。ゾゾって震えが来て、腰が溶けそうになる。
だけど、だけど!
「お、お願いですっ……ちゃんと、奥まで入れてください……」
言いながら、自分でもダメだと分かった。これじゃ、聞き入れてもらえない。
けれども、それが分かっていても、最初からその言葉を口にする何て言うのは、さすがにできなかった。
そうしたら。
「奥まで、ねえ?」
ご主人様が意味ありげに笑う。その間も、アレは私の股間を擦りつづける。気持ちいいけれども、喘ぐには全然足りない快感が、いたずらに私の中へ注がれてくる。
溢れ返った愛液が、ヌチャヌチャといやらしい音を立てている。
欲しいものはスグそこにあるのに、なのに全然手が届かない。もどかしさだけが募らされていく。
身体はどんどん熱くなっていって、でもある一点は絶対に越えてくれなくて。私にはそれが、泣きたいくらいに切なかった。
「お願い、ですっ……オマ○コに、入れてくださいっ。ご主人様のオチ○チン、オマ○コの奥までくださいぃっ」
結局私は、命じられもしないうちから、その言葉を使っておねだりをしてしまっていた。普通なら決して口にするはずのない恥ずかしい言葉。
それが私の口から溢れ、自分の耳にも届く。その内容のはしたなさに、我ながら情けなさ過ぎて胸が苦しい。
それなのに、今の私にはその後悔さえも、むしろ性感を煽るスパイスのようなもので。
「お願いです、ご主人様……オマ○コ、犯してください」
私はその単語を何度も繰り返した。鎖を鳴らし、革手錠をきしませながら、私は肩越しにご主人様を振り仰いだ。
そうして堪らず、涙を零した。
ご主人様が、笑っていたから。
すごく、面白そうに。これから何をしてやろうかって、考えるだけで楽しくて仕方がないといったように。
その笑顔が、いけない。
何をされるか分からなくて、ただひたすらに恥ずかしいことをされるに違いないというのだけは分かって、それが怖くて堪らない。
それなのに、そんな目で見てもらえるのが嬉しい。
ご主人様にいじめてもらえる。
それは恥ずかしくて、辛くて、泣き叫んで許しを乞う羽目になるのが分かっているのに、嬉しくて堪らない。自分のすべては、もうご主人様に委ねるしかないのだと思うと、怖いはずなのに、不思議と安心できた。
それを改めて悟りなおした私の口から、さっきの恥ずかしいおねだりとは違う言葉が、自然と零れていた。
「もっと……もっと私を、オモチャにしてください……」
自分の言葉が、信じられなかった。
でも、それは考えるまでもなく当然のことなんだと、ちゃんと理解していた。私は、ただ気持ち良くなりたいんじゃなくて、黒川に……ご主人様にいじめてもらいたい、奴隷にしてもらいたいんだって。SEXは、そりゃあ気持ちのいいことで、今も犯して欲しくて堪らないんだけれども。
でも、犯されるだけじゃダメなんだ。だって、私は奴隷なんだから。ご主人様の望むように犯されないと。それを、自分の快感として受け取らないと。
そうしたら、ご主人様は小さく声に出して笑って。
その楽しそうな声を聞いただけで、本当に腰が抜けそうになっていた。
よろめいた私を、ご主人様が抱きかかえてくれる。それだけで、搾り出されるみたいにどんどん愛液が溢れていく。
「オモチャにしてください、か。なるほどなぁ?」
耳元で、笑うように言われる。その声は耳から脳に染み渡って、私をますますフニャフニャにしてしまう。
声を聞くだけで濡れ出すなんて……ありえない。
「それじゃあ、もう入れなくてもいいんだな? このまま愛撫だけをずっと続けて、焦れったさに泣き出すオマエを見るってのでも、かまわないよな?」
「んあっ! あ、あ、ああああ……」
ズリュッと、私のアソコが擦られる。前に突き出たご主人様のアレが、亀頭のエラで私を強く擦りながら後ろへ戻っていく。
もどかしさに、肌の下で何かが沸き立っていく。
入れて欲しい、突っ込んで欲しい、かき回して欲しい。
こんな触るだけじゃなしに、この熱くて硬いので、私の奥を思い切り突き上げて欲しい。
けれど、けれど……!
「どうなんだ?」
「ひうぅっ! あ、ああ、欲しい、入れて欲しい、です、けどぉっ!」
「ん? けど何だ?」
「け、けど、だけどっ……ご主人様の命令、ならっ……が、我慢しますっ……!」
言い終えると、グッと歯を食い締めた。身体が反り返り、ノドまで引きつっていく。だって本当に、ムズ痒い快感が耐えられないほどになってきたから。
ご主人様は私の顔を覗きながら、ゆっくりと腰を振って私のアソコを擦り続ける。ヌチャヌチャという音はさっきよりもまた大きくなっていて、お腹の奥も熱くて立っているのが辛くなる。
「きゃふぅぅっ! ふあ、あ、いや、んはああああ!」
必死に我慢していたのに、いきなり乳房を力強く揉まれて……乳首を痛いくらいに抓り上げられて。
私は堪らず悲鳴を、快感の叫びを上げてしまっていた。軽くイってしまった私のアソコから、プシュッと音でもするみたいな勢いで愛液が吹き零れていた。
「ぐ、ぐぅぅ、うぁ、ああああああああっ!」
硬くしこった乳首を、さらに強く磨り潰される。痛いのに、どうしようもなく気持ちがいい。頭の中で白い閃光がシパッと瞬いて――。
私は解放されてしまった。乳首からもアソコからも、ご主人様は離れてしまっていた。
「は、はぁぁ、あ、あぁぁぁ……」
抓られていた乳首が、ジンジンと熱く疼く。もっといっぱい強くして欲しいのに、もう触れてもらえなくて、その焦れったさに乳房が張っていくみたいだ。
乳首だけじゃなくて、全身が鼓動に合わせて疼いている。身体が熱くて堪らない。額を汗が流れても、拘束された私は拭うことさえできない。それがまた、もどかしさを煽っていく。
身体が今にも暴れ出してしまいそうになるのを、私は必死に抑え込もうと努力した。腕を捩り、腰を引いて太ももを擦り合わせ、疼く身体を懸命に宥める。
すると、ご主人様の両手が、私の髪の中に差し込まれてきた。スーっと髪を撫でられると、狂おしい焦燥が不思議と治まるような感じがあった。
「犯して欲しいか?」
「……はい、犯して欲しい、です……」
「なら、もう一度おねだりしてみな」
私は、どうにか縮まっていた身体を伸ばすと、ご主人様を振り仰いだ。
「私の、身体で……オマ○コで、ご奉仕、させて……ください」
ご主人様が、軽く目を見張った。それが、ゆっくりと笑みに変わっていく。満足げで、でもその裏に残忍さを秘めているような、少し怖くて、でも……。
「マ○コで奉仕か。言うようになったなぁ」
「はい……どうか、私で、気持ち良くなってください」
「そうだな。そこまで言うなら、犯してやるか」
ご主人様の手が、私の腰を押さえる。それだけで、期待に胸が苦しくなっていく。
私は両足を広げて踏ん張ると、背中を反らせて、ご主人様の方へお尻を突き出した。
「けど、マ○コじゃなしに、こっちで頼むな」
「え……あ、んあっ……そ、そっちは……!」
お尻の穴が、ご主人様の手で剥き出しにされてしまった。両側からお尻の肉を引っ張られて、強引に口を開けさせられる。そこに、ご主人様の熱いモノが押し当てられてきた。
私の身体は反射的に緊張して、穴を閉じてしまっていた。けれどもご主人様はおかまいなしに、アレを突き入れようとしてくる。
「どうした? こっちも好きだろう?」
「あ、あああ……は、はい。お尻……お尻、犯してくださいっ……」
私は手首を返して、手繰り寄せた鎖を強く握り締めた。腕の力で身体を支えつつ、下半身の、お尻の力を抜いていく。
「うあ、あ、あああああ」
お尻の穴が、ググッと広がっていくのが分かった。ご主人様のチ○ポが、私のお尻に潜り込もうとしてくる。その光景が、頭の中にまざまざと描かれる。
私は大きく口を開けて息を吐き、その太いモノを呑み込もうとした。
「あぐぅっ! ん、かふ、ふ、ふああ、あ、あああ」
裂けるかと思うくらい、グワッとお尻が広がった。
瞬間、そこに感じていた熱が一気に膨れ上がった。
広がった穴が、元に戻らない。戻ろうとすると、阻まれる。私のお尻に、ご主人様のチ○ポがはまっていた。
入口をこじ開けた熱い塊は、そのまま一気にズルズルっと私の奥まで突き進んできた。
「んはうっ、うあ、あああああああ!」
擦られるお尻が、突き入れられたお腹が、燃え出しそうになる。必死に叫んだ口から、火が出るのではないかと思うくらいに。
もう、力を緩めるなんて配慮はできない。私はただただ悶えながら、身体を捩っていた。腕が、脚がしなり、踵が浮き上がる。
そんな私の身体を、ご主人様は背後から抱き締め、前のめりになっていた身体を直立させる。挿入角度が変わって、ゴリッとお腹の中が擦られた。
「ひううっ! あ、あ、あ、ああっ」
あまりの快感に、目に涙が滲んでくる。お腹の中に、ご主人様がいるのが強く感じられる。多分、お腹の上から手で触ったら感じられはずだ。
「さすがにキツイなぁ。それに、スゴク熱いぞ」
「は、はいっ……私も、熱いですぅっ……!」
お腹の方から熱い塊が爆発するみたいに広がっていって、今ではもう全身が燃えるように熱い。
中でもひときわ熱いのは、やっぱりお尻で。
その熱い熱い私のお尻を、ご主人様が犯し始めた。
「きゃふうううっ! ふあ、あ、あああああああああ!」
壊れて、しまいそうだった。
ご主人様はいつになく荒々しく私を犯してくれた。
お尻の穴が擦られ、チ○ポが内臓を突き上げる。その熱と圧迫感に喘いだ瞬間には、チ○ポは内臓ごと引きずり出すみたいに、ズルズルっと引き抜かれていく。あまりの開放感に腰が抜け落ちそうになると、すぐまたお腹の奥にまで突き入れられる。
容赦のない、激しいアナルセックス。
乱暴に扱かれるお尻の穴は、熱くて痛くて、なのにそこはとても気持ち良くて、わけが分からなくなっていく。
お尻から湧き上がってくる快感に、逆らえない。
「んああ、ああ、あ、あひいいい! ご主、ご主人様ぁぁぁぁっ!」
「どうした? そんなに気持ちいいのか?」
「ふあああ、ああ、はい、はいっ! いいです、お尻、気持ちいいですっ」
「お尻? 誰がそんな、上品に言えって言った?」
「きひいいぃぃぃっ!」
お尻の肉を、思い切り叩かれた。バシーンっと大きな音がして、全身に衝撃が走る。
硬直した私を、しかしご主人様は休まず犯し続けてくる。痛みに収縮したお尻の穴を、情け容赦なく抉ってくる。
「ひはあっ! あああ、うぐ、ん、ぐぅぅぅぅっ!」
「ホラどうした? 今、どこを犯されてるんだ?」
「あはっ、は、はああああっ……あ、ああ、ケ、ケツっ……ケツの、穴、ですぅっ!」
「そうだ、ケツの穴だな。そのケツの穴が、どうなんだ?」
「はい、はいっ……! ケツの穴を、犯されるのっ……気持ちいいですぅぅぅ!」
学校の制服を着たまま、お尻を犯されながら卑猥な言葉を絶叫する。それも、手足を拘束された状態で。
正面には、そんな自分の姿が映し出されていて。
アナルセックスに酔い、涎さえ垂らす私は、淫乱と呼ぶしかない、そんな姿をしていた。
「ご主人様ぁっ……もっと、もっとケツの穴、犯してくださいぃぃっ……! 私のイヤらしいケツの穴、ご主人様のチ○ポで、もっと抉ってぇぇっ!」
堰を切ったように、次々と下品な言葉が私の口をついて出る。普段なら決して口にすることのない言葉で、私はご主人様にすがりつく。
自分から腰を後ろに突き出して、ケツ穴を引き窄め、尻を左右に振る。少しでも強くご主人様を感じるために。ご主人様に、少しでも気持ち良くなっていただくために。
「その調子だ。ホラ、もっと締めてみろよっ」
「はああああっ……はい、はいっ、いぃぃぃぃっ!」
命令どおり、懸命に尻穴を引き締める。そうするとご主人様は、それを無理やりこじ開けるようにして、チ○ポを激しく出し入れする。
お尻から、ズリュッニュヂュッと、聞くに堪えない音が響いてくる。[腸液]という単語が頭に浮かんだ。
犯されているのはお尻なのに、私はやはり嬉しそうに、イヤらしい汁を垂れ流している。
「ふあああ、あ、あ、あああああ!」
熱く硬いチ○ポで擦り上げられ、お尻が、ケツの穴がグズグズに溶け出していく。一突きごとに、電気ではなく炎が私の身体を駆け巡り、その熱に、頭の中まで焼き尽くされていく。
「きゃふ……ふあ、あ、あ、あひいいいいいっ……! やはあああっ……ご主人様っ、ダメ、ダメぇっ……んあ、ああああ、もう私、ダメぇ……んあああああああ!」
お腹の中で、急速に熱の塊が膨らんでいく。お尻を犯され続けている私に、それを抑え込む術はない。
「何だ? もうイキそうなのか?」
「はい、はいっ……イク、イキますっ……あ、んぁっ、ああああ、お尻で、ケツでイキますぅぅぅっ……!」
「まだだっ!」
「……ひぅっ、う、うく、はぐぅっ!」
絶頂に向かって、私の中で被虐の快感がひときわ大きくなる。全身が汗まみれになるほど、激しくお尻を犯されている。お尻の穴を内側から捲り返されるたびに、どんどんどんどん、怖いくらいに快感が膨らんでいく。
けれども、ご主人様はそれを良しとしない。
私はとっさに息を呑み、それから必死に歯を食い縛って絶頂を押し戻そうとした。
それなのに。
それなのに。
「やっ、やだああああ! あうっ、はうっ、はひぃっ……ダメっ、ダメダメぇぇぇっ、許して、ご主人様ああああああ!」
イクなと命じておきながら、ご主人様はいよいよ激しく私を犯す。ご主人様のチ○ポが、私のケツの穴を突き崩すように何度も何度も叩き込まれてくる。ご主人様と私の身体がぶつかり合い、肉の弾ける音が鳴る。
イカないように、必死に我慢、して、いる、のにっ!
お尻を擦られ、お腹の中を文字通り中から突き上げられて。
「ふぐうううっ、うん、んっ、んぐぅぅぅっ!」
それでも必死に頑張って。歯を食い縛り、鎖を握り締め、全身の筋肉に力を入れて、溢れ返ろうとする快感を押し戻そうとした。
けれ、ども。
「んああああああああああああああああああ!!」
快感が溢れ出さないよう、思い切り引き窄めたお尻を、ズボッと犯されて。
荒々しいピストンで腫れてしまったケツの穴を、それでも容赦なく抉られて。
「あ、あ、あ、ああああっ、ダメ、イク、イキますっ……ごめんなさい、ご主人様、私、お尻でっ……ケツで、ケツでイキますうううううううううっ…………!」
痛みは熱に換わり、熱は快感となって私に襲いかかってきた。
ガクガクと震えた身体が、無意識のうちにピンと突っ張った。
瞬間、頭の中で白い光が弾けて、と思ったら、床が抜けたみたいにフッと真っ暗な穴の中に落ちていって。
覚えているのは、そこまでだった。
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