京都府舞鶴市の高校1年、小杉美穂さん(15)殺害事件で、遺体発見現場の西約1.5キロの防犯カメラにも、徒歩の2人連れが7日未明に映っていることが府警舞鶴署捜査本部の調べで分かった。1人は小杉さん、もう1人は男と見られ、男は自転車を押していたという。また、現場周辺で複数の住民が女性の悲鳴などを聞いていることも分かった。
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調べでは、小杉さんは7日午前1時前、自宅西約1.5キロの薬局付近で「1人で散歩している」と女友達に電話。その後、北へ延びる府道沿いに設置された自衛隊施設の防犯カメラに2人連れが映っていたことが既に判明している。
新たに確認されたカメラは自衛隊施設の北約1.5キロで、府道から現場へ東進する交差点近くに設置されている。服装などから1人は小杉さんとみられる。
一方、小杉さんは朝来(あせく)川沿いの遺体発見現場付近で最初の暴行を受けたとみられるが、7日未明に複数の付近住民が、女性の悲鳴や車が急発進する音などを聞いていた。
午前0時過ぎに就寝した住民は「キャッ」というような短く甲高い女性の悲鳴を数回聞き、目覚めた。再びうとうとしかけたころ、車が急発進するような音が聞こえた。別の部屋にいた家族も悲鳴に気付いたという。
別の夫婦は午前2時ごろ、若い女性の声で目を覚ました。声は約5分間続き、「あっち……」「こっち……」の2語がはっきり聞こえた。激しい口調だったという。
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