四川省は世界自然遺産に指定された「九寨溝(きゅうさいこう)」やパンダが観光の目玉で日本人観光客にも人気がある。旅行業各社は現地の被害状況などの情報収集に追われた。
「エイチ・アイ・エス」は23日まで成都周辺へのツアー中止を決定。予約客と連絡を取り、行き先変更や返金の相談を始めた。
成都へ向かう予定だったツアー参加者2人が重慶に滞在している「近畿日本ツーリスト」は午前11時半現在、「2人は帰国の方向で調整中」と話す。「JTB」は今月中、四川省へのツアーを実施しないことを決めた。
約1200社が加盟する業界団体「日本旅行業協会」には、日本人観光客に死傷者がいるとの情報はないという。
毎日新聞 2008年5月13日 11時38分(最終更新 5月13日 12時14分)