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2008年05月13日(火)

黄金アマゴの養殖順調特産品へ
水産業の秋山さん、ホテルにも出荷

特産品化を目指して養殖している黄金アマゴ=増穂町平林
 
 増穂町平林で水産養殖業の秋山冨一さん(56)=南アルプス市秋山=が9年前から取り組んでいる、黄金色の体をした「黄金アマゴ」の養殖が軌道に乗り始めた。現在、身延町のホテルなどに食材として提供していて、客からも「身が軟らかくておいしい」と好評だという。2年に1度だった採卵も毎年できるようになり商品化にも成功、山梨の新たな特産品として定着させたい考えだ。
 黄金アマゴは黄金色の魚体にオレンジ色の斑点があるのが特徴で、地元では黄金ヤマメとも呼ばれる。県水産技術センターによると、突然変異により黒い色素が抜け落ちているため、普通のアマゴとは体色が異なる。
 秋山さんは9年前、同センターから約50匹を譲り受けた。「武田家が作ったという甲州金にちなんで、黄金アマゴを山梨の特産品として定着させよう」と、増穂町内の忍沢養殖場で個体数を徐々に増やしてきた。
 秋山さんによると、黄金アマゴは突然変異の影響で2年に1度しか採卵できず、養殖開始当初は毎年出荷ができなかった。しかし水温や光量といった養殖環境を工夫するなどして、4年ほど前から毎年の採卵と安定した出荷が可能になった。現在は1万匹ほどになったという。
 黄金アマゴを食材に、釜飯や塩焼きを宿泊客に提供している下部ホテルの杉山一芳料理部長は「珍しさから注文するお客さんも多く、好評を得ている」と話す。今後もメニューのレパートリーを広げていく考えだという。
 秋山さんは「黄金アマゴの取扱店を増やし、この地域でしか味わえないブランドに育てていきたい」と話している。



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