こんにちは、”Buddy”です!

こんにちは、Buddy(センターに収容されている犬猫を譲渡する団体)です。
わたしは2007年2月から「千葉WAN」という犬猫保護団体で一時預かりのボランティアの一員として保護活動をしてきました。そして個人的には2007年12月に東京都動物愛護相談センターの譲渡団体となりました(団体といっても当面は個人活動、つまり一人きりでの活動となります)。ここは、東京都動物愛護相談センターの(個人)保護活動の方のサイトです。

わたしは今、1匹の犬と2匹の猫、そして4匹のフェレットを飼っています。犬は2006年11月に「千葉WAN」から譲渡して頂きました。そうです、わたし自身が元々は新しい飼い主(犬の里親)なのです。猫は知人らから6匹の猫の保護を委託されたときに、その中からわたしと気の合う2匹をウチの飼い猫として迎えました。フェレットは、まだわたしが譲渡団体というものを知らず、「ペットはペットショップからしか迎えられないものだ」と思っていた時に3匹をショップから迎え、1匹はその後保護したものです。

わたしが保護活動に至るまでの経緯を少しお話したいと思います。
わたしは子供のときから「ムツゴロウ」さんに憧れてきました。ムツゴロウ動物王国はわたしにとっての桃源郷でした。「あぁ、わたしもあんなふうに犬猫にまみれて暮らしたい!」と思っていました。しかし転勤が多く社宅暮らしの銀行員の娘として育ったわたしは猫1匹飼うことすらできず、家ではただただカエルやらサンショウウオやらセキセイインコやらを飼い、また外では近所の飼い犬や野犬(20年くらい前にはまだ都市部にも野犬がいました)を手なずけて遊ぶという生活を送っていました。大学に入って親元から独立してからもずっとアパート暮らしで、近所の猫を可愛がる程度の生活を送っていました。
今は持ち家を得て(犬を飼うために家を買ったようなものです)、わたしはようやく犬と猫を飼うことができるようになったのです。
しかし、東京の片隅に(よく言えばささやかな、端的に言って狭い)家を得たからと言ってムツゴロウ王国のようにたくさんの犬猫を飼えるはずもありません(すぐに苦情が来ちゃいますよね)。そこでわたしは考えました。残りの人生でより多くの犬猫と共に生活するにはどうすれば良いか?と。そしてそれを実現する手段として「保護活動しかない」という結論に至ったのです。
これが保護活動を始めた理由です。
正義感や使命感などは保護活動の第一の理由ではありません。もしかしたら、趣味のようなものかもしれません。わたしは犬や猫、動物が好きです。わたしがこういった保護活動をして、いくつかの命を救い、新しい飼い主さんから「こんな可愛い子をありがとう!」と言って頂けるのであれば、「うん。結構楽しいな」と思うのです。それが結果として社会貢献に繋がるならば、それはそれで良いのではないかと思っています。

保護活動は決して楽しいことばかりではありません。犬に本気で咬まれて血や肉が出てしまったこともありますし、糞尿が顔にかかって惨めな思いをした事もあります。両手の甲に無数にある猫の深い引っかき傷はおそらくずっと消えないでしょう。保護活動中の人間同士のトラブルもあります。しかし、それでもきっとわたしが死ぬときには「あぁ、保護活動をやっていたな。あれはよかったな」と穏やかに思えるのではないかと期待しています。道中は色々な事がありますが、すべては終わりよければ、です。

とにかく、犬や猫を助けて助けて助けまくる、新しい飼い主さんとの赤い糸を繋いで繋いで繋ぎまくる、それを目標にしばらくは一人で活動をしていきたいと思っています。そしてある程度の実績を積み、この保護活動が軌道に乗った暁には保護仲間を募り(こんなわたしに賛同してくれる方はいるのかな・・・?)、力を合わせて活動の幅をより広げることができたなら、こんなに素敵なことはないと思います。その日が来るまで、あるかないか分からないくらいの微力ではありますが、ジリジリと頑張っていきたいと思います。


Copyright (C) 2008 buddy All Rights Reserved.